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12 crash

凛の父親、総一朗は無実。


研究所を爆破させたのは、船が撃ったミサイルだった。


その事を、凜に知らせなければ。そう思うクロスだったが、


東京では、凛の手で、蔵戸卿の、手術が、始められようとしていた。

(遺伝があると、才能もあるのかな?父は脳科学の天才。

娘なら、受け継ぐよね。だから、救えるよね?私にも)


オペ開始。蔵戸卿の命は、凜に委ねられた。


メスが握られる。そして、始まった。


ーーー


「この手術は無謀だ!」

「人体実験だ!」

「殺す気か!」


手術を反対する者が、病院の前に、そして、テレビにも、現れ始めた。デモ活動を行っている。

経験不足の医師が、執刀する事を弾劾している。


それに対して、石田教授は緊急会見を開く。


「この手術は、冴木凜による、独断であります、よって、全責任は彼女にあります」


声はスピーカーで、凜に全てが聞こえていた。


(え、何を言ってるの?)

意味が解らない、今更何言ってるの?もう戻れない。どういうことなの?

(私、何をしているの?)


「・・凛先生」

看護師の、篠原夕が心配そうに見る。


石田教授の意向で、凜が執刀医に選ばれたのに、世論が反対になったから、

全ての責任を凜に押し付けたのだ。


(無茶苦茶よ、何で私のせいなの?そして今私は・・何をしようとしてるの??脳の手術?無茶よ!

何考えてるの!やめて!やめさせて!・・誰か助けて!)


(何を恐れてる?)


・・恐れるって、出来っこないわ!こんな無理な手術!すぐやめるべきよ!


(逃げるのか?)


逃げる?助けるのよ!私はお父さんとは、違うの!天才なんかじゃない!ここまで出世したのだって、私は何もしてないの!


(知ってる、身体でのし上がったんだ)


そうよ!だから出来っこない!もうやめさせて!


(だめだ、お前はもう逃げられない)


嫌!どうして?私なの!他に沢山いるじゃない?


「先生!患者の血圧が!しっかりしてください!」

夕が叫ぶ。


「・・・」


凜は沈黙する。


「?」

周りにも静寂。


1分が経過する。患者の容態が悪化する。


「先生!!早く助けてあげて!」


「・・・」


「助ける?・・違う」


「生まれ変わるんだ」


凜はメスを、投げ捨てた。


「!!?」


ーー


「手術は失敗に終わりました!!」


マスコミが全国発表した。

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