絵も小説も上手くなりたいですよね
デジタルでイラストを描き始めてから、8カ月が経ちました。
とはいえ、その前にアナログ絵を描いていたわけではないので、イコールお絵描き歴になりますが。
描き始めてから1カ月の頃に書いたエッセイで、とにかく完成させること、第三者に絵を見てもらうことが大事だと書きましたが、それは今でも変わらず続けています。
小説と絵は似ているとも書きましたが、一つだけ違うのは、絵は一瞬で情報が伝わるところ。
他者だけではなく、自分自身にも。
ダイレクトに伝わるから誤魔化しようが無い。そこが一番残酷なところ。
逆に言えば、上達もわかりやすいのかもしれないけれど、毎日見ているから、自分ではわからなくなってくる。描けば描くほど下手になっているような悪循環に苦しむようになることもある。
だから、見てもらうことが大事。
上手く描けた絵だけを見て欲しい気持ちはわかるけれど、そのやり方だと、きっとどこかで描けなくなる。
自分を過大評価してはいけない。だからといって卑下する必要もない。
今の自分の実力が、そのまま絵になっているだけ。
描いたら全部見せて反応をもらえたら、また描いてみる。そしたらまた見せる。
好きな絵を描くのもアリだとは思うけれど、それだと世界が広がらない。
だからリクエストを受けて描く。
それが私にとっての上達への道だと信じている。
さて、堅い前置きはここまでにして、やっぱり絵も小説も上手くなりたいですよね~。
思うがままに脳内の光景を形に具現化できたらどんなに素晴らしいか……。
一方で世の中には、様々なノウハウが溢れています。
3か月で~、なんていうのはまだ良心的な方で、中には1週間で~とか、三日で~、なんていうものまであったりしますよね。
小説に関しても、様々な理論や方法論がありますけれど、絵に関しても同じです。
絵は科学だ!! 絵は数式で出来ている!! 医学的知識が~、解剖学が~、デッサンが~、パースが~!!
はい、これに真面目に向き合ったら絵が嫌いになります。
いや、わかるんですよ、その重要性は。
でも、私、理屈から入るのが苦手なんですよね……。
そもそも線が描けない。
モノを捉えるとき、ふわっとしたイメージで捉えるので、そこに線は存在しない。
パースを理解しようと、何度も説明を読もうとするんですが、毎回同じ所で寝てしまう。目が滑る、脳が理解するのを拒否してくるのです。
きっとまだその時じゃあないのだと思っています。
その時自分が立っているステージで、必要なもの、受け止められるもの、理解できるモノが変わってくる。
だから、焦る必要はない。そう思っているんですよね。
そもそも、感覚派は、言葉で説明されてもわからないのですよ。
もっと、ばああーん、とか、このへんをぐぐっととか、擬音で説明してくれた方がまだわかりやすいんですけどね……。
どこかに『擬音で学ぶ小説方法論』とか『感覚で掴もう絵画理論』とかないものか……。
まあ、あったとしても読まないんですけどね。
私、感覚で掴んだことしか吸収出来ないタイプなので……。
皆さまも、自分に合ったやり方を見つけて楽しい創作ライフを~。




