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セトさんと僕  作者:
10/15

異世界から帰る方法

「セトさん、僕、元の世界に帰るよ」


「そうか、俺もそうするべきだと思う」


僕の言葉に、セトさんは笑って頷いてくれた。


ひとまず英雄伝説を図書館から借りて、僕達は借りていた宿屋へ戻ることにした。



元の世界に帰る儀式のやり方は、例の絵本に書いてあった。


その宝石を持って、ある街外れの遺跡へ行く。


そこに魔方陣を描き、魔方陣を描き終えた一時間以内に、異世界に帰したい『勇者』を魔方陣の中心に立たせる。


この世界で生まれた者が祈りを捧げると、『勇者』は元の世界に帰る事ができる。




「もしかしたら、家のどこかに隠してあるかもしれない」


「じゃあ、家に帰って探してみよう」


その日の夜、夕飯を食べながら話をした。


ちなみにこの旅の費用は、僕の剣闘士として勝利した際の賞金を切り崩している。


剣闘士としての活動がここで役立つとは思わなかった。


「カナリに無理矢理押し付けてきたから、リリカに怒られるだろうな」


「怒るだろうね、リリカさん」


「…まあ、仕方ないか」


そう言って笑うセトさんは、英雄伝説にあったような恐ろしい魔王ではなく。



ただの、どこにでもいる魔物の男性だった。

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