表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/46

第7話 改めて状況を確認すると

武達5人の動向の話に戻ります

武を先頭に草原を歩き始めた5人。 武の言った通り投げつけるの良さそうな石や木の枝が落ちて無いか気を付けながら歩いていたが草原には枝どころか石っころ一つ落ちて無かった。 歩き始めた当初は単純に色々あり見落としたとしても流石におかしいと思い始めた頃明人が武に声を掛けた。


 


「なぁ武、結構歩いて来たと思うんだが石一つ落ちて無いって変じゃないか?」


 「そうなんだよな、俺も同じ事考えてた。 それと何気に1時間近く歩いてるから一回休むか」


確かに明人が言う前に何も落ちて無い事への不信感はあった。それでも見落としてる可能性も無い訳じゃ無いが、いくら何でも5人全員が見落とすとは考えにくいしなぁ…


 「ねぇ武、森へ歩き始める前に言ってた問題って言葉や武器の有無と治安状態だけ? それ以外も何かあるんじゃない? 時々止まって周囲を見てたでしょ。 あれって石とか何かを探してる感じじゃ無かったよ」


 「何だ朱美、気づいてたのか? てっきり誤魔化せてると思ってたんだが、バレてたか」


 「気づいたのは晃ちゃんだけどね。晃ちゃんに言われて観察してたら確かにちょっと変だなって思ったよ」


そう言うと朱美は晃へ視線を向けると晃は遠慮がちに頷いた。 由衣と明人を見たら気付いて無かったのか微妙な顔をしていた。 まぁ由衣と明人は後ろに居たし気づかなくても仕方ないか。


 「ん~ そうだな、黙ってるつもりじ無いしこの際俺が気にしてる点を全部言っちまうか」


と言い頭を掻きながらもう一度周囲を見てから改めて目的地にしてる光って見える森を見つめた。

(とは言え何処まで言うかが難しい所だよなぁ… 下手に情報出し渋ると帰って危険な事になりかねねぇし、まいったな)


 「武、悪い癖出てる。武が頭を掻きながら言う時は何かしら誤魔化す時。 こんな普通に考えたらあり得ない状況なら包み隠さず言うべきよ。それが皆の安全に繋がるかも知れない。 明人君も言ってたでしょ、この中で異世界物を沢山読んでる武が色んな状況を想定しやすい。 だから危険に繋がる可能性も含めて全部話して。 皆もそれで良い?」


晃に指摘され俺は頭を掻いてた手を思わず見つめた。他の3人は普段あまり喋らない晃がはっきり人に意見したのを見て驚いてた。俺は晃を目を見つめて諦めて本当に全部言う事にした。


 「分かった、降参だ晃。 ったく之だから従妹ってのは面倒だ」


 「それ、今関係ない。 早く全部言う」


 「わ~ったよ、言えば良いんだろ言えば! って言うかちと長くなりそうだから座って話すか。 立ったまま話すのもなんだしな」


 「すご、 武が押されてる」


そう言うと皆思い思いに地面に座った。後、朱美そこは言わないでもらえるとありがたい。俺と明人はそのままどかっと地面に座ったが女子3人はやっぱ個性でるな。由衣は陸上部に入ってて元気バリバリ女子系で結構ずぼらな性格なのか俺たちみたいにそのまま座ったのに対して朱美は多少地面の草を均してから其処に座った。晃は草を均した上にハンカチを置いてから座った。 って今はそんな事どうでも良いか。


 「あ~ 先ず前提としてして俺達5人は何らかの現象? に巻き込まれて異世界? に飛ばされたって認識でいいか?」


そう言って俺は4人を見渡した。 すると4人は顔を見つめ合ってから頷いた。


 「で、俺達はそのまま突っ立てる訳にも行かないから取り合えずあの光って見える森の部分を目指して歩き始めた。 が、ここまで歩いて何も落ちて無い事以外で何か気づいた事ないか?」


俺は4人に聞いて見た。これは単に俺の勘違いの可能性があるからだ。


 「ねぇ、私達1時間位ずっと歩き続けて来たんだよね。 途中少しは止まったりしたけど」


 「あぁ、俺は腕時計で時間を見てたから間違いなく1時間は歩いて来たぞ」


 「そうだよね、だとすると全然疲れて無いんだけど。 自分で言うのもあれだけど、私文系でこの5人の中じゃ一番体力無いよ。 それなのに皆に付いて歩いて来れたの変じゃない?」


俺は朱美の言葉を聞いて『ああ、やっぱり勘違いじゃ無かったか』と思った。 朱美の言葉を聞いて他の3人も気づいたらしく何か考えてる。


 「そうだな、井上さんの言う通り全く疲れて無い気がする。武は気づいてたっぽいよな、聞いてくるぐらいだから」


 「ああ、大体40分ぐらい過ぎたぐらいか? それぐらいに疲れて無いのに気が付いた。 これに関して異世界物で考えれるとしたら、この世界に来た時に俺達全員の基礎体力が大幅に増えたって事だ。 もしかしたら増えたのは体力だけじゃないかも知れんが今はそれを確かめる方法がないしな。 実は歩きながらゲームのステータス画面みたいのが出ないかあれこれ試して見てたんだが駄目だったし」


 「そんな事してたの?」


由衣さんや、そんな呆れたような様な顔で見るの止めて貰えません? 地味にダメージが来ます…

 

