2位.902ポイント.小説の舞台.ヨーロッパ
作品.脳筋王子と肥満王~仏独伊が出来た頃の物語~
作者.ほうこうおんち様.全42エピソード.150,416文字
「総合評価 902ポイント 順位 2位」
「本格派ヨーロッパ歴史小説が好きな人におすすめ」
この小説の舞台は、800年代のヨーロッパだ
フランク王国の分裂からのヨーロッパ中世前期の動乱ストーリーとなっている
これもまたお化け小説だ
ふざけた題名に騙されそうになるが歴史好きなら満足する欧州の本格中世小説の大作だ
1度評価し終えた他の人の作品のポイントを低くつけ直すことになったのはこの小説ともう1作品のせいだ
本格的なヨーロッパの歴史小説が好きな人にとって読んで損はなし
総合評価 ★★★★★★★★★〇903/1000ポイント
Aおすすめ度 +100★★★★★★★★★★読んで損なし
B歴史マニア度+100★★★★★★★★★★難しさはある
B歴史ライト度 -- マニア度で評価
C歴史の深み 99★★★★★★★★★★考察まで深い
Dオリジナリティ89★★★★★★★★★〇この時代は珍しい
E主テーマ分水嶺81★★★★★★★★〇〇欧州歴史の選択肢
F現代との繋がり74★★★★★★★〇〇〇概ね史実通り
G読後感 93★★★★★★★★★〇作者の思考が良い
Hおもしろさ 91★★★★★★★★★〇歴史好きなら好む
I読みやすさ 86★★★★★★★★★〇地図が良い
J完成度 90★★★★★★★★★〇歴史好きなら満足
「ここがおもしろい」
物語が脳筋主人公によって進行する
馴染みのないこの時代をコミカルにすることで分かりやすく描いている
カカロットシンドロームのような造語もマニアックで難しい時代の理解に親しみやすさを感じさせる工夫だ
地図があり欧州に土地勘が無くても位置関係が分かりやすい
毎日複数話を投稿しているにもかかわらず欧州の複雑な関係を最後まで完成度高く書き切った
作者の私見入りまくりの雑感や考察も深さがあり興味深い
まめルゥーにとってもかなり勉強になった
ただしF現代との繋がりの評価項目で1位の小説との差がついた
予言的中がやばすぎたし1位作はかなり現代を意識して歴史を書いてある
歴史小説は過去と現代と繋げるものでもあるので簡単に除外するわけにもいかないがFの評価項目を除くとHやIやJの部分で高い採点のこの小説は実質1位だ
毎日の投稿日時の後ろにある(改)の文字にも作者様のご苦労を感じる
長くて少し難しい15万字の大作だが実質1位の小説を最後まで勢いで読んでほしい
この作品の詳細については以下のURLをご覧ください。
https://ncode.syosetu.com/n8282jn/
10項目A~Jの合計1000ポイントで採点
多くの小説を頑張って読んで自分なりに書いたつもりだ
採点評価は上から目線ぽくなって申し訳ない気がする
うまく書くのが苦手なので許してほしい