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馴染みの剣鬼  作者: スタミナ0
後日談、その五
636/1102

記録『剣聖・剣聖姫の弟子(一部)』



・アマルレア(剣聖姫・一番弟子)


 ヒューグサス侯爵家令嬢が出奔したときに生んだ一人娘。過去の縁によりタガネに拾われ、剣士を志したところ不本意ながらマリアへの弟子入りを果たす。

 騎士学校にて礼節を学びつつ、己の信念となる『剣の形』に悩んだ。自身で貪欲に答えを模索し、騎士学校や以降の人生でもその向上心と周囲に与える影響力に『灯火の騎士』の二つ名で呼ばれる。

 短槍と短剣を同時並行で操る我流戦法。




 × × ×




・ライアス(剣聖・一番弟子)


 重税に苦しむ家族を救うために騎士に志願し、レギューム騎士学校へ入学する。その際に強さを求めて『剣聖の亡霊』の噂を頼りに凍岳部へ足を運んだ折にディーンオーズの魔宮の一件に関与することになり、その果に剣聖の弟子となる。

 後にライアス流と呼ばれる奇襲性の高い剣術と、魔導剣を駆使した戦法で高い戦闘力を発揮した。




 × × ×




・ミラ(剣聖・一番弟子)


 星狩りの現場付近でタガネの活躍を直に目の当たりにしており、その経験から強い憧憬を抱いてレギューム騎士学校に入学する。ライアスと同じ経緯で剣聖と出会い、彼は不本意ながらもライアスともども弟子として受け入れられる。

 ミラ流として命名した剣の投擲や打撃を主流とした剣術で対人戦において生涯無類の強さを誇った。



 × × ×



・アヤメ(剣聖姫・二番弟子)


 剣聖姫の娘そのひと。生前の剣聖ほどではなくともエヴァレスの魔力を有し、剣才にも恵まれた。得意とする戦術に似通った点もあったことで、主に母からの訓練を受けた。

 後に入手する魔導剣と防御と反撃を主体としたエヴァレイリー剣術を編み出して、その戦闘では好敵手を除いて無敗の戦績を作る。



 × × ×


・マヤ(剣聖・二番弟子)


 剣奴同然だった孤児のとき、とある街でタガネによってアヤメの従者を目的とし剣爵領地へと連れられる。その道中の出来事もあって彼に憧れ、その剣術を学ぶべく猛進した。

 鬼仔の高い身体能力や異能力に加え、剣聖を模した二本の剣による絶え間ない連撃によって敵を制圧するエヴァレス剣術を考案し、これによって数々の難敵を討ち果たした。





ここまでお付き合い頂き、誠に有り難うございます。


記録、というよりは休題のようなものです。

一部、と言うとおり、まだ弟子はいます。これからその物語についても書いていくかもしれません。二人の弟子の中で最強とされるのはアヤメとマヤですが、彼らに並べるほどの弟子も一人います。優先して書くのはそちらになるでしょうか。。

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[一言] ミラ流、強っ。
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