表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

アルファポリス――ちょっと覗いてきただけの話。

作者: すっとぼけん太
掲載日:2026/04/29

今回は、ちょっとアルファポリスの話。


なろうやカクヨムの世界に、

何人か知り合いがいる。


今回は、ちょっとアルファポリスの話。


なろうとカクヨムの世界に、

何人か知り合いがいる。


その中の一人――スズやん。


性格は雑。

でも、なんだかんだ優しいやつ。


そいつから、こんな話をもらった。


――◇――


「あ、そうだ。


 いま、アルファポリスで

 “新エンタメ小説大賞”やってるぞ。


 12のテーマ、けっこう面白い。

 ネタ探しにどうよ〜」


――◇――


「お、久しぶりに見てみるか」


そんな軽いノリで、ふらっと覗きに行ってきた。


――◇――


“久しぶり”っていうのは、ちゃんと理由がある。


3年前。


はじめて投稿サイトに登録して、

まだ手探りで書いていた頃。


アルファポリスには、


「24hポイント1500pt以上で出版申請できる」


って仕組みがあって。


「お、夢あるやん」


って思って、

初期作品を2作、2023年11月頃に投稿した。


結果――


導線も何もない状態だったのに。


運だけで。


両方とも――


ミステリー部門日間(24h)1位と、2位。


そして。


出版申請までは、行けた。


――◇――


そして。


やっぱり。


見事に、


――落ちた。


……うん、まぁ、知ってたw


――◇――


で、そのあと。


年が明けて、

俺は一旦、執筆をやめた。


(ここ、わりとガチで数年止まってた)


――◇――


そこから、昨年復帰し。


しばらくして――


なんとなくアルファポリスを覗いたときに、

ちょっとした“違和感”があった。


ミステリー部門。


上位の作品群が、

昔とまったく違ってた。


タグを見ると――


「女装」

「性転換」

「JK」

「パンチラ」


……etc.



うちのAI参謀に聞いてみた。


俺「……これ、戦えるか?」


モニターの光だけが、顔を照らしている。

椅子が、きぃ……と小さく軋んだ。


AI参謀「結論から言います」


一拍。


AI参謀「――厳しいです」


俺「即死判定やめろ」


AI参謀「事実です。あなたの作品は――」


一瞬の間。


AI参謀「伏線を積み上げ、構造で読ませ、

 ラストで一気に回収して快感を作る“構造型ミステリー”」


俺「まあ、そうだな」


AI参謀「対して現在の上位は――」


少しだけ声のトーンが落ちる。


AI参謀「1ページ目で読者の喉元にナイフを突きつける、

 “刺激型フック作品”です」


俺「……つまり?」


AI参謀「読者は“謎解きの快感”の前に、

 “今すぐ刺さる報酬”を求めています」


間。


AI参謀「あなたは、外堀からじわじわ埋めるタイプ。

 ですが現環境では――」


一拍、区切る。


AI参謀「包囲が完成する前に、読者が離脱します」


俺「……」


AI参謀「あなたの武器は重い。

 そして――振りが遅い」


静寂。


モニターのファンの音だけが、やけに響く。


AI参謀「ハッキリ言います」


わずかに、間。


AI参謀「――戦場が違います」



いや、もちろん。


これを否定するつもりは一切ない。


ちゃんと需要があって、

楽しんでいる読者がいて、

作家さんが本気で書いている世界だ。


だから、バカにする気なんて――ない。


――ただ。


「あ、ここは違うな」


って、思った。


戦い方も、求められているものも。


何もかもが。


――◇――


自分のミステリー。


頭脳戦。

構造。

伏線を積み上げて、最後に効かせるやつ。


じわっと来る、あの感覚。


それを持って、この土俵で戦うのは――


たぶん、違う。


そう思って。


――◇――


自分の武器が通用しない、っていう感覚は。


悔しいとか、そういう単純なやつじゃなくて。


「ここでは求められてはいないんだな」っていう、


妙に静かな納得だった。


少しの寂しさと。


少しの諦めと。


あと、ほんの少しだけ――


逃げたような気持ちも抱えたまま。


俺は、その場を離れた。


――◇――


……で、今回。


スズやんの紹介で、また見に行った。


そしたら。


コンテストのテーマが、普通に面白い。


12テーマ。


・【サイコパス×ギャル】

・【おっさん×無実の罪】

・【勇者×ダークファンタジー】

・【犯罪スペシャリスト集団×時代小説】


……


いやこれ――


「縛り」としては、かなりきついやつじゃん?


「……やるか?」


ちょっとだけ、そう思ってる。



戦場は違ってもいい。


土俵が違ってもいい。


でも。


「面白そう」


って思った場所には、

また、顔を出してもいいかなって――。


【了】


――◇―― ――◇―― ――◇――


お読みいただき、ありがとうございます。


かつて、夢を持って戦場に刻んだ足跡を、

現在の自分の技術で磨き直したものがこちらです ↓


・『迷宮のアユライ ~ 二重密室のトリックを暴け! ~』

・『血塗れ湖畔が嗤う ~25 HOURS ― 30人の生き残りを懸けた地獄のサバイバル~』


――今思うと、


あの頃の自分も、


ちゃんと夢を見て、


ちゃんと戦ってたなって思う。


さて。


もう一回、やるかどうか――


どうする?(って、自分に言ってるw)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