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神様の御子  作者: 珠州 那緒
8/20

私はまた獣になりました。(※軽くR18)









月日が経つのは早いモノデスネ☆

気がつけば―――オークデュレ帝国に来てから、すでに2ヶ月が過ぎていた。



「あ゛~…ヤリたい。 がっつんがっつんにヤリたい」

「は、はははははしたないですわよ…義姉様っ…」



恥ずかしそうに頬を真っ赤に染めるセリアとベルアに、私の欲求不満は更に止まらない。



「アレクとヤるしかねぇか…でもなぁ…」

「あら…でもどうかしら…? あの子、女の子と付き合ったことないし…多分したことも無いんじゃないかしら? 閨の講義も、確か教本だけで済ませたと思うのだけれど…」




──────────マ ジ で ?!




マリアののほほんとした発言に、私は本気で戦慄した。



────────27歳で童貞…



あの鷹のような厳つい顔で、童貞……。

着痩せするのか、意外とアレクの身体は筋肉質だ。

細マッチョだ。

私は知っている。

散々ベタベタとくっつかれているからな。



「ちょっと…それはそれで美味しい……いやでも…アレクだしな…絶対むっつりっぽいんだよな…」

「あの子、あの無表情でしょう…あんまり感情の起伏もないし…性欲も無いんじゃないかしら? って心配してたのよねぇ…」



マリアの発言は親としてどうなのか…。



「避妊薬あればなぁ…がっつりヤレるのに……」

「別にアレクとすれば良いじゃろうて…お主も次期王妃なのだから」

「は? いや無理無理無理っ……まだ自由を謳歌したい!」

「義姉様の世界では…その…結婚前にそんなことをしても良いのですか?」

「あ~…向こうでは恋人だろうと夫だろうと、そうじゃない人だろうと、ヤリたい時にヤってるね。 私もそうだったし」

「「「「ええええええええええ?!」」」」



驚く4人に、私は意識して口角を持ち上げた。



「ミア…お主凄いのぅ…」



さすがにこの事実には、リーチェでさえ驚いたようだ。

だがしかし────、私も元は人間な訳で…人間の3大(食欲・睡眠・性欲)欲求には勝てません。











──────────と、言う訳で。



私は夜、お風呂に入って夜着に着替えた後、空間移動で初めてアレクの部屋にやってきた。

他の人としたら、不貞を働いたとかなんとかで刑を受ける羽目になる。

まぁ────私は現在魔女だから関係無いけれども。

ただ────アレクの身体は私の好みだったから。

なので────彼とヤって発散することにしようと思ったまでだ。



「な、なななななっ…ミア?!」



タイミング良く…ベッドの上で横臥(おうが)し驚いているアレクの身体を跨ぎ、私はそれはそれはにっこりと微笑んだ。



「頂きます♪」



多分この時の私は──────アレクにとって、一生忘れられない人間となったことだろう。











「ぅぅぅ…」

「ご馳走様でした♪ ふふふ…アレクったら可愛いんだから…」



攻めに攻めて、私はアレクを美味しく頂いた訳なのだが…。

アレクは本当に童貞だったらしく、終始無表情ではあったが、私のする事に赤くなったり青くなったりと怯え半泣き状態だった。

あれだけ(わたし)にべたべたくっついていたくせに…

実は童貞だとか……

いつもならば鷹のように厳つく凛々しい無表情が、微妙にだが怯え赤い瞳が潤み、私の身体で快感を得て震えながらも受け入れるアレク…。




──────くっそ可愛いじゃないかっ………!!







「長さも太さも硬さも最高だったな!」

「……うぅぅ…」



恥ずかしそうに顔を枕で隠しているアレクが可愛くて可愛くて………



「もうやめっ────」

「まだまだできるだろう?」

















───────────私はまた獣になりました。

















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