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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

始まりは、初めてのキス

***BL*** 恋人も婚約者もいない僕の初めてのキスは、大好きなあの人とでした。ハッピーエンドです。

 異世界なので、設定も妄想です。

 


 いきなりキスをされた。しかも、エッチな方のキスだった。


「ちょっ、、、と!待って下さい、、、って!」

力を込めて押し除けたいのに、大きな身体に抱き締められて、ピクリとも動かない。

「いい

加減にしてっ!唇を塞がれて、心の中で叫ぶ。全身がゾクゾクして来た。

「良い、、、のか?」

唇を離して、ニヤリと笑われた。そして、もう一度キスされる。



**********



 バカバカバカバカッ!

 そりゃぁ、ディモン隊長には大した事じゃ無いだろうけど、僕には初めてだったんだ!大好きな人だったから、まぁ許しちゃうけどさっ!

 僕は、自分の個室に鍵を掛け、叫び出したいのを我慢した。

 悔しいのと恥ずかしいのと、嬉しい気持ちで顔が真っ赤になっていた。



**********



「お前、本当にアイツの事好きだったんだな」

「いつも好きだって言ってるだろ?」

「だからって、それを証明する為にキスなんてして、大丈夫なのか?」

「しかも、あんな熱烈なの」

「お前達が証明しろって言ったんじゃないか」

「ま、あのキスを見たらお前に手を出そうとするヤツはいなくなるだろな」

「あぁ、伯爵家の!」

「他にも、男爵家の令嬢もいたよな」



**********



 貴族の次男以下は、財産相続権が無い為、国の自警団に入る者もいる。市井しせいを見回り、犯罪者を見つけ取り締まるのが、この国の自警団。僕は小さい頃から自警団に憧れていた。みんなカッコ良いんだ。同じ黒い制服で、レイブンと呼ばれているけど、僕は尊敬している。

 僕自身は残念な事に、背が低くて体力も無かった。でも、どうしても自警団に入りたくて、一所懸命勉強したんだ。

 面接をして、自己アピールをして、試験を受けて自警団に入った。内勤だけど、僕も自警団の一人。

 僕の様に内勤の職員は白い制服、白鳥スワンだ。外に行く事はあまり無い。

 自警団は、他の領地にもあって、未婚の場合は寮にも入れる。勿論強制では無いから、自分の家から通う人もいるけど、三食ちゃんと食事が準備されるし、職場の敷地内に寮があるから、みんな寮に入っている。


 僕にキスしたあの人は、ディモン隊長。背が高くて、運動神経が凄く良い。剣捌きもカッコ良くて、貴族令嬢達の一番人気だ。

 勿論、僕もディモン隊長が好きだ。

 でも、僕は遠くから見ているだけで充分。あまり多くは望まない事にしている。



**********



 今日は、公爵家のダンスパーティの警備がある。警備と言っても、みんな貴族出身だから、パーティに出席しながらの警備だ。あまり、仰々しいと雰囲気が壊れるからと、私服での警備依頼だった。

