美少女は殺されたのか。父親に。闇へ落ちていく。でも、まだ私は生きてる。
脳内シナプスを、自由に操ること、
神の領域に踏み込むこと。それは、善であり、罪である。
それを可能にした男がいる。
~2年前~
冴木 脳科学研究所。
(ガシャ!)割れる。
(ザーッ!)液体。
「狂ったか冴木?!」
冴木と呼ばれた男が走る。
追う男たち。
「待て!」
冴木は中枢研究室に入ると、
(ピー!)
カードキーで、部屋を閉ざす。慌てて追いかけ、扉をたたく。しかしビクともしない。
「どうする気だ!」
冴木は、部屋に居た老人を捕え、力ずくで手、中央の認証システムに当てる。そこには水槽。
「馬鹿な事を」
開く水槽。中には美少女。
見つめる冴木。
目を開く美少女。
「・・凛 ごめんな」
冴木は言った。
ーーー
(・・現場上空、ヘリの映像です。凄まじい炎が見えます)
周辺を焼き尽くした大爆発。
冴木研究所は、消えた。
※毎週 土曜日 20:00 ~ 20:30 定期更新
・登場人物
冴木 凛
23歳。女。
優秀で、端麗なモデルのような美女。医師として、患者のメンタルケアに取り組む。
冴木 総一郎
53歳。男。
冴木 凛の父親。2年前、冴木研究所を爆破させた。その時、亡くなっている。国に重罪人と認定される。
石田 一成
53歳。男。
石田研究所の教授。亡くなった凛の父、総一朗の同期。
篠原 夕
27歳、女。
凛の傍で働く、看護師。娘を持つ、シングルマザー。
蔵戸 卿
19歳、男
重病で入院する少年。イケメンで看護師の人気も高い。
大道寺 治義
65歳、男
官僚。税金を扱う財政の政治家。
剛威 権文
79歳、男
当時の大臣。2年前、冴木研究所で、事故に巻き込まれて死亡。
この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
知識が足りず、内容の間違え等あって、読みに所あると思いますが、予めご了承ください。