 「まぁな、異世界物だと意外とステータス画面がでるのが多いからな。

で、だ。 後、この草原の違和感に気づいたか?」


 「草原の違和感? いや普通に草原だろ。 日本じゃ草原なんて見た事無いから普通の草原なんてしらんが」


どうやら明人は違和感に気づかなかったらしい。女子3人も改めて見渡してたが朱美と晃がハッっとして立ち上がってから草原をもう一度見渡した。


 「晃さん、気づいた?」


 「多分だけど… この草原起伏が全くない?」


晃が言うと明人と由衣も立ち上がってもう一度草原を見渡した。 


 「確かに起伏が全くないね、向こうに見える森とか普通に凹凸って言うか高低差がある様に見えるけど草原は… 」


 「何でこんな単純な事に気づかなかった?」


 「単純な事だから気づけなかったのかしら?」


 「多分、晃が正解かもな。 俺も気づいたのは少し前出し、とりあえずそれも含めて俺の考えを言うからもう一度座ってくれ」


俺がそう言うと4人はもう一度座り直して俺を見つめて来た。


 「俺が考えてるのはこの草原は誰かしらの手が入ってる可能性だな。それこそ俺達みたいな異世界人を召喚する為に整えられた土地だってことだ。 自然界でこれだけ広大な土地が起伏も無しで出来たと考えるのは不自然だしな。ったくこの広さ東京ドーム何個分だっての。 それで、もしここが人の手で作られた場所だと想定したらそれを手入れしなけりゃ草は伸び放題枯れ放題ですぐに荒れる。 それなのに、俺たちが歩いて来た以外人が入った痕跡が全くないってのはおかしい。そうなるとだ…」


 「武君やけに草原? に詳しいね」


 「武はいつも家の裏にはの草取りサボってお父さんに怒れてる」


 「ちょ晃! ここでそんな事バラすなよ! てか何で知ってんだ‼」


 「武のお母さんが私のお母さんに愚痴? を言ってるの聞いた。「武の奴お小遣い上げるって言ってるのにまた庭の草取りサボって草が伸びて荒れて来たのよね」って」


 「お袋おおぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお」


 ーー5分後ーー


 何とか気を取り直したので改めて話を再開しようと思うんだが微妙に4人からの視線が… くそ、気にしたら俺のライフポイントが持たん、ここは無視だ! 気づかんフリだ‼


 「あ~ 何処まで話をしたっけ?」


正直気が荒れて何処まで話したか忘れてしまったんだよな、マジで何処まではなしたっけ?


 「この草原に人の手が入ってる気配が無いって所かな?」


 「あー そうだったそうだった由衣ありがと。 そう、人の手入れが入ってる痕跡が無い以上それ以外の要因で此処がこうなってそれ以降も不思議な力で此処が維持されてる可能性が高いんだが、それ以外の要因が何か思いつくか? 朱美どうだ?」


 「え!? 私? あっ えっと…  あ! もしかして神様とか?」


 「おっ 流石異世界物小説貸しただけあって気づいたか。 ってその顔だと俺が言いたい事にも気づいたみたいだな」


 「あ~ 何となくだけど、此処ってもしかしてこの世界では聖地? みたいな場所じゃないかって事?」


 「正解! 正解者には10点差し上げます!」


 「武、ふざけてないで説明続き」


 「お、おう すまん。 朱美が言った通りこの世界のこの場所が聖地とされていたら其処から現れた人が居たらどう思われると思う? 今度は明人、お前が答えて見ろ」


 「そりゃぁあれだろ、聖人とかだろ」


 「そうだな、そうなるだろうな。 後は神の使いだとか思われる可能性が高い。 可能性は低いが異世界転移して来る人がそれなりに居て単純に異世界物の言葉を借りるなら『渡り人』だとか言われてるかもな。

そうなるとだ、異世界物で一番厄介な宗教絡みのトラブルに巻き込まれる

可能性が高い。 ベーシックな展開だと国と宗教国家が聖人だとか神の使いを取り合って争ってたり、国VS国VS教会とかか? で此処からが重要なんだが大抵の場合は主人公は一人だ。 たまに複数人で飛ばされて~ ってのあるが大抵一人を取り合ったり、飛ばされた本人が一人で解決~ 見たいな展開だな。で俺達は5人居る訳だ。 そうすると一番最悪な展開は各勢力によってバラバラにされ二度と会えないどころか残りの誰かを奪い取る為に争い、戦争が起こる事も考えにゃならん。それと現地民と接触した際俺達を取り込もうとしてる勢力の場合、最悪奴隷にされ、そいつ等の操り人形にされるかも知れないって事だ」


俺が考える最悪の展開を4人に伝えたら4人とも驚愕と恐怖とが混ざった複雑な顔をしていた。 だから言いたく無かった、だけど言わずにそうなってからでは遅い。そうなったら俺は… 考えたくなかった。

だから晃に言われた時、覚悟を決めて話す事を決めた。 そして実際に話してみて5人で無事にこの世界で生き抜いてやろうって改めて覚悟を決める事が出来た。 だが4人はどうだろうか? それぞれ見てみるが皆顔色を悪くして複雑な顔をして何か考えて居るようだった。 


誤字脱字がありましたらお気軽にご連絡ください。

また感想お待ちしております、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