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なぜ勇者が魔王を倒さなけりゃならない?

作者: アルルの男

「久しぶりの自由な身体はいいものだな…」


2025年1月1日 太平洋上に神話の話とされていたムー大陸が復活した

ムー大陸には数万年前勇者に倒された魔王がいた

その魔王が今、現代に蘇ったのである

魔王は魔法で全人類に発信した


「はっはっは!我は蘇ったぞ!人類よ、我の前にひれ伏すが良い!はっはっは!」


新年早々とんでもニュースが飛び込んできた人類は混乱したが、それと同時にこう思った


「あれ?勝てんじゃね?」


各国政府は黙っておらず国連も含め人類の安全保障(ムー大陸の権益)のために準備を始めていた


翌二日には国連安全保障理事会が緊急で開かれ、両アメリカ大陸西海岸、日本列島、オーストラリアを前線として多国籍軍を編成することが決定された

こうして復活から三日後にはムー大陸完全包囲網が出来上がっていた


魔王はそんなことはつゆ知らず、人類を蹂躙する計画を呑気に立てていた

ちなみに魔王軍側の軍事力は中世ほどから然程変わっていない

数万年前では圧倒できた技術力でも、現代では違う

完全に人類側が優位なのである


包囲網完成から三日後の六日

魔王軍の軍勢の第一波が多国籍軍の前線へ到達した

敵は木造の船で渡ってきたため圧倒的軍事力を誇る米海軍が到達前に既に蹂躙していた

かろうじて渡り切った魔王軍も上陸中に簡単に射殺された

この知らせを聞いた魔王は呑気なもので「第二波は絶対成功する」とか阿保なことをほざいていた


二日後の8日

魔王軍の第二波が到達した

今回はドラゴンが率いる航空部隊だったが、米中露日豪空軍の飽和攻撃により全滅

他に大型のコウモリなどもいたが戦闘機の機関砲と地上からの対空砲撃によりなすすべなく敗退

第二波も人類の完全勝利に終わった

ちなみに日本は第一波で攻撃を受けたため憲法九条に基づいて参戦している

ここで魔王はやっと「流石に上陸できてないにはやばくね?」と思ったが遅かった


翌日には米中露軍が反抗作戦を開始

珍しく三国が協力して沿岸部へ上陸作戦を行った

沿岸部を防衛していた魔王軍は空から飛んでくる音速ミサイルや第五世代戦闘機、海上からの援護射撃や圧倒的物量の前になすすべなく敗退、沿岸部を明け渡す形となった

この知らせを受けた魔王は「あれやばくね?」と本気で焦り始めた


翌日、魔王はこれ以上の侵攻を妨害するために結界を張った

しかし案外物量でゴリ押せるもので飽和攻撃によりすぐに破れた

この防御を受けた各国は思った


「別に魔王後回しにする必要ある?」と


翌日には作戦が決行された

各国空軍による魔王城に対するミサイルでの飽和攻撃であった

魔王軍も後ろに控えていたドラゴンの本隊による迎撃やコウモリの必死の神風アタックで抵抗したものの物量には敵わず魔王城へ多数のミサイルが着弾した

魔王はなんとか死を免れたもののビビり散らかして失禁していた


そんなことはつゆ知らず各国は第二波攻撃を仕掛けた

魔王城の次は魔王への直接攻撃であった

流石の魔王もやばいと思い第二形態を吹っ飛ばし第三形態にまで進化

魔法を使い迎撃を行いなんとか全弾を迎撃することに成功した

しかしこれが仇となった

潔く死ねばよかったものを!


翌日、北朝鮮が核を搭載しICBMを発射

もちろん魔王はこれを察知したがマッハ10を超えて宇宙空間から飛んでくるICBMを迎撃することは難しく、なすすべなく着弾

魔王城跡地には汚ねぇ花火が出来上がった

こうして人類は魔王軍に対して大勝利を収めた


なお、無闇に核兵器を使ったため北朝鮮が懲罰戦争を仕掛けられたりムー大陸分割でいざこざが起こったりするのはまた別のお話である。

めでたしめでたし

書くのが下手で申し訳ない

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