 ディモン隊長とガーウィン隊員は、パーティ会場内の警備。他に数名、招待客に扮して会場の外を警備する。


 ディモン隊長が正装姿で現れた。

 先日のキスを思い出して、唇に手が行きそうになる。ダメダメ、、、。

「お!チビはまだ準備して無いのか?」

チビって言わないで欲しい、、、コンプレックスなんだから。

「僕は内勤ですからね。定時になったら帰ります」

ちょっと言葉に棘が出てしまう。

「兄さんの代わりに出席するんだろう?」

ディモン隊長は気にならなかったみたいだ。

「?。どうして知ってるんですか?」

「チビの兄さんから、お前が困っていたら助けてくれって言われたからな」

「兄さんの代わりに行くって言っても、僕なんか壁の花ですよ。何の役にも立たないし」

ディモン隊長が、頭を撫でる。

「良いじゃ無いか、たまにはパーティに参加して、美味いもん食って来いよ」


 ディモン隊長の正装姿はカッコ良かった。いつもの黒い制服と真逆の真っ白い衣装。白も似合うんだな。

 ディモン隊長は、黒い髪に黒い瞳で、制服を着ると本当にレイブンの様だった。本気で怒らせると怖いと思う。  

 僕は時計を見て、仕事を片付けてから自室に戻る。兄さんがパーティ用の衣装を送ってくれたから、軽く食事をしてから着替える。

 食堂で食事をしていると、ディモン隊長が顔を出して

「チビ!馬車の手配はしたのか?」

と聞かれた。

「兄さんが手配してくれました」

「俺達の馬車に乗れば良かったのに」

と誘ってくれたけど、折角兄さんが準備してくれたからな。

「帰りは乗っていけよ」

と言われて、ちょっと嬉しかった。



*****



 ディモン隊長達は警備の都合上、早く出発した。僕は、自警団の裏門で馬車を待つ。 

 馬車が走る音が好きだ。

 馬の歩く蹄の音。ガラガラと鳴る車輪。音が乱れる事なく流れていると、気持ち良くてウトウトして来る。



 程なくパーティ会場に着く。入り口で招待状を見せ、パートナーも無く一人で入る。少し恥ずかしいけど、最初だけだから大丈夫。誰も僕の事なんて見て無いし。

 僕は出来るだけ端っこの、目立たない場所を探す。自警団の人を何人か見かけた。彼等はいつも鍛錬を欠かさないから、細身でも筋肉が付いていて、姿勢が凄く良い。各自正装していて、本当にカッコ良かった。

 パーティが始まると、ディモン隊長は一人の令嬢とダンスを踊った。ガーウィン隊員はさり気なさを装いながら、周辺をチェックしている。同時には踊らないみたいだ。

 ディモン隊長は凄く綺麗なダンスを踊る。あれは、伯爵令嬢だ。優しく、柔らかくリードしている。令嬢のドレスがクルクルと回る度に、美しくて花の様だった。

 隊長の白い衣装が、令嬢のパステルカラーのドレスと良く似合う。ヒールの高い靴を履いた令嬢との身長差も完璧だ。彼女の細い肩と二の腕、くびれた腰、背中の開いたドレスから見える白い肌。どれも美し過ぎて僕には無いモノだった。



 僕は、ジュースとスイーツの皿を持って椅子に座る。パーティが始まったばかりで、みんなダンスを踊っているから、椅子に座っているのは僕だけだ。

 ジュースをグイッと飲むと咽せた。

 きっつ!。、、、誰だよ、こんなアルコール度数の高いお酒を準備したのは!

「あの」

「はいっ!」

人がいるのに気付かなかった僕は、驚いて大きな声で返事をした。

「きゃっ、、、」

カシャーン、、、。令嬢のドレスがみるみる赤く染まる。足元には割れたグラス。

「大丈夫ですか?!」

僕が立ち上がると、当たってもいないのに蹌踉よろけるフリをした。え?何で?

