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セトさんと僕  作者:
8/15

セトさんとの旅

そうして始まった二人での旅は、それは厳しい旅だった。


そもそもがあてのない旅で、どこに行けばいいのかすら分からない。


勇者の情報を求めて各地を回ったり、街の人に聞き込みをしたり。


めぼしい情報なんてほとんどない中で、ただ二人で旅を続けた。




そして、旅をしていて分かった事がある。


当然ながら、セトさん達魔物を未だに快く思わない人がいるということだ。


理不尽に怒鳴られた事もあった。


石を投げられた事もあった。


けれど、セトさんは決してやり返さなかった。


それは、セトさんが魔物がこれまでやってきた事を知っているからだ。


だから、俺も黙っていた。


俺は人間だからか、そういった対象にはならなかった。


セトさんがそういった扱いを受けるのは正直悲しかったし、悔しかったけど、それでも。


セトさんが、全て承知で一緒に来てくれた事が嬉しかったから。

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