◇◆ 主要人物プロフィール
リクエストでいただいた出身校やざっくりとした身長順を載せた主要登場人物プロフィールです。
(気分により情報が増えたり減ったり、場合によっては変わったりします。ご了承ください。)
こちらは見なくても話は読めます。ちょっとした情報に興味のある方向け。
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主要人物プロフィール
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※年齢は第1部16話の時点で統一。
【ゼン】
魔導騎士団第1部隊隊員。24歳。
出身校なし。(就職後に第27期生による独自色の強い指導は受けた。)
平民ながら魔力持ちで、王国最強の腕を持つ狙撃手。
11年前に起きた「ウェルガナルドの悲劇」と呼ばれる大規模な魔物災害で両親と故郷を失くす。民間ギルドの魔物討伐や希少素材採取で日銭を稼ぎながら弟のユンを養っていたが、7年前、弟の学園入学を叶えるために王都へやってきて魔導騎士団に入団した。
〔好物・趣味特技〕
好きな食べ物は甘いもの全般(特にはちみつ系)、ラクレットチーズ、レーズン。
もともと甘党で、クッキーやケーキなどが好き。しかし甘いものだけドカ食いするタイプでもないので、側から見たら普通。ただ、実は人一倍食後のデザートを楽しみにしているし、おやつも人一倍つまんでいる。
ラクレットチーズが好きな理由はテンションが上がるしとりあえずなんでも美味くなるから。ギルドで初めてユンと二人で注文して以来、二人の大好物になった。大人になった今でも二人でギルドに行く度にラクレットチーズがメニューにないか確認し、あると子供じみたテンションではしゃいでいる。何故か先入観から、ゼンもユンも一人のときは食べない。兄弟二人で食べるものだと思っている。
レーズンはウェルナガルド時代からおやつによく食べていて、放浪時代も携帯食として常備して食べていた。好きというよりも安心する味。毎日食べても食べ飽きない。
趣味・特技は戦闘。ウェルナガルドにいた頃から猟師の父について行き、勝手に狩りをするのが好きだった。ウェルナガルドを出て以降は、生きる術がそのまま趣味と特技になった。ある意味、無趣味な人間。
〔苦手な物事〕
ゴキブリ(急に出てきてビビるし怖いから)。真面目な恋愛話(照れ屋なため)。人前に出て目立つこと(恥ずかしがり屋な野生児なため)。
照れ屋なため、周りに恋愛について気を遣われたりするのも苦手。(サラのように直球でぶっ込んでくる方がまだマシだと思っている。)
クラウスとアスレイはラルダから恋愛相談をされて以降、何かと気を遣ってゼンとラルダが二人きりになるタイミングを作ってあげていた。ゼンはさすがに不自然だったので途中からなんとなく気付いており、正直なところ最初の1年ほど(入団2年目)は割と本気で困っていた。
しかしラルダがあまりにも健気で純粋だったので結局普通に絆されてしまった。
【ラルダ・クゼーレ・ウェレストリア】
クゼーレ王国第一王女および魔導騎士団団長。23歳。
出身校なし(個別指導で高等部課程修了済)。
歴代最強の魔導騎士団団長であり、国民からも圧倒的な支持を得る「クゼーレ王国の象徴」と言われる人物。
幼少期から第一王女として完璧に振る舞いあらゆる期待に応えてきたが、ウェルナガルドの悲劇をきっかけに魔導騎士団を志すようになった。
〔好物・趣味特技〕
好きな食べ物(というか飲み物)は紅茶、マッシュルームとポテトのスープ。
スープは母である王妃の得意料理で、半年に一度ほどの頻度である国王一家の水入らずの晩餐で出てくる。ラルダが幼い頃から毎回スープを希望してくるのを、実は国王と王妃と第一王子は微笑ましく思っている。親子仲が険悪な時期も、このスープは毎回出続けていた。
特技は特になし。何でも特技と言って差し支えないほどにできるため、逆に敢えて挙げるものがない。
趣味と言えるのは読書。特に他国の歴史書や長編物語を読むのが好き。趣味というより仕事ではあったが、諸外国の外遊も好きだった。
