表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/18

小説を書くということ


 人間とは存在そのものが一つの世界だと私は思っています。


 人の数だけ異なる世界がある。


 そしてそれらは決して同化することはない。だって、そんなことをしたら、世界が崩壊してしまうから。


 まわりと違うということが個を生み出す境界線となる。


 だからね、人間は本質的に孤高の存在なのです。



 小説を書くこと、それはもっと自分のことが知りたい。もっと自分を構成する世界のことを知りたい、愛したいという欲求、あるいは衝動だと思います。


 それは絵であったり、音楽であったり、私にとっては、たまたま小説という形だったというだけの話。


 音楽のことはわからないけれど、今後は絵も描いていきたいなあ、なんて思うのです。

 


 読んで欲しい、評価が欲しいという欲求も、すべてはもっと私を見て。どんなものが見えるか教えてよ。という自分自身への本質的な好奇心。



 だって、自分の背中は見えないし、自分で自分は抱きしめられないもの。



 地球に暮らす人々は、自分たちが暮らす惑星がどんなふうに見えているのかわからない。


 私は地球で、読者はほかの惑星。


 自分で自分の姿は見られない。



 だから私は思うのです。


 もっと上手く、もっと的確に、悩む書き手のみなさまに伝えたいのです。



 一生懸命着飾ってどうするの? それって意味あるのかな? 


 知ってもらいたい、自分のことを知りたいのなら、ありのままを書けばいい。



 心配しないで。貴方の書いた小説は、ちゃんと世界を映してる。


 言葉の選択、行間、タイミング。すべてから貴方の世界を感じる。



 伝わらないかもしれない? 嫌われるかもしれない?


 

 私は全ての星が愛おしい。色も違うし大きさや明るさだってみんなそれぞれ。


 貴方は好きなもの以外は要らない人ですか? 赤い花以外は滅びれば良いと願う人ですか?


 

 飾ろうとすれば伝わりにくくなる。分厚い化粧の下の素顔を、どうして他人が知ることができようか。


 難しい言葉は必要ない。普段自分が使う言葉を使えば良い。思い付いた単語を使えば良い。


 借りた言葉では伝わらない。意味は伝わるかもしれないが。



 一回だけでは伝わらない。だったら何百回でも書けばいい。伝わるまで書けばいい。


 偽らないで。飾らないで。


 難しい?


 そうかな? 


 自分を偽り、飾りつける方が私には余程難しく辛いことだと思えるのです。



 最初は難しく感じても、だんだん楽しくなってくる。書きたいことがあふれてくる。


 だって、貴方は世界そのもの。


 その気になれば、書くネタは、星の数ほどあるのですよ。


 貴方にとって平凡で何の魅力もないモノこそが、貴方の本質の部分なのだと気付くはず。それこそが書くべきことだとわかるはずなのです。


 

 最後に一つアドバイス。


 あくまで書きたいことを書くのです。


 書くことで自分が傷つき、苦しむのなら、それは書きたいことじゃあない。


 自分が傷つくものは、読み手も傷つきます。


 自分が癒されるのなら、読み手も癒されます。


 

 時間も命も有限なのです。明日書けなくなる日が来るかもしれないのです。


 皆さま、書きたいと思った時が書くときなのです。



 さあ、次は貴方の番ですよ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i566029
(作/秋の桜子さま)
― 新着の感想 ―
[良い点] 書きたいこと書くのが一番ですね!!!
[良い点] とても共感できますねぇ(*´∀`)♪ 良い言葉をどうもありがとうございました!o(^o^)o [一言] 自分は父親を20代でなくしてますからね。←ガンでした。悪性で、見つかったときは手遅…
[良い点] 今ならなんだか書ける気がする! というテンションをもらえるストレートで力のある文が好き!いや〜もう聖属性に嫉妬しちゃいそうー!笑 やっぱりねこさんのエッセイ好きだなって思いました! あぁ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