「危ないですよ」

令嬢が転ばない様に肩に手を添え、支えたのはディモン隊長だった。

「これは、酷いな」

ディモン隊長は令嬢を抱き上げた。

「エヴァレット、君にも話しを聞きたいから一緒に来て欲しい」

「はい、、、わかりました」

隊長は、足早に会場を出ると少し離れた控室に入る。

「扉は開けておきなさい」

僕は扉を全開にして、中に入る。

「エヴァレットからは、後で話しを聞くから待っていて」

僕は静かに窓際の椅子に座った。

 不安だった。僕はドレスを弁償しないといけないのだろうか、、、。その上、慰謝料まで請求されたら、、、。

 そんな纏まった金額、僕には払えない。実家の父を頼るしか無いだろうな、、、。


 ディモン隊長は、ソファに座らせた令嬢の前に跪きドレスをチェックする。指先で、ドレスを裾まで触り、令嬢を見上げた。

「折角のドレスが台無しだ。貴方は、、、ラティマー子爵家のリサベス嬢ですね?」

わたくしの事、ご存知なのですか?有難う御座います」

「確か、従姉妹のお姉様が少し離れた領地にいらっしゃる。名前は、、、アーレット嬢」



**********



 俺がアーレット嬢の名前を出すと、リサベス嬢の顔色が悪くなった。

「アーレット嬢も一年程前、ドレスにワインを溢されましたね。イヤ、掛けられた、、、かな?」

俺は、跪いたままリサベス嬢の顔を見上げる。

「あちらの自警団とも交流があるんですよ。情報を共有する事も度々です」

 リサベス嬢の唇が少し震え、瞬きをしている。

「先程の件ですが、二つだけ確認させて下さい。ワインは誰が?」

リサベス嬢は瞼をギュッと瞑り

「わ、わたくしが、驚いてグラスを落としました」

蹌踉よろけそうになりましたが」

「ドレスが汚れてしまい、力が抜けました、、、」

「そうですか、わかりました。このままではダンスも無理ですので、馬車までお送りましょう」

俺はエヴァレットを呼び、上着を脱いで持たせた。

 サッと令嬢を抱き抱えると

「上着でシミを隠して」

と彼に指示を出す

「はい」

エヴァレットが上着を掛けると

「君は此処で待っていなさい」

と言って部屋を出た。

 リサベス嬢は顔を両手で隠し、涙を流している様だった。


 リサベス嬢を馬車の前でそっと降ろす。

「あんな事をしてはいけませんよ」

彼女は深々とお辞儀をして馬車に乗り込んだ。



*****



 俺がエヴァレットを待たせている部屋に入ると、彼は少し青い顔をしていた。

「あの、ディモン隊長、、、」

「大丈夫、君は無事だよ」

彼をソファに座る様に促し、隣に座る。

「一年前、リサベス嬢の従姉妹がパーティで同じ様にドレスにワインをこぼした。アーレット嬢は男爵令嬢に罪を着せドレス代と慰謝料を請求したんだ。誰も見ていない場所だった。証明出来る事も証言してくれる人もいなかった男爵令嬢は、全額を支払ったそうだよ。リサベス嬢は従姉妹からそれを聞いて真似をしたんだろう。彼女のドレスは着古していたし、裾もボロボロだったからね。あのまま、蹌踉よろけたフリを続けていたら、床に転び叫び声を上げてチビの所為にする予定だったんじゃないかな」

「、、、僕なら、上手く騙せると思ったんでしょうか?、、、」

エヴァレットは自分を卑下する様に呟いた。

「たまたまだよ。たまたま君が一人で座っていた。みんなはダンスに夢中だったから、上手く行くと思ったんだろう」

「、、、仕方ないじゃ無いですか。僕には婚約者も恋人もいないんだから、、、」

エヴァレットが小さく呟いた。

「さぁ、仕事に戻ろう」

俺は慰める様に、エヴァレットの肩を叩いた。



**********



 あの時、リサベス嬢のドレスにシミがじわじわと広がるのを見て怖かった。すぐに、ディモン隊長が来てくれたけど、あのまま二人きりだったら、本当に僕の所為にされたんだろうか、、、。



 僕は、遠くからディモン隊長を見る。常に女性が隣にいる。綺麗な人達だ。どうして、貴族の人達はみんな綺麗なんだろう、、、。

 僕もディモン隊長の横に立ちたいのに、無理だとわかっていた。



*****



 パーティが終わり、少しずつ来客が帰り出すと、ディモン隊長が近寄って来て

「もう少し掛かるから、先程の部屋で待っていなさい」

と声を掛けてくれた。

「わかりました」

と返事をして、移動する。扉を開けて中に入る、ソファに座ると疲れがドッと出た。少し横になって待っていよう、、、。瞼が重くて堪らなかった。



**********



 俺が全てを終わらせて、エヴァレットを迎えに行くと彼はソファで眠っていた。

 小さな身体を少し丸めている。

 指先で髪を触るとサラサラと気持ちが良い。

「チビ、、、」

動かない。

 エヴァレットをチビと呼ぶのは俺だけだ。俺だけの愛称だった。

「チビ、、、」

起きる気配が無い。俺はエヴァレットを抱き上げる。フワッとエヴァレットの匂いがする。

 リサベス嬢を抱き上げた時は、少しキツイ香水の香りだった。俺は香水が嫌いだ。

 フッと顔を覗き込むと、睫毛が長くて可愛い。

 思わず額にキスをして、頬擦りをする。

 小さくて、つい守りたくなる。



*****



 エヴァレットが自警団に入団したいと来た時、団長は反対をした。身体が小さくて頼り無いからだ。

 彼は、内勤を希望した。自分が何が出来るか説明して、面接を取り付けた。

 俺は、団長に人手が足りない事を話し、取り敢えず内勤で使って、ダメならクビにすれば良いと言った。

 エヴァレットは役に立った。計算が得意で、仕事も丁寧だった。二週間程して、団長から白鳥スワンの制服を貰った時は、凄く喜んでいた。

 その時から俺はエヴァレットが好きだった。

 


