3話 俺のステータス
俺の適性は「格闘家」と「剣士」だった。
いつでもギルドで変更可能なのだが、この2つのうち、1つを選ばないといけないらしい。
今は剣を持っていないので、「格闘家」になった。
依頼を達成したら、身体能力を数値にして教えてもらえるそうだ。
その合計がある一定数を超えたら、中級職→上級職→最上級職→特別職 となるらしい。
ちなみに、職業がグレードアップすると、高報酬の依頼を受けられるらしいとのことだ。
あと、冒険者登録した時に身体能力を数値化したものを見せてもらった。
四国 智明 17歳
職業「格闘家」
腕力 555
脚力 452
握力 252
魔力 72
予想戦闘能力 392
平均能力値を100とする。(握力除く)
いやー。魔力が平均以下とはなぁー、とか思っていたら リリアさんにとんでもないことを言われた。
「この数値、もう中級職を超えてますよ!」
「じゃあ今、中級職に上げられますか?」
「智明君、それは無理だよ。戦う技術があってこその中級職だからね。君の身体能力に反して戦闘能力が低いのは、それが理由だよ。」
「ギルマス!何故ここに?」
リリアさんはビックリ仰天だ。ギルマスと言われたその男は言った。イケメンで背が高い。少し嫉妬してしまうな………
「いや、かなり初期の身体能力が高い子がいると聞いたもんでね。もしかしたらこの田舎町ギルダールからトロアス王国の勇者が出るかもしれないという淡い希望を抱いたのさ。」
勇者?なんのことだ?
「まあ、これからの活躍を楽しみにしているよ。」
ギルドマスターは去っていったけど、彼は新たな疑問を生み出してくれた。これは今度詳しく聞く必要があるな。
でも、今は依頼を受けよう。
「今ある依頼はこの3つです。レベル的にこれが向いているんじゃないでしょうか? あと、言い忘れていましたが初期職「格闘家」になったギフトとして「身体強化」と「体力増強」のスキルを習得していますよ。」
俺は、「進め!!ゴブリン駆除隊 」と書かれた紙を見ながら今の言葉に驚いた。
スキル?そんなものが存在するのか!!
「存在します。強力な魔族の場合、生まれた時から特殊なスキルを持っている場合もあります。私も、そのようなスキルの力によって作られました。」
へー。それは初耳だなぁ。
やっぱり魔族とか存在しちゃうのかー。(棒)
ま、とりあえず今日を生きるためにも依頼を受けようぜ!
この話から、後書きには主人公のステータス及び所持魔法、スキルなどを書きたいと思います。
四国 智明 「格闘家」17歳 技量1
所持スキル 「身体強化」 「体力増強」
所持魔法 ……………
腕力 555 脚力 452 握力252 魔力 72
予想戦闘能力 392