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Outlaw Gunners ーハーレム小隊の憂鬱な日々ー  作者: 梨乃 二朱
第四章:一ノ瀬優の暴走
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第十話

 目覚めよ、そして吼えよーーーー

 的場薫は『Re.SAA』回転式拳銃を取り出し、一ノ瀬優の亡骸へ銃口を向ける。

 戦死した兵士へ対する処置の一つだ。

 死因が変異する前の『不死人』のものなら行う必要は無いのだが、今回の場合は変異種に重傷を負わされて殺された。

 確率で言えば、百パーセントの数字で彼女は『不死人化』してしまう。


 そうなれば、彼女は我々の敵となってしまう。

 意識があろうが無かろうが、もう人間で無い限り、殺さなければならない。

 そんな事、薫には出来ない。薫だけでなく、誰だって元戦友に銃口を向けるなど考えたくも無いだろう。

 故に、死後直ぐに『対不死人弾』を撃ち込む事で、死体の『不死人化』を防ぐのだ。


 薫は銃口を、彼女の心臓へ向ける。

 通常は確実を喫して頭部へ銃弾を撃ち込むのだが、それだけは例え死んでいたとしても薫には出来なかった。


「イチ、せめて安らかに眠ってくれ…………」


 一息に引き金を弾く。

 乾いた銃声が鳴り響き、『対不死人弾』が撃ち放たれた。










 薫は涙を拭い、『適性銃器』である『Outlaw M1894』レバーアクションライフルを手中に呼び出す。

 トリガーガードと一体となったレバーを捻り、初弾を薬室に込める。


「すまない。仇は、必ず僕が討って見せるーーーー」


 一ノ瀬優の亡骸にそう告げた的場薫は、彼女の体を抱き上げて踵を返し歩み出す。

 薄暗闇の中で、彼の紅い瞳が妖しく煌めいた。

 予告みたいなノリで、一話分を使いきる。

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