**********



 馬の蹄の音。

 車輪の音。

 心地良い揺れ。

 温かい、、、。

 ゆっくり目を覚ますと、ディモン隊長の膝の上だった。

 ふと顔を見上げてディモン隊長の顔を見るとスヤスヤと寝ている。目の前の首筋が綺麗だ。

 そっと、ディモン隊長に寄り掛かる。

 ずっとこうしていたいな、、、。


 カタン、、、


 小さな物音に、ディモン隊長が静かに目を覚ます。ニコリと笑い、僕の額にキスをするとまた眠ってしまった。

 、、、このキスの意味が知りたい。僕も目を瞑る。


 先日の、、、あの、、、ちょっとエッチなキス、、、。どう言う意味だったんだろう、、、。僕は思い出して、一人きり恥ずかしくなった。



**********



 事務所に美しい令嬢が来ていた。誰かの婚約者かな?僕が、後ろを通り過ぎようとしたら

「貴方」

と声を掛けられた。

「はい」

ディモン隊長のお客様だった。

 僕は応接間に通し、紅茶を入れるとディモン隊長を呼びに行く。



 ディモン隊長に来客を知らせると名前を聞かれた。

 僕は答えると

「ディモン隊長の婚約者ですか?」

と聞いてしまった。

「イヤ、違う」

少しホッとしたのが伝わったのか

「気になるのか?」

とニヤニヤして言う。

 それは気になりますよ、、、やっぱりね。

 僕は口角を上げて、にっこり笑った。ただそれだけ。

 ディモン隊長は、僕の頭をガシガシ撫でて

「俺に婚約者はいないよ」

とサラリと言った。


「キャスリーン嬢」

彼女は、ディモン隊長を見ると、弾ける様な笑顔を見せた。

「ディモン様っ!」

「うっ、、、」

キャスリーン嬢は、ディモン隊長と腕を組む。

 あれ?婚約者じゃないんですよね、、、? 

「エヴァレットくん、悪いけど俺にも紅茶を一杯お願いするよ」

「あ!はいっ!」

僕がディモン隊長の紅茶を準備し始めると

「エヴァレットくんも是非一緒に」

と言われた。返事をしようと振り向くと、キャスリーン嬢に物凄く睨まれた。

「私は、まだ、仕事がありますから」

答えると、ディモン隊長が変な顔をしている。ん?

 ん?

 ディモン隊長は、あの人の事が苦手なのかな?

「キャスリーン嬢、婚約者殿はお元気ですか?」

「今はディモン隊長と過ごしているんですから、そんなお話しは為さらないで」

人差し指でツンツンしている。え、、、貴族令嬢ですよね、、、?めちゃくちゃ、グイグイ行くんだけど、大丈夫かな?

 あ、、、。

キャスリーン嬢が胸を押し付けている。

 ディモン隊長は、キャスリーン嬢の手にそっと手を置き、静かに引き離した。

「もぉ、照れないで下さいませ」

「イヤ、婚約者のいる貴女とこんな事をしてはいけないと思います」

「うふ、婚約者がいなければ良いって事ですね」 

僕は、二人分の紅茶をトレーに載せて運ぶ。

「失礼します」

そう言って、紅茶をテーブルに置き、先程出した令嬢の冷めた紅茶を下げようとトレーに移す。

「わっ!」

ディモン隊長に腰を抱かれた。びっっっくりして、トレーから手を離した。カタンッ!と音を立てる。

「申し訳ない。俺には思い人がいるので」

僕を後ろから抱き締める。

「あの、、、」

振り向いて見上げると、ディモン隊長が微笑む。

「ま、また。冗談はお止しになって」

引き攣っている。

「冗談ではありません」

そう言うと、僕の顎に手を掛けて動けなくすると、そっとキスをした。

「ま、、、まぁ、、、」

キャスリーン嬢が青い顔をして引いている。

「もう一度、お見せしましょうか?」

そう言うと、クルリと僕の身体を回し、正面を向けると頬に両手を添えてキスをする。

 長めのキスに小さく口を開くと、するりと舌が入って来た。

 あの、ちょっとエッチなキスだった。

 息が、、、。

 息が出来ない、、、。


 僕が苦しそうに眉を寄せると、少し唇を離して

「鼻で息をするんだ、、、」

と言って更に激しいキスをした。


 僕は立っている事が出来ず、膝から落ちそうになった。

 ディモン隊長が抱き締めて支えてくれる。

 チュッとわざと音を立てて唇が離れて行く。

「あ、、、」

 離れていかないで、、、と思ってしまった。

 自分の瞳が潤んでいるのがわかる。

ディモン隊長が、僕の頭をそっと撫でてから、胸に抱く。

「あ、あの、、、お二人はお付き合いされているのですか?」

キャスリーン嬢が、急に畏まった話し方に戻った。

「イヤ、俺の片思いです」

「まだお付き合いされていないのに、、、あんなに素敵なキス、、、」

ウットリしている、、、。あんなに素敵なキス?何故?



**********



 自分の仕事に戻っても、集中力が続かなくて困る。

「エヴァレットくん?」

ライアン隊員に名前を呼ばれた。

「はい」

「ぼんやりしているけど、大丈夫?」

ライアン隊員は、ディモン隊長とガーウィン隊員と仲が良い。

「あの、ライアン隊員はお付き合いしていない人とキス、出来ますか?」

いきなりの質問で、ライアン隊員はペンを落とした。

「え?」

「その、、、付き合ってもいない人がキスして来るんです」

「えっと、誰の事かな?」

「あ、、、名前はちょっと言えません」



**********



 絶対にディモンの話だ。アイツは、前にエヴァレットくんにキスしていた。付き合ってもいないのに、キスする馬鹿はアイツだけで充分だ。

「いつされたの?」

「えっと、2ヶ月位前と、公爵様のダンスパーティの時、その後、来客があった日も、、、3回位」

3回も!あの馬鹿っ!

