クリスマスパーティー 〜エターナル・ログ 2015年 クリスマス編〜
「「「「乾杯!!」」」」
俺は今、俺とロイ、シャーリー、アリィの四人でクリスマスパーティーをしている。
事の発端は、寒くなって雪が降った時に俺がエターナル・ログの知識にある『クリスマス』ってやつを説明してからだ。
その話をするとすぐにアリィが食い付きパーティーへという運びになった。
まぁアリィだけでなく、ロイも乗り気だったからな。
アリィは分かるけど、ロイはなんでだろうと考えてたら答えが分かった。
それは『酒』だ。
目の前には美味しそうな料理がたくさん並んでいる。
鳥を焼いた物から魚を生で切って野菜に盛り付けたサラダ、そしてじっくり煮込まれたスープ。
他にも肉や魚、野菜料理がたくさんあり、さらに中央には大きなケーキがある。
俺たち四人なのにこの料理の量はどう考えても多い。
と感想を言うにはまだ早い。
料理に負けず劣らずたくさんの果実酒が用意されていた。
四人だけのパーティーなのに。
この様子じゃ俺はまた介抱係のコースだろう。
というよりクリスマスパーティーってどんちゃん騒ぎじゃないんだぞ!?
「いや〜今年もいろいろあったな」
しばらく他愛のない話をしながら飲み食いしているとロイが口を開いた。
ロイよ、クリスマスに一年の総括はやめてくれ。
それこそ『クリスマス』って雰囲気じゃなくなる。
「そうね。いろいろあったわね」
「でも、今年も一年楽しかったよね!」
なぜかクリスマスなのに、一年の振り返りを始める三人。
最早クリスマスパーティーっていう名の飲み会……いや、『忘年会』ってやつに変わっているかもしれない。
「でも、ハルは能力は常識外れなのに性格は小さく纏まって普通だよな」
「うるさい! どっちも余計なお世話じゃ! だいたいロイは酒癖悪いんだよ!」
「ん? 俺は至って普通だろ? いつも話を提供してるじゃないか?」
いや、あれは提供じゃなくて絡み酒だ。
「そうよ。ロイの話は聞いてて楽しいわ!」
はいはい、もう好きにしてください。
この酒癖悪いバカップル目が!
「ハル君〜? ハルって私の事どぅ思ってるのぉ〜?」
「ちょ、どうしたんだシャーリー!?」
シャーリー酔い出したな!?
でも、まだそんな飲んでないはずなのに……あっ! シャーリーの飲んでる酒、アルコール度数高いやつだ!
「おっ、アリィここは見ないフリだ」
「そうね! 見ないフリだから見ても良いのよね?」
何言ってるだ二人!
「ハル君は私と一緒にいるのいやぁ?」
「そ、そんな事……」
あぁ、そんな可愛い上目遣いで見ないで。
な、なんとかしないと……。
「そんな事ないよ! 一緒にいると幸せだし! ちょっとトイレ!!」
俺は返事を返すと恥ずかしさのあまりトイレと言って逃げ出した。
あぁ、俺はヘタレだ……。
ーーーー
さて、どんな顔して部屋に戻ろうか?
元気良く? それとも具合悪いフリする?
そんな事を考えながら俺は部屋へ戻ってきた。
そして、俺の出した答えは……
「ただいま! みんな飲んでるかい?」
「何やってんだハル?」
俺が無理矢理テンションを上げて入った先に待っていたのはロイの冷たい反応だった。
「い、いや、なんとなく……」
「はぁ〜……」
「そ、それより二人とも寝ちゃったのか」
「そうだ」
俺とロイの目の前にはシャーリーとアリィの寝顔があった。
それにしてもロイが潰れなかったのは珍しいな。
「さて、プレゼント置くか」
「えっ?」
「クリスマスはプレゼント贈るもんなんだろ?」
「まぁ確かに……」
サンタがプレゼントを贈るのは子供なんだけどな。
「ハルも用意してるんだろ?」
「まぁな」
実は俺もサプライズでシャーリーにプレゼント用意してたんだな。
人の事言えないな。
「じゃぁ置くか」
「そうだな」
そして、俺とロイはプレゼントを二人の元へ置く。
「ハルは何買ったんだ?」
「内緒。ロイは?」
「内緒だ」
なんなんだ!?
俺とロイのこのやり取りは!?
「明日の反応が楽しみだな」
「あぁ」
そして、俺とロイも寝る事にーー
「おい、音立てるなよ!」
「ハルこそ皿割るなよ!」
出来なかった。
俺とロイには後片付けという名の戦いが待っていた。




