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ひだまりのねこの創作ノート ~日々こんなことを考えながら書いているのです~  作者: ひだまりのねこ


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19/20

AI生成小説がランキング一位を獲ったらしいですね


 あちこちから話が聞こえてきたので、思ったことを少しだけ。


 2025年10月27日、AI生成小説『AI小説編集者として勝ち組人生満喫します!』という作品がカクヨム日間ランキング1位を獲得したそうです。


 作者は、1日で38作品・117話・約29万字を投稿するという、まさに“爆撃投稿を実行したそうですが――――


 まあ……当然界隈は炎上気味でしょうね。作者は作品にAI生成小説であることを明記していなかったみたいですし(後から追加された模様)


 人間には到底不可能な数の暴力でランキングと露出の機会を奪われた人たちが憤るのも無理はありません。とはいえ、私だってカクヨムにアカウントを作って、過去作を一気に投稿すればこの何倍もの数を投稿出来ますけどね、やりませんけど(笑)


 ランキング一位に関しては物珍しさで注目が集まった側面もあったかもしれませんが、ポイントが入ったのは事実。タイトルも普通に興味が惹かれますし、時流に乗ったテーマでもあって、ランキング一位が相応しいかどうかはわかりませんが、作者の選択のセンスを含めて一定のクオリティはあったのだと思います。何人か読んだという方の話では普通に読めたそうなので。


 今後はこういったAI生成小説が当たり前の時代になるでしょうね。問題はAI生成小説ではなく、機会を奪いランキングを歪める行為です。対策が追いついていない隙を狙ってこういう行為をするには正直品が無いなとは思いますが、これを機会にしっかりと対策がされれば良いなと。


 たとえば一日に投稿可能な数を制限するであるとか、AI生成小説とランキングを分ける(AI生成小説であることは明記を義務付ける)などの対策である程度は緩和出来るかもしれません。


 もちろんAI生成小説は収益が発生するプログラムには参加できないようにしたほうが良いでしょうね。


 問題は、どうやって人間とAIを判別するか、ですよね。


 WEB投稿なら本人が書いているかどうかなんてわかりませんし。


 今のスピード感だと、数年後には人気AI作家が誕生していてもおかしくない。


 結局は求められているものを的確に把握して形に出来るかが勝負なわけで(商業的には)


 低コスト、短時間、しかも量を用意出来て、人間が最終チェックすれば修正も簡単だしありえない矛盾も回避可能。


 AI絵師にもいますけれど、どんな分野でも才能を発揮する人っているんですよね。

 

 だからAI小説家として開花する人も出て来るでしょう。



 私たちのようにWEB小説を楽しんでいる人間にとっても危機だと思いますが、出版社も頭が痛いでしょうね……。AIが生成した作品をAI編集者やAI校正がするとか笑えないブラックジョークの世界が待っているのかもしれません……ガクガクブルブル。


 ですが、忘れてはいけないのは、AIはあくまでも学習の集積体、より人間に近づくことは出来ても、完成度が高くなればなるほど無個性になる可能性が高い。突き抜けた個性を持ったタレントはこれからも生き残れるのではないかと思います(AIも同じですが)


 結局、いつの時代も輝くのは一握りの上澄みだけなんですね。


 中国ではすでに自由投稿型から企業管理型投稿へ移行しているそうです。素人が自由に投稿してプロになるというルートはかなり限定的になって、持ち込みやコネが重要に……。これって昔に戻った感じなんでしょうか?


 AIによって翻訳の精度が向上し、海外市場が拡大していることを考えると、AIによるメリットもあるとは思いますが、世界中の人間が競争相手とか、すごい時代だなあと。


 私は今のWEB小説世界が好きなので、このままずっと楽しめたら良いなあと思っています。


 投稿サイトの運営さまも難しいかじ取りを迫られるでしょうけれど、この文化がいつまでも守られることを願ってやみません。



 そのうち、本物の作家であることを証明するために、小説書いたり投稿するのにも資格が必要な時代がくるのかも? そんな時代……嫌だなあ(笑)

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(作/秋の桜子さま)
― 新着の感想 ―
件の方はノイズにならないようにAIの文に手は加えないらしいと見て、マジか〜じゃあなにしてるんだ?ってなりましたね。 しかも作業には10時間かけてるとかなんとか? まぁそれでも、人間より早いから大変。 …
アルファポリス様でもAI小説が奨励賞とったとさっきXで話題になってて、本当だったらとんでもないなと慄いています。 生成スピードが段違いで、書くスピードは到底太刀打ち出来ない…。 出版社合同の声明が出て…
「AI使って29こ?少ないにゃ~?」って思いました。 ひだまりさんもですか?(こら
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