「それで、どんな悩みなの?」

「どうしてキスするのかな?って、、、」

「エヴァレットくんは、キスが嫌なんだね?」

「嫌じゃないんです、、、だから、困っていて、、、」

おめでとう!ディモン。君の恋は実っているよ。早く告白したまえ、、、。

「君は、そのキスの相手が好きなのかい?」

「好きです、、、。ずっと前から」

「なら心配する事は無いだろう?告白すれば良いじゃないか」

阿呆らしい、、、。さっさと付き合えば良いじゃないか。

「でも、僕より立派な方なんです」

ん?何が?なんて、、、。

「僕なんて、まだ、一番下っ端だし、、、」

「勇気が無いんだ」

「、、、はい」

そんな勇気いらないから、ドンドン告白しなさい。

「私は、付き合ってもいない人にキスなんてしないけど、逆に言えば付き合ってもいないのにキスする程好き、って事じゃ無いかな?」

エヴァレットくんは瞬きをした。

「成程、、、」



**********



 ん?成程?成程じゃ無いと思う、、、。付き合ってもいないのにキスする程好きって何だ?

 やっぱり、モヤモヤするな、、、。

 仕事が終わって、寮に帰る道だった。

 それにディモン隊長はあの時、片思いって言っていたけど、キャスリーン嬢に対する牽制の言葉だと思う、、、。

 足元を見ながら歩く僕の耳に

「ニャァ、、、」

 何か聞こえて、足を止める。、、、何も聞こえない。気の所為かな?。歩き出そうとすると

「ニャァ、、、」

やっぱり聞こえた。

 僕は植え込みの中を探す。何もいないな、、、。

「ニャァ、、、」

這いつくばって、植え込みの下を覗くと小さな動物が縮こまってコチラを見ている。

 僕は、もう一度上から植え込みの中を見ると見つけた。小さな子猫が見上げていた。

「可愛いぃ〜」

植え込みに手を突っ込んで助け出す。

 パキパキ小枝を折ってしまったけど、子猫を抱き上げる事が出来た。

 怪我はして無いみたい。

 真っ黒い子猫。

「お前、隊長みたいだな」

くふふっ。

 僕は急いで寮に戻った。


 部屋の鍵を開けて子猫を降ろす。

 ニャァニャァ言いながら、ヨロヨロと歩く。

 僕は、タライにお湯を貰いに行き、子猫をそっと洗った。乾いたタオルで拭いて、この子は何を食べるのか考えた。

 食堂に行き、自分の晩御飯を受け取りながら、調理師さんに聞いてみる。

「猫?子猫ですか?赤ちゃんみたいに小さいとミルクですかねぇ〜。もうちょっと大きければ、肉とか魚とか?でも、あまり味付けして無い方が良いですかね?」

僕のご飯、少し上げても良いかな?お礼を言って、晩御飯を食べる。

 パンなら食べられるかな?パンを半分残す。おかずのチキンも少し残して、パンの中に隠した。

 僕は早々に食事を終わらせて部屋に戻った。


 部屋の鍵を開けて、そっと扉を開けて中を覗く。

 静かに扉を閉めると、ベッドの上に小さな耳が見えた。

 僕はベッドに腰掛けて、パンを小さく千切る。子猫は僕の掌に載せたパンの匂いを嗅いで舐めた。



 寮で猫を飼って良いのかな?でも、もしダメって言われたらどうしよう、、、。まだ、小さいしな。

 僕は子猫に隊長と名付けて、こっそり飼った。



 休日、街に隊長の物を買いに行く。ご飯を上げるお皿を買いたかったんだ。

 街に出るのは久しぶりで、ちょっと楽しかった。寮で食事が取れるから、僕はあまり街に出ない。

 隊長用の小さなお皿を見つけて、二つ買う。一つは飲み水用のお皿。

 僕はそれだけ買うと寮に帰りたくなった。早く帰って、隊長と遊ばないと。



 たまには自分のお昼ご飯でも買おうかと店に入る。持ち帰り出来るサンドイッチを眺めていると、窓の外にディモン隊長を見つけた。

 女性と一緒に歩いている。

 素直にお似合いだと思う。

 長い金髪が光に当たって、ツヤツヤと輝く。綺麗な人だな。

 ディモン隊長の引き締まった、真っ黒な立ち姿の横に、ふんわりとした雰囲気の女性。とても素敵だ。

 僕はサンドイッチを買うと、ディモン隊長達が歩いて行った方向とは逆の道を選んで、寮に帰った。



 僕の事好きでも、女性とデートは出来るのかな?



