シーチキンは絶対!!
この世界は魚で埋め尽くされていました。
この世界の魚が大好きであるロビンソン君は魚をおいしく料理しようと考えていました。
ロビンソン君はシーチキンが大好きなのでシーチキンを作ることにしました。
「この世界の商品をすべてシーチキンにしたい、そして世界を征服してやるぜ」
という願望に駆られました。
元々大資産家だったロビンソン君はあるだけの財産をすべて使い村に大きなシーチキン工場を建てることにしました。
天井にはシーチキンの缶詰が12時になると自動的に開く装置までつけるほどお金をかけました。
しかし施設は作れるのに従業員は居ませんでした。
何故ならば村人はロビンソン君一人だけでした。
必死に考えてたがお金ではどうしようも無いことに気付きました。
従業員が足りないと嘆くロビンソン君はあることを考えました。
「そうだ!隣町には美女がいる!そいつを従業員にしよう。貧困だし金でつれるだろう。」
隣町にいる美女たちを捕まえて従業員にすることを思いつきました。
隣町に行き美女を探す為、ロビンソン君は集会場に行きました。
集会場には都合がいいことに女性たちに値札をつけている老人がいました。
ロビンソン君は老人に問いかけました。
「なにしてるんですか?」
すると老人は言いました。
「見てわからんかね?お金がないから売ってるんだよ、」
嫌がる美女たちは村のおきてに逆らうことができませんでした。
ロビンソン君はレジに向かいクレジットカードを出しました。
「一括払いで!」
といって女性たちを買い占めることに成功しました。
お金で買われた女性たちは怯え震えています。
何故ならばロビンソン君の瞳を見ると魂を抜かれてしまい
そして恐ろしい事が起きると知っているからでした。
従業員を確保したロビンソン君は魚をひたすら集めてシーチキンにしました。
そして隣町にある大きい販売店に押し売りに行きました。
嫌がる販売店だが、ロビンソンの瞳を見た販売人はすべてを察しました。
ひたすら押し売りを繰り返し町に支店まで作れるほど成長することに成功しました。
それから月日がたちローストチキン愛好家という人物があらわれました。
その人たちはシーチキンレジスタンスであり、シーチキンを破滅へと導くために産まれたと叫んでいました。
シーチキン工場に次々と爆弾を投げ込まれ工場は燃え尽きてしまいました。
働く美女軍団は爆炎によりローストチキンのようにコンガリと焼けてしまいたが
ロビンソン君は辛うじて生き延びました。
瀕死のロビンソン君はローストチキン愛好家により缶詰にされて海に投げ込まれました。
深い・・・・深い・・・・・・海のそこ・・・・・・。
10年 いや・・。100年はたったのでしょうか。
経年劣化により自然と蓋が空くと、ロビンソン君は腐った体を引きずって外の世界に飛び出すことに成功しました。
外の世界は昔と違って凄く新鮮で夢のような楽園になってました。
ただ一つ悔しかったのが全てのお花がシーチキンではなくローストチキンだったのです。
すごく悲しみ嘆くロビンソン君は ローストチキンの妖精というものに出会いました。
妖精はロビンソン君に
「きみは体も腐ってるのに頭も腐ってるの?」
と煽られたので怒り狂ったロビンソン君はローストチキンの妖精をひたすら食い散らしました。
そして、異常な空腹感と倦怠感、全身は腐ったようなシーチキン臭を放っていることに気付きました。
そうです。
ロビンソン君はこの世界の絶対の君主
ゾンビさんになっていたのです。