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セトさんと僕  作者:
6/15

声の正体

「…魔王を倒せ、とミーナに言ったのは誰だったんだ?」


「分からない…でも、この世界に来る前に、頭の中に声が響いて…」


「なら、その声の主はこの世界の今を知らないのかもしれない」


「じゃあ、その誰かに伝えないと、またセトさんやみんなを倒す勇者が来ちゃうかも」


「まあ、長いこと魔王や魔物は怖い存在だったからな」


「…そんなに長い間、従わされてたの?」


僕の問いに、セトさんは笑った。


「いいや。俺は数いる魔物の中で一番強かったから、次の魔王候補として選ばれた。先代に従ってたのはそれからだ」


セトさんたち魔物族は、魔王自身が一番強い者を次の魔王と定め、自身の息子として育てるらしい。


「ほんの120年くらいだ」


「…充分長いよ」


魔物の寿命は300年。


120年は、人生の約半分だ。

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