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現役高校生が援助交際始めてみた8

「現物って、物で払えっていう事なの、中田。でも、物って言ったって、いったい何で払えっていうのさ」

「城島よ、君みたいなうら若き男子高校生が払えるものと言ったら一つしかないじゃあないか。早い話が君の体だね」

「か、体って。それはやっぱり性的な意味でのことなの?」

「そうだよ、りっしんべんの付く性的ね」

「じゃあ、わたくしがあなた様と援助交際しろっていう事なの」

「援助交際とは少し違うかもしれないね。援助交際っていういうものは援助する方はもちろんだけど、援助されるほうも自分から進んでやってるみたいだからね。僕はただ城島、君を借金の型にはめて、無理やりいう事を聞かせようとしているだけさ。じゃあさっそく始めようじゃあないか」

「どうしてもなのかい、中田君。お願いだから体だけは勘弁してちょうだいよ。他のことだったらなんでもするからさ」

「どうしてもだよ、城島それにしても君は少々騙されやすすぎるよ。以後気を付けたほうがいい。しかしなんでもかい。そいつはなかなか魅力的な提案じゃあないか。それだったらさっそくしてもらおうかな、勉強を」

「べ、勉強ですか?」

「そう、勉強だよ、城島君。一応言っていくけれど、いやらしい意味での勉強じゃあないよ。いたってまじめなお勉強さ」

「本当に、本当にそれでいいの?中田!あなた様に体を捧げなくてもいいっていうの?」

「城島君、君は僕に体を捧げたいのかい?」

「捧げたくありません」

「それならそれでいいのさ。僕が君に肉体的なものを全く求めていない、といえば嘘になるけれども、どちらかといえば僕は君に精神的なものを求めているのだからね」



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