*****



 部屋の鍵を開け

「隊長、ただいま」

と言って部屋に入る。

 隊長は僕が鍵を開ける音で気が着くのか、扉を開けるといつもこちらを見ている。

 僕は新しいお皿を鞄から出して、一つだけ持って水を入れに行く。

「隊長、静かにしていて下さいね」

と言って部屋を出た。



**********



 廊下の角を曲がったら、エヴァレットくんが

「隊長、ただいま」

と言って部屋に入って行った。中にディモンがいるのか?と考えていると、扉が開いて

「静かにしていて」

と聞こえた。アイツら、いつから付き合ってるんだ?

 二人で、エヴァレットくんの買って来たサンドイッチでも食べるのか?案外仲良くやっているのかもな。



**********



「イヤ、付き合って無いけど?」

ライアンは変な顔をした。

「でも、今日の昼、エヴァレットくんの部屋にいただろ?」

「今日は見回りで、ガーウィンと1日外だったからな」

「え?でも、部屋に入りながら隊長って言ってたぞ?」

「隊長は他にもいるだろ、、、」

エヴァレットの部屋にいたのは誰なんだ?



**********



 そう言えば、最近エヴァレットと会う事が無かった。あんな事の後だから、避けられているのかと思っていたけど、誰かと付き合っていたら、、、。



 思わずエヴァレットの部屋に来てしまった。中に人の気配がする。

 ノックをしようとした手を止める。

「ダメですよ、隊長」

微かに聞こえた。俺は扉に耳を当てる。

「あ!ダメですって!そんな所カリカリしないで下さい!」

思わずノックをしてしまった。会話は途切れて、中で息を潜めているのが伝わって来る。

「しー、、、。隊長は此処に隠れていて下さい」

と聞こえた。

「チビ?」

声を掛ける。

「今っ、開けますからっ!」

鍵を開ける音がして、扉が開く。

「ディモン隊長、どうしたんですか?」

「誰か来ているのか?」

「いえ、誰もいませんよ?」

嘘をかれた。

 ガタガタッ

 クローゼットの中から音がした。そんなに大きくないクローゼットだ、まぁ、人一人入れるか入れないか位の広さだろう、、、。中から微かに人の声が聞こえた。

 俺がクローゼットの取っ手に手を掛けると、エヴァレットが叫んだ!

