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2/2

1-1 はじまり

【name】

ミコト


【job】

転生者


【status】

LEVEL:1

HP 100/100

MP101/101

str:1

vit :1

agl:1

dex:1

int:1

luk:1


【skill】

???


【battlestatus】

atk:3

magicatk:6

def:7

magicdef:0

hit:2

hiddenstatus1

hiddenstatus2

hiddenstatus3


【equipment】

主装備:素手

副装備:素手

胴体:異界の服…防御5

追加装備:シルバーネックレス…防御1

特殊装備:ペアリング…防御…1


ミコトは頭痛のおさまりを待って、煙のみえた場所を目指すことにした。


そして歩いてみると自分の動きがぎこちない事がわかる。

記憶にあるような過去の自分との動作に違和感を感じていた。


ミコトはテニスサークルに所属しており、そこはしっかりとサークル活動を本格的に行なっていた。

ミコト自身も日本テニス協会(JTA)でランキングに載るようなそんな選手でもあった。


一時期は本気でプロを目指した事もあったが、結局安定を選び企業戦士を選択したのである。


安定を選んだ理由は……彼女…ブッツリとその記憶を削り取るかのような、またも酷い頭痛が襲い来る。


記憶を辿ると必ず行き着く先は頭痛と吐気である。


ただ、そうした運動神経もそれなりにいいはずの自分の記憶との違和感はそれはお世辞にもあまり運動が得意でないような走力…そして体力であった。


すこし走るとすぐに息が切れてしまう…


はぁはぁ…肩で息をするミコト。


「これ年のせいかぁ…」

たしかに企業戦士となって、仕事三昧だった為、体力は低下していても不思議はないがここまで落ちるものなのかとミコトは腑に落ちないでいた。


まだ煙が立ち上る場所まではだいぶ距離があるようにみえる。

わずかにその煙は村から立ち昇っているのがわかるような距離までは来ていた。



しかし、その場所でふと現れた生物を目にしたミコト。

この世界でありふれた生物であったのがミコトにはそんな事わかるべくもなく。


それはミコトには一見して見たこともない生物であった。


一見するとただの大きな毛球のようであるのだが、それには目があるのである。どこかの不動産のマスコットのような見た目をしていた。


「これもしかして新種の生物じゃないか?」

独り言を言うミコト。


そしてその小さな生き物はだが途端に牙をむけ、ミコトに襲いかかってきたのである。


「うわああー」

思わず大声をあげて尻餅をつくミコト。


その生物はその大声にわずかに怯んだものの、そのままミコトへ噛み付いてくる。


腕で振り払おうとするミコトであったが、その反射速度は早かったものの、手の振りがとても遅く、振り払うどころか格好の餌食となってしまった。


その振り払おうとした腕を強く咬まれるミコト。


「痛っった!」

しっかりと噛み痕が残っている。


そして自身の身体が重くなる感覚…


(なんだ?なんで腕を噛まれただけなのにこんなに身体が怠いんだ?まさか狂犬病とか毒とかか?)


ちなみにその生物は毒など一切もっていない。


そして自身が優勢な事を悟ったその生物は

「キュッキュキュ」

可愛い声をあげて、さらにミコトへと襲いかかってくる。


「うわぁぁー来るなっ、来るなよぅ!」

ミコトは立って慌てて逃げ始める。


小さい生物は追ってくるがそれほど速くはない為、ミコトはなんとか逃げる事ができた。


またも息を切らし、肩を上下させて息をつく。


「なんだっていうんだ…あんな生き物見たこともない。」


そこまで言って冷静になるとふと思い出す。


(ん?本当に見たことないか…どこかで見たような気がしないでもないのだが…どこで見たんだっけ?)


ミコトは一人で立ち止まり必死に記憶を辿ろうとする。

頭痛が起きないか恐れながれであったのだが、そう簡単には思い出せそうになかった。


あの生物に見つからないように迂回して煙の元に向かうことにし、ミコトは走り出す。


すこしの休憩を何度か挟んで、ようやくミコトは小さな村へとたどり着いたのである。


村は柵でおおわれており、入り口には門があり、その入り口には2人ほど村の者だろうか武装して入り口を守っていた。


ミコトからすれば仰々しいと思ったのだが、この世界ではそれは魔物の襲撃から村を守るための自衛手段であるのだから仕方がない事であった。

もちろんミコトはこの世界に魔物がいることも今の時点では知る由もなかった。


村の入り口へと近づくと見慣れぬ者に対して、警戒をあらわにする門兵がミコトをとめる。


「何用でこの村にきた?」

門兵がミコトに高圧的に威圧してたずねる。


すこしその高圧的な態度にムッとしたミコトであったが、冷静に答える。


「いや、煙がみえたので、誰かいるのではないかと思いまして、私は少し前の記憶を失っていまして、ここが何処なのかおたずねしたいのですが…」


顔を見合わせる門兵達。

「記憶喪失者か、何かあったのか?大方魔物に襲われたのであろう。その手に魔物に咬まれた傷もある。それは不憫であったな。」


もう1人の門兵も警戒を解いてミコトに優しく教えてくれる。

「ここはサランサの村である。大きな村ではないが、村長に事情を話し、すこし落ち着くまで滞在するといいさ。」


ミコトは顔を顰める。

(サランサ?漢字はどのように書くのであろうか、聞き覚えのない地名であった。)


「ありがとうございます。とりあえず村長さんの所にいってみます。」

ミコトは2人に礼をいい、後にしようする。


「村長の家は一番でかい建物だ。」

とそう門兵は教えてくれた。


どこかのRPGのセリフみたいだなとクスっと笑うミコト。

だが、その笑いがふと真顔へと戻る。


「あ…あ…あ…」

RPGで思い出した。


先ほどの毛球のような生き物…あれはマリモンだ。

リアル感満載であるがあれは紛れもなくマリモンである。


そしてサランサ…それはとある人と語り合った空想の村の名前であった。


ミコトはその空想を誰かと…


「あがぁぁーうわぁぁあー」

激しい頭痛がまたもミコトを襲う。


その激痛は今までとは比較にならないほど強いものであった。

ミコトはあまりの痛みに気を失って倒れてしまった。


闇に落ちるその直前にミコトの叫び声を聞いた門兵達が走って駆け寄ってくるのが見えたのを最後にまたも意識がプツリときれる。



お読みいただきありがとうございます♪


不定期形式のこちらの物語ですが、タイトルが長すぎる為、何かいい短縮名ないでしょうか?


良い短縮名ありましたら活動報告のコメントに書き込んでいただけたらと思います♪


とりあえずそんな人殺しの俺が異世界転生して贖罪の道を探していたら世界を救ってしまったですが記念すべき2話目です。

全然ストーリー進まないですが、地道に書いていきます♪


こちらは次話投稿まで時間をだいぶいただいている作品ですので、ものすごい裏設定を作り込む事ができています。

そうした設定を作るのが楽しくて一人で妄想して遊んでおります。

ボードゲーム形式で遊べる小説にしようとか悩んだのですが、そこまで作り込むには月連載では足りませんね♪


サイコロを振った結果で左右していく遊べる戦闘構想小説も楽しかったのですが、もっともっと上手く小説を書けるようになった時にとっておきたいと思います♪

途中からそうするかもですが、現段階ではステータス構想の戦闘となります。

ちゃんと計算式とかで算出するとタイプのステータスの作り込みでやりました♪( ´▽`)これはゲーマーだからこその小説ですね。

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