始まり
第零話
気が付くと真っ暗な闇の中、僕は立っていた。
何も見えないし何も聞こえないただ真っ暗な闇
。
孤独だ、ぁあ孤独だ、何もすることがない、誰もいない、この真っ暗な闇の中には僕一人しかいないのだろうか、試しに声を出してみた、しかし何も起こらない。
僕は動かずに立っている、下手に動くより安全だからだ
。
「寂しいの?」
声だ、声が聞こえた、この真っ暗な闇の中には僕以外にも人がいた、しかし暗すぎて姿わ確認できない。
僕は寂しいの?という質問に答えた。
「さっきまでは寂しかったけど、君と話ができるから今は寂しくないよ」
しばらくすると声が聞こえた
「あなたはどうして手で耳をふさいで目を閉じてるの?」
えっ僕が耳をふさいで目を閉じてる?
「なっなにをいって…」
僕は後ろに一歩下がろうとして、気がついた、耳に手をあてている事に、目も閉じていた、今まで真っ暗だったのは目を閉じていたから…
目を開けるのが恐ろしい、目を開けて暗闇しかなければ僕は僕はどうにかなってしまいそうだ。
また声が聞こえた
「目を開けても暗闇は無いよ」
僕はその声を信じて目を開けた。
声の言うように暗闇はなかったただ…沢山の人間が地面に倒れている生きているかさだかではない、沢山の人間が瓦礫のうえに倒れている
。
「…なんだこれは」
その疑問に答えるように後ろから声が聞こえた。
「これは動かなくなった人間よ」
僕は後ろを振り向いた、そこには声の主がいた、黒いドレスをきた少女がいた。
僕は少女に聞いた。
「一体なにがあったんだ」
少女は笑いながら答えた。
「フフおかしなことを聞くのね、これはあなたが殺した人間、いえゴミよ」
…えっ。
「そん……」
言葉が続かない、視界が安定しない。
少女は僕に近づきながら。
「私はあなたをずっと見ていた、これからも見ている、あなたは私を……と……しょ…」
聞こえない、頭痛がする。
少女が僕の目の前に立ち僕を小さな手で押した。
僕はそのまま意識を失った。