6位.751ポイント.小説の舞台.日本
作品.戦国大名ですら手を焼いた『寺社勢力』──その力を奪
ったのは誰だ?
作者.歌池 聡様.短編小説.2,863文字
「総合評価 751ポイント 順位 6位」
「ライトな歴史時代劇好きにおすすめ」
この小説の舞台は、1600年~1700年代の日本だ
寺社奉行の人が領主による寺社統制の歴史を振り返る話となっている
話の単純化がうまい
ライトな歴史時代劇が好きな人は読んでほしい
総合評価 ★★★★★★★〇〇〇751/1000ポイント
Aおすすめ度 80★★★★★★★〇〇〇戦国と江戸時代が好きなら
B歴史マニア度 -- ライト度で評価
B歴史ライト度 72★★★★★★★〇〇〇まず分かりやすい
C歴史の深み 63★★★★★★〇〇〇〇歴史部分に抜けが…
Dオリジナリティ64★★★★★★〇〇〇〇話の単純化がうまい
E主テーマ分水嶺86★★★★★★★★★〇武装解除に舵切る分水嶺
F現代との繋がり98★★★★★★★★★★軍縮と平和いうテーマ
G読後感 60★★★★★★〇〇〇〇納得がある
Hおもしろさ 78★★★★★★★★〇〇軽さが楽でおもしろい
I読みやすさ 81★★★★★★★★〇〇さくさく読める
J完成度 69★★★★★★★〇〇〇多面性が欲しい
「ここがおもしろい」
話を単純化することで分かりやすくなっていることが良い
統一と私的争いの禁止と刀狩りで寺社勢力の戦争介入だけでなく戦いそのものが珍しくなったという点において秀吉が分水嶺だというのは納得感がある
寺社教団の本山と末寺との支配権と領主による寺社統制権の対立の歴史部分がないことがやや物足りない
天台宗叡山、法華宗、一向宗などの政治的対立やキリスト教や奴隷貿易などが見えないことも少しマイナスとなった部分だ
これに加えて幕府の寺院諸法度、禁中並公家諸法度、武家諸法度などの関係があればまめルゥー的に満足だがこの小説の特徴である話の単純化とは真逆なので好みに左右される
なお寺社奉行は将棋囲碁や雅楽や陰陽道、戸籍管理に結婚離婚、移住や通行手形の許可、旗本訴訟などの担当であるため学問より剣術の方が得意な人は配属されない
所属している人はむしろ学問エリートであるということをまめルゥーが偶然知っていたため評価が低くなっている可能性があり小説採点で作者様は少し損をしている
そのあたりも含めて1度読んでほしい
この作品の詳細については以下のURLをご覧ください。
https://ncode.syosetu.com/n4814jo/
10項目A~Jの合計1000ポイントで採点
3位以下のポイントは1位と2位の小説のせいで採点の.C歴史の深みの項目を手直しすることになった
評価が低いと感じた作者様には申し訳ない
多くの小説を頑張って読んで自分なりに書いたつもりだ
採点評価は上から目線ぽくなって申し訳ない気がする
うまく書くのが苦手なので許してほしい