「待って!待って下さい!」

エヴァレットが言い終わる前に扉を開けた。

 誰もいない。積み上げてあった箱が崩れただけだった。

「ん?」

クローゼットの隅に何かいる。掛かっている衣服をずらすと小さな猫が眩しそうに瞼を閉じ

「ニャァ」

と鳴いた。

「猫?」



**********



 真っ黒い小さな猫は、エヴァレットから水を貰うと、ピチャピチャと音を立てて舐めた。

「拾ったんです」

サンドイッチに挟まれたチキンをほぐしながらいう。

「寮で飼って良いか分からなかったけど、小さいから心配で連れて来ちゃったんです」

 びっくりした。本当に誰かいるかと思った。

「この猫が隊長?」

「!。どうして知ってるんですか?」

「昼間、ライアンがチビがそう言いながら部屋に入って行くのを見たそうだ」

「気を付けてたのに、見られてたんですね」

エヴァレットは、ほぐしたチキンとパンの柔らかい所を小さく千切って皿に載せる。

「どうして隊長なんだ?」

「あ、、、。えっと、隊長に似てるから、、、」

隊長の前に皿を置くと、小さな黒い隊長がはぐはぐと食べる。

「俺はこんなに可愛く無いぞ」

「頭から爪先まで真っ黒で、ディモン隊長に似てます」

「そうか」

隊長は、ご飯をペロリと平らげると部屋の中を散歩する。

「でも、隊長なんて名前ダメですよね」

「どうして?」

「だって、紛らわしいと思います」

「俺は似合ってると思う」

それに、俺に似ているから隊長と名付けるなんて、嬉しいじゃないか。

「コイツは隊長で良いから、俺はディモンと呼べば良いだろ?」

エヴァレットは一瞬、嬉しそうな顔をした。

「ダメです。僕はディモン隊長とそんなに親しくありません、、、」

隊長の皿を片付けながら言う。

「俺が良いって言ってるのに?」

「周りの人が許しません。僕なんて、入ってまだ一年も経ってないのに、名前呼びなんて図々しいって思われます」

隊長はあちこち散歩をしながら、走り回る。エヴァレットは微笑みながら見守っていた。

「俺と付き合っていれば、誰にも文句を言われないだろ?」

「でも、、、」

「待て、、、あれ、、、」

隊長が部屋の隅で後ろを向いてりきんでいる。

「あー!」

エヴァレットの部屋の片隅は、隊長のトイレになった。



*****



 隊長の汚した場所を片付け

「やっぱり家の中では飼えないんですかね、、、」

うーん、一度此処がトイレだと認識したら同じ場所でするかも知れない。

「取り敢えず、此処に木箱でも置いて、汚れても良い様に砂でも入れておくか、、、。砂掛け行為とかありそうだし」

「さっき、床を掻いていたのはそれですか?」

「多分」



 俺達は、食堂に行き、調理師に空箱が無いか聞いた。要らない空箱から高さの無い、ちょっと広めの箱を貰う。

 砂は寮の裏手で適当に漁った。



 エヴァレットの部屋に戻ると隊長はスヤスヤと眠っていた。可愛い。どちらかと言えば、俺よりエヴァレットに似ていると思う。



**********



 ディモン隊長がなかなか帰ってくれない。帰れとも言えないし、こう言う時、どうしたら良いんだろう、、、。

「あの、ディモン隊長?」

「あ、、、ほら、隊長なんて言うから、隊長が呼ばれたと思ってるぞ」

隊長の耳がピクピクしている。

「でも、、、」

ディモンさんなんて呼べない、、、。


隊長は僕のベッドで寝ている。僕達はベッドに腰掛けて、隊長を見ていた。


「ライアンに、、、」

「?」

「付き合ってもいないのに、キスして来るって相談したんだって?」

「、、、」

「悪かったな。イヤな思いをさせた」

そう言って、僕の頬を撫でる。

 、、、ライアン隊員には、イヤじゃ無いって話したのに、、、。どこまで聞いたんだろう、、、。

 ん?僕、ライアン隊員にディモン隊長だって言ったかな?、、、。

 好きだから嫌じゃ無いって、言わなかったっけ?

「あの、、、ライアン隊員からどこまで聞いたんですか?」

「どこまで?」

「はい」

「どこまでって、どこまで?」 

「えっ、、、っと」

「ん?」

「嫌じゃ無い、、、とか」

「後は?」

「え?」

「他にも話したのか?」

僕の頬を包み込む様に触る。

「、、、」

これ以上話したら、僕がディモン隊長が好きだってバレちゃうんだけど、、、。

「じゃあ、何故嫌じゃ無かったんだ?」

え〜、、、それ言ったら告白だよ、、、。

「チビ、、、?」

「どうして、ディモン隊長の話だと思ったんですか?違う人の話しかも知れないでしょ?」

「、、、チビは、色んな人からキスされるのか?」

顎をクイッと上げられた。ディモン隊長の顔がゆっくり近付いて来る、、、。思わず、ディモン隊長の口を両手で隠してしまった。

「どうして僕にキスするんですか?」

「好きだから、、、」

好き?

「でも、一度もそんな事言ってくれないし、付き合っても無いのに、キスなんて、、、」

「俺から告白したら、チビは断り辛いだろ?」

「?」

「俺の方が立場が上だからな、もし、俺から告白して付き合っても、立場上断れなかったのかなって考えてしまう。だから、告白出来なかった。まぁ、結局、振られたけどな、、、」