王女という立場上、国内でゼンと堂々とデートすることは叶わないが「外国ならばお忍びでデートもできるのではないか」と、密かに新婚旅行休暇の取得を目論んでいる。(将来的には年一度のペースで夫婦で旅行休暇を取るのが理想。)
〔苦手な物事〕
怪談、ホラー系小説(怖くて夜眠れなくなるから)。
今のところこの事実は誰にもバレていない。しかし、雰囲気のある古風な宿屋や山奥の廃墟、夜の森の中なども実は(お化け的な意味で)苦手なので、討伐遠征の際、ラルダだけ何故か魔物以外のことで緊張しているときがたまにある。
【クラウス・サーリ】
魔導騎士団第3部隊隊長。23歳。
出身校は王立魔法学園東部校(高等部1学年まで)。
サーリ侯爵家の次男で、団長のラルダに次いで国民人気が高い絶世の美男子。見た目に反して怪力な大剣使い。
〔好物・趣味特技〕
好きな食べ物は骨付き肉、アップルパイ。肉全般が好きだが、骨近くの部分が一番美味しいからいつも「骨付き」と律儀に言っている。
アップルパイはシナモンが効いているだけのシンプルなものが好き。
趣味は剣で特技も剣。その息抜きとしてサーリ邸にいる大型犬ウィルと遊ぶのが好き。他の家族が知らないうちに、ウィルに謎の芸をよく仕込んでいる。
〔苦手な物事〕
甘い味付けの人参(ステーキの付け合わせにするなら、人参も普通にガーリックとバターで焼いてほしい)。いきなり過剰に好意を寄せてくるご令嬢(怖いし困るから)。
また、手合わせの相手として、真正面から打ち合わずに距離を取って魔法を絡めてくるユンが実は苦手。純粋に剣が強いラルダやゼンの方がわかりやすくてありがたい派。これは対魔物に関しても同様で、クラウスは魔法攻撃が多く動きが素早いタイプの魔物の討伐があまり得意ではない。
しかしクラウスは、むしろユンの入団をとても喜んでいる。ユンとの手合わせによって自分の苦手克服が効率よくできそうだから。
どちらかというと、ユンの方が「双剣が折れそう」という理由でクラウスとの手合わせを避けたがっている。
【アスレイ・オーネリーダ】
王立魔法学園中央校の実戦魔法学非常勤講師。25歳。
出身校は王立魔法学園中央校。
18歳から5年間、魔導騎士団で中衛の魔導術士を務める。その後、結婚を機に退団。四大公爵家の一角オーネリーダ家の後継ぎでもあるため、拘束時間が短く危険の少ない非常勤講師に転職した。
〔好物・趣味特技〕
好きな食べ物は辛いもの全般。
ただ、人体に影響が出るような激辛系は普通に嫌いでなんなら軽蔑している。ピリ辛(本人基準)くらいのものが好き。
趣味は魔法の新規論文を読み漁ること。特技は暗算とクロスワードパズルの早解き。
これらの趣味や特技は脳が疲れるというより、むしろ疲労が回復する(本人談)。仕事の合間にほぼ毎日やっている。クロスワードパズルは見た瞬間からまったく手を止めることなく一気に書いていくので、職員室の隣の席のツィー先生に毎日ドン引きされている。
〔苦手な物事〕
マカロン(甘ったるいし歯につくから)。蜘蛛(糸が不快で見た目も苦手)。
過去に蜘蛛種の魔物討伐に当たったときは周りが心配するくらい大人しかった。ゼン曰く「アスレイが一言も喋らなくなって気持ち悪かった。」
【ユン】
王立魔法研究所研究員。19歳(あと1週間ほどで20歳)。
出身校は王立魔法学園中央校。
ゼンの弟。兄と同じく平民の魔力持ち。ウェルナガルドの悲劇をゼンとともに生き延び、王都の学園寮に入るまでいろいろな街を渡り歩きながら二人暮らしをしていた。現在は研究所の職員寮に住んでいる。
様々な葛藤から、ずっとゼンとラルダの関係を素直に祝えないでいたことを悩んでいた。
〔好物・趣味特技〕
好きな食べ物はステーキ、グラタン、ラクレットチーズ、レーズン。
ラクレットチーズとレーズンが好きな理由はゼンと一緒。
ステーキについては、自分でもよく狩りの際に肉を焼くので、外食時は逆に自分では作らないような凝ったソース系の味付けのものや低温調理のものを好む。しかしクラウスほど肉一辺倒ではなく、魚な気分になることも多い。
グラタンは母の得意料理だったため。なかなか母の味に近いグラタンに出会えず、外食時に注文してはガッカリすることを繰り返している。
趣味は魔法の研究、魔導器具の改良(という名の魔改造)。
特技は値切り。
それともう一つの特技は(本