VRMMORPGはやりたくない
「VRMMORPG?」
「ああ、そうだ。お前も参加しないか?」
「やめとくよ」
「どうしてだよ 面白そうじゃないか」
「どうせ、程度の低いゲームだろそうじゃなきゃサーバーが持つわけが無い」
「いや、その辺は技術的に大丈夫らしいぜ」
「だったらデスゲームとかログアウト不可能とかなるかも知れない」
「ネット小説の読みすぎだろ」
「だけどなぁ」
「第一、此れは政府が開発に関わっているんだぜそんなバカな真似はしないだろ」
「じゃあAI……は無かったんだよな」
「やっぱ小説の読みすぎwwAIなんて何年後の話だよww」
「だったら防犯体制とかどうなるんだよプレイ最中に襲われたらひとたまりもないじゃないのか?」
「何かあったら直ぐログアウトらしいし、寝てるのと変わらない」
「もう良いよ、断っている本当の理由話すよ」
「本当の理由?」
「これだけは言いたく無かったんだよなぁ」
「いいから早く言えよ、気になるだろ」
「分かったよ」
「だから、早く」
「あのさ、俺たちコミュ障だからこうやって引きこもってゲームを1日している訳じゃん」
「ああ」
「VRMMORPGってさリアルになればなるほど現実と変わらないじゃん」
「…………………」
「もうひとつの現実なんてキャッチコピーしてさ、コミュ障はまともにパーティー組んだりしてプレイ出来るのかよ」
「やめてくれぇぇぇ(泣)」
「結局ゲームでぼっちなって、もしかしたらVRから逃げ出すことに……」
「orz」
「分かったか?」
「分かったよ、分かったからもう止めてくれ」
「追い討ちをかけるようだがこれも言っておく」
「VRMMORPGの世界だからって彼女出来ると思うなよそういうやつは大体ネカマだし、第一アバター作るんだゲームの中では良くても………orz」
「もうやだ(泣)」
「まぁ、小説の読みすぎには注意だな」
「もう誘わないからさ、これからもMMORPGをやろうぜ(泣)」