「、、、振ってないですよ?」

「違うヤツの話しなんだろ?」

「かも知れないって言いました」

「じゃ、俺の話なのか?」

「、、、そうですけど、、、」

「じゃあ、俺のキス、、、嫌じゃ無いんだな?」

僕の両手を掴み、掌にキスをする。

 掌って感じるんだ、、、ゾクゾクした。

「エヴァレット、お前の気持ちを聞きたい」

、、、いつもチビって言うのに、名前で呼んでくれた。

 僕の掌を、ディモン隊長の頬に持って行く。

「エヴァレット?」

もう一度、掌にキス。

 、、、でも、僕は言えなかった。昼間、ディモン隊長がデートしていたのを思い出したから、、、。

「ディモン隊長は、僕を揶揄からかってるんでしょ?」

「何故?」

「昼間、女性とデートしていました」

「今日の昼間なら仕事中だ、制服を着ていただろう?」

「、、、着てました、、、」

「ヤキモチを妬いたのか?」

「、、、嫌だな、見たく無いな、とは思いました」

「それがヤキモチだろ?」

ディモン隊長は、握っていた僕の手をグイッと引っ張り、僕を抱き寄せた。

「それで、エヴァレットの気持ちは?」

「好きです。ディモン隊長の側にいたい、、、」

「ディモンと呼ばないと、隊長が混乱する、、、」

そう言いながら、あのキスをしてくれた。甘い、甘いキス。恋人同士がする、深いキスだった。



*****



 僕は少し困っている。ディモンさんは付き合い出したら、所構わずキスをする。

 デートで買い物をしている時。商品を選んでいると、少しかがんでキスをする。

 何かを待っている時や、少し会話が途切れた時、チュッと軽くキスされる。

「ディモンさん、街中で止めて下さい!みんな見てるじゃないですか!」

「だって、チビは俺の物だってアピールしないと」

「僕の事なんて、誰も見てませんよ!」

「わかった、わかった。それなら、俺がエヴァレットの物だってアピールしたいから、な!」

グイッと腰に手を回し、濃厚なキスをされた。そのまま、建物の影に連れ込まれる。

「ちょっ、、、」

頭が痺れて、息が漏れてしまう。

「ディモン、、、待っ、、、て」

ディモンさんの気持ち良いキスで、腰が砕けそうになる。もっともっと欲しくなって、僕はディモンさんの頬に両手を添える。

 ディモンさんが急に何かを払うように右手を投げ出した。

「え?!」

カーンッと乾いた音がした。

「何?」

僕を左手で抱き締め、右手には女性の腕を掴んでいた。

「これ以上はいけません。傷害罪になりますよ」

「離して下さいっ!離してっ!」

僕が混乱していると、首で示して

「あのナイフを拾って下さい」

と言われた。僕は慌ててナイフを拾いに行く。危ないからハンカチで包んで振り返る。

「どうしてっ?こんなに貴方が好きなのに、どうして分かってくれないんですか?!あんな男より!」

僕を指差す。

「あんな男より、わたくしの方が余程貴方にお似合いじゃないですかっ!」

え?このナイフで僕を刺そうとしたの?考えた途端震えて来た。壁に寄り掛かり、座り込まない様に身体を支える。

「申し訳ない、俺は貴女よりアイツの方が好きなんだ」

「でもっ!」

ピィィィーッ!

 ディモンさんが笛を吹くと、近くにいた自警団のレイブンが駆けつけた。

「ディモン隊長?!」

「エヴァレットが刺されそうになった、彼女を連れて行ってくれ。ナイフはエヴァレットが持っている」

ガーウィン隊員も追い付き、僕の元に来てくれた。

「大丈夫か?」

ガーウィン隊長が、ナイフを受け取ろうと手を差し出す。僕はガタガタ震えながらナイフを渡した。

 女性を引き渡して、ディモンさんがこちらに来る。

「エヴァレット、、、」

「血が!」

ディモンさんの右手の甲に、ナイフで切った傷が合った。ハンカチが無い。

 どうしよう、どうしたら、、、。

 涙が出そうになる。

「俺のポケットにハンカチが入っているから、出してくれないか?」

僕は急いでハンカチを取り出す。傷口をそっと覆う様にハンカチを結んだ。

 血を見て、緊張したのか呼吸が短くなっていた。ハッ、、ハッ、、ハッ、、と息を吸う僕をディモンさんは抱き締めてくれた。

「エヴァレット、落ち着いて、大丈夫だから」

そう言いながら、優しく背中をさする。

ディモンさんの香りがする。呼吸が落ち着いて来たら、涙がポロポロ出て来た。僕はディモンさんにしがみ付いて涙を拭いた。



 そのまま、ディモンさんは事情聴取に呼ばれ、僕達はバラバラになった。ガーウィン隊員が寮の部屋まで送ってくれる。

 折角のデートだったのに、と思いながらディモンさんの傷を心配した。



*****



 ディモンさんは食事の前に帰って来た。一緒に食事を摂りながら、彼女の話しを聞いた。

 


 食事の後、僕達はディモンさんの部屋へ行った。

 初めて入る部屋は、僕の部屋と変わらない広さで意外だった。

「おいで」

と言われて、手を引かれながらベッドに腰掛ける。

右手の包帯に目が行くと、ディモンさんはフッと笑う。

「大丈夫。ちゃんと治療して貰った。毎日包帯を替えながら傷口を見て貰うから、安心して、、、」

そう言いながらキスをする。


 僕の部屋とは違う匂いがして、緊張する。


「折角、エヴァレットが俺の部屋にいるのに、何も出来ないなんて切ないな、、、」

僕は、ディモンさんを抱き締めながら

「早く治ると良いですね」

と言って見上げる。

 ディモンさんの顔がゆっくり近付いて来て、優しい優しいキスをした。



**********



 黒猫の隊長が少し大きくなった頃、寮で飼うことが難しくなって来たなと思っていたら、ディモンさんが一緒に住もうと言ってくれた。

 僕達は、職場の近くに小さい家を借りて二人で住む事にした。

 ディモンさんは意外にも料理が得意で、休みの日は、僕に料理を教えてくれる。

 


 ディモンさんは、相変わらず街に出ると所構わずキスをする。


 最初は恥ずかしかったけど、そのお陰でディモンさんに近付いて来る女性が減ったのは嬉しかった。


 ディモンさんの隣りは僕の居場所になった。



沢山の作品の中から選んで頂けて嬉しいです。

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