質問を。
「ん・・・」
少年は目を覚まし起き上がる。
さっき見たものがあまり変わらずそのままにある。
白い壁、白い天井、何やら機械。
しかし一箇所違う点があった。
なにやら椅子に座って驚いた表情の白衣を着た人。
「目が覚めたようだな」
声を掛けられた少年は白衣の人の方をみる。
容姿は黒髪の短い髪型でヒゲを完璧に剃ってるっぽい感じ。
それに整った顔と少し細い目の人。
「はい・・・覚めましたが・・・」
少年はその人を見据える。
白衣の人は少し少年を観察するように見る。
「言葉は喋れるようだな」
といつから持っていたのか紙をそばにあった机において書き始めた。
「はい、まぁ」
自分は日本人だから日本語はわかるが・・・
自分は少し見つめる。
白衣の人は書く手を止めこっちを向いた。
「さて、まず質問をするよ」
白衣の人はすぐかけるように腕は紙の上に置いてある。
「まず、君の名前はなんだい?」
「如月 辰也です」
これには即答出来る。自分の名前だからね。
「ふむふむ・・・」
「・・・・・」
白衣の人が書いている物を見つめる。
「よし、じゃぁ思いつく限りの自己紹介をして?」
「はい・・・」
少し不振に思うぞ。えー・・・っと・・・
「神奈川県出身、14歳で中学生・・・ぐらいですかね」
「神奈川県かい?」
「はい、神奈川県です」
「14歳で中学生?」
「そうです」
少しのやりとりの後白衣の人がまた書き始める。
・・・なんか変な顔してるが?
「じゃぁ今は何月?」
「えーっと確か五月です」
「ご名答。・・・・・では何日?」
「え、えーっと・・・12日?」
「正解だ。・・・・君は男?」
「は?・・・はい」
「ウム・・・では日本の首都は?」
「東京です・・・ね」
「では東海地震が起きたのはいつ?」
なにやら変な質問をされたが・・・ん?引っ掛け問題かな?
「嫌ですねぇそんな引っ掛けだしても引っかかりませんよ?」
「・・・・・・」
(はいぃ?)
間違ってない自信はたっぷり。
「最近起きた地震は?」
「東日本大震災・・・ですか?」
「うん?もう一度言って見てくれる?」
「・・・・東日本大震災?」
「うん?君の生年月日は?」
なんですか?その流れで生年月日?
まぁいいか。
「えーっと1997年3月29日ですよ?たしか。」
「・・・・え?」
「・・・・はい?」
は?あっていると思うんですが?
「・・・・・・・僕はいくつに見える?」
「は?あーっと・・・20くらい?」
「生年月日はいつだと思う?」
「はい?・・・・わかりませんが?」
「2056。だよ」
「は?」
なんだこの人?俺より年上でそんななの?
「はい?」
「と言うことは、君は僕より年上と言うことになるね」
「計算上ではそうなりますね」
すると白衣を着た人は急に立ち上がり病院にありそうなスライドドアを開けて出て行きそうになる。
・・・え?
「待ってください!」
まだ把握出来てないぞ?
しかしその声は届かなかったらしく、無残にもしまるドア。
「・・・・・何だってんだ?」
病室の中に取り残された。