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馴染みの剣鬼  作者: スタミナ0
幕間
461/1102

休題「継承される秘宝」




『トルカの骨杖(魔杖)』



 使い手:ティアーノ・フルゼスト


・概要


 素材が『トルカの骨』の短杖。

 闇の魔法使いが世に放った分身である。

 フルゼストに伝わる鍵。

 数千年前に歴史に残るはずだった幻の世界最強同士の魔導師(魔法使い)による決闘で敗北したトルカ・フルゼストが死後に封印された塔で弟子に造った杖である。

 これは【歪】の魔法で閉ざされたフルゼスト図書館を開架する唯一の鍵で、今なおティアーノを筆頭にしたトルカの後継者のみに継承される。


・外観


 漆黒の杖。

 人の前腕ほどの流さで、所々に凹みがある。握り手には、トルカが纏っていた黒い法衣の裾が巻かれている。

 強度は【歪】の魔法により、物理的手段や魔力的手段では破壊不能の物質となっている。


・能力


『フルゼストの愛』

 継承の際に、互いの想いが通じていると使い手として真に認められ、使い手以外には杖を行使できない呪縛がかかる。

 これを別の者が使用せんとすれば、【歪】の魔法の効果で後遺症が残る。

 主な症状は、半永久的な魔法の封印。


『【歪】の魔法』

 有史以来で誰も発現しなかった強力な魔法。本来ならば固有だが、トルカ本人の骨を芯材としたことで、使い手にその魔法を再現させることが可能となる。

 魔力的結果の破壊、物理法則の冒涜など無敵に近い力を得る。




 ×  ×  ×




『クロノスタシアの秘伝書(魔導書)』



 使い手:クロノスタシアの弟子


・概要


 素材は『ベルソートの複製記憶』の書物。

 ベルソートが弟子に一度は与える一冊。

 指南書。

 世界で唯一の大魔法使いと称呼されるベルソートしか使用できない【時】の魔法について解説、指南する内容が綴られている。

 これを授かった弟子は十数名中二人しかおらず、またその二人も数ある内で一つしか【時】の魔法を再現できなかった。

 弟子の心臓と共鳴しており、書は焼かれても弟子が生きている限りは修復され、逆に弟子の死によって消滅する。


・外観


 幾重にも重なる時計が表紙の黒く煤けた本。

 弟子が内容の核心に迫るほどに重量は軽減されていくが、最初期では鉄塊に等しい


・能力


『手応え』

 弟子が【時】の魔法の核心へと近づくほどに軽くなる。これによって、如何に自身が魔法の体得に近付いているかが知れる。





 ×  ×  ×




『エヴァレスの『加護』』



 使い手:剣聖に救われた人々


・概要


 生前にタガネが自らの魔力の特性を使い、その剣で未来永劫に効果を与えた物。これを享けた者は、魂そのものに刻まれるため、その末裔にまで伝わっていく。

 主にベルソートへの『戒め』、妖精族への『健やかさ』など他に数十件。

 タガネの死後も続いたことから、この恩恵を享けた者は『エヴァレスの加護』と呼んで自らの誇りとする。


・外観


 どこかに傷として残る。


・能力


『剣の加護』

 剣聖の力によって、限定的な能力の掩護を享ける。


 妖精族の族長一家では、病毒への完全耐性を授かり、外部から侵入した毒素が加護の力によって斬られ、無毒化される。

 ベルソートでは、剣爵家や他者への悦楽を目的とした侵害行為を行えば治癒不能の傷となって、胴を両断される。




 ×  ×  ×




『薬師のクレス(屋号)』



 使い手:王国薬師の一族


・概要


 王国一の暗殺者だったクレスが、後に引退して薬屋の下で修行して立派な薬師となっったのが由来で、その薬屋の家系では一人前になった者に『クレス』を屋号として襲名する。

 なお、秘伝として経穴を衝いたりなど暗殺を応用した医療法なども、名を襲った後に学ぶことになる。


・外観


 特になし。


・能力


『影の手』

 経穴の刺激や、整骨などを行って体内環境の変化を目的とした医術。誤ると相手を即殺する術にもなるので、襲名する際には人格なども判断される。




ここまでお付き合い頂き、誠に有り難うございます。


今回は幕間での話などでも登場した物などを纏めました。魔兵器とも異なる物なので、こうして別分類としています。


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