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学校では孤高の存在2人がいつのまにかくっついてた  作者: ふらみねえす


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1/1

第1話 カフェ?

「ゆいかーっ!遊びにいこうぜっ!」


 授業終了の解放感を味わっていたところにすみが駆けつけてきた。教室の中で走るんじゃないよ。


「ちょっと着いてきて着いてきてほしいところがあってさー。あ、香里奈かりなも一緒だけどいい?」


 なんか私が行く前提で話が進んでないか?まあ今日の放課後は特に予定無いし行こうかな。


「いいよ。どこ行くの?」

「ここから歩いて15分ぐらいのところにカフェみたいな店があるらしくてさー。一人で行くのはなんか怖いから結花ゆいかも誘ってみた」

「怖いって、一人ラーメンならまだしもカフェは行けるでしょ。ジャングルに行くわけじゃあるまいし」

「まあまあ、いいじゃないですか。人数多いほうが楽しいし?」


 会話しながら荷物をリュックに突っ込んで帰り支度を済ませる。てか「カフェみたい」ってなんだ。カフェじゃないのか?


「結花ちゃんごめんね。付き合わせちゃって」

「放課後なにしようかちょうど考えてたところだったから大丈夫」


 帰り支度が終わって合流した香里奈がなんで澄の代わりに謝っているのかは置いといて、私たち三人は教室を出る。


 六月の外はまあまあ暖かい。今度はこの暖かさが、熱帯のジャングルのような暑さになってやってくるのは考えなかったことにしておく。


 私はまだ高校入学から二ヶ月しか経っていないのと、ここが地元では無いこともあって、学校周辺になにがあるのかを把握しきれていない。

 うちの高校はここらへんでは唯一の女子高ということもあって遠くから通っている人が多い。

 私も例にもれず、二駅挟んだ電車通学だし。

 澄と香里奈も電車通学組なので、たまにこうして探検に出掛けたりする。


 二人が横に並んでいる後ろにくっつきながら歩いていると、必然的に二人の髪型が目に入る。

 澄は運動大好きボーイッシュ女の子っぽくショート。とても解釈一致である。

 香里奈はなんかふわふわしてる。髪も言動も。四月にロングだった髪がいつのまにかボブカットになっていた。こちらも解釈一致である。

 私は自称クール系っぽくロングの髪を流している。周りから見たらどうなのかは分からないけれど、自分から見たら立派なクール系を作っているつもり……。


 オタク心全開で勝手に美少女たちの髪型を品評しているうちに結構進んでいたっぽい。見渡す限りの建物がすべて知らないものになっている。


「ここらへんの道だと思うんだよなー」

「ちゃんと調べなさい。スマホ持ってるんだから」

「なんとなく場所は聞いてたから行けると思ったんだけどねー。あ、代わりに結花が調べてくれてもいいんだけど」

「店の名前すら聞かされてないっての」


 先頭切ってずかずか進んでいくから安心だと思ってたのに。香里奈のふわふわ加減がうつったのかってぐらい適当だったわ。


 ちょっとだけスマホをいじったあと「あったー」とか言ってる澄は大通りからちょっとだけ狭い路地に入っていく。

 本当に道が合ってるかどうかは澄にしか分からないのが怖いけれど、とりあえず後ろを歩く。


「結構奥まで行くと開いてるお店も減ってきたね。なんかこんな感じの映画なかったっけ?進んでいくと一個だけ開いてるお店があって、そこに入るの」

「それ、このまま進むと名前の文字数減らされることになるけど」


 え、香里奈さん怖いこと言わないで欲しいんですが?今から行くところで何か食べたら豚になったりしないよね?


「あ、ここの店だー!」

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