◆魔法とスキルについて
◆魔法とスキルについて
魔法もスキルもどちらも生き物の魂が事象に干渉する力と
されているがその性質においては下記の点が異なる。
▼魔法はスキルに干渉すると消滅もしくは弱体化する。
例えば【炎:ファイヤーボール】に対し
攻撃、防御、もしくは非戦闘技能スキルが接触した場合
魔法はどのような条件下でも無効化される。
物理に近い【土:ロックショット】でも同じだが、
魔法の作用によって飛ばされた二次的なものについては
スキルの干渉に対して物理現象として作用する。
▼スキルにおけるデメリット
魔法と比較した場合、スキルにはデメリットが多い。
・習得の難易度
魔法は簡単な訓練で魔素を操作でき、
魔法に必要な術式を用意できれば誰にでも使える。
それに対してスキルは習得する内容を体が覚えるまで
何度も繰り返し行い、その上で適性があれば習得となる。
なのでどれほど剣の鍛錬を積み重ねてたとしても
誰しも剣に関するスキルを取得できるとは限らない。
・発動における負荷
魔法の発動は魔素操作における疲労感が主なものだが、
これは読み書きによる眼や頭の疲労に近い。
それに対してスキルはスキルで起こした事象が
通常動作に負荷を上乗せして体に反映される。
例えば斬撃系のスキルを発動した場合
スキルと同じ事象を起こすのに使うはずの動作の
2~3倍の負荷が体に生じるとされている。
また、その際に使用された剣にも影響は反映される。
そのためスキルの失敗が道具の損傷を招いたり、
スキルを行使したものの命を奪うことさえある。
▼魔法の難易度内訳
多彩な種類がある魔法だが、
主に魔法が作用する箇所でそのレベルが分類される。
・難易度1:魔法行使者体内における魔術行使
肉体強化を代表とする体内における魔法干渉。
・難易度2:魔法行使者体外の魔術行使
【雷:ショック】などにおける表皮か
それに近い部分での魔法干渉。
・難易度3:非影響下の空間における魔術行使
【炎:ファイヤーウォール】などにおける
術者から一定距離離れた空間に展開される魔法干渉。
・難易度4:生物表皮に対する魔術行使
生物を対象とした場合、その生物の表皮か
それに近い部分での魔法干渉
・難易度5:生物体内における魔術行使
生物を対象とした場合、
その生物の体内における魔術干渉。
※ただしこれは理論上の区分けで実例はない。
上記の難易度は魔法を発現させる魂が魔素に
干渉できる範囲とされている。
▼スキルの難易度
一般的に知られているスキルでも才能を必要とするが、
その中でも難易度と言ったものが存在する。
・難易度1:自身干渉スキル
【自:自然治癒向上】などにおける自身に対する干渉
・難易度2:物理干渉スキル
【斬:切断】などにおける対象が存在する干渉
・難易度3:概念スキル
王族などが有する【特:領地平定】などにおける
物事の在り方、法則そのものに干渉するスキル。
・難易度4:?
概念スキルのその特異性を鑑みた場合、
あるはずとされているスキル。
◆その他
魔法、スキルに関連したもの。
▼魔道具について
魔道具もしくは魔導具は魔素の収集、操作を
術式として物品の中に刻み込むことによって、
継続的に魔法干渉を引き起こす物である。
主には一般的な物は街灯。
魔道具は発動する場所や時間の影響も受けるため
どこでも、いつでも発動できる魔道具は作成が難しく、
ある種のロストテクノロジーと化している。
▼スキル補助品
スキル発動においてその効果を増大、
または負荷の軽減を行う品物。
スキル保持者がスキル使用時に使用する物品で
長期間使用されたものは上記のような特性を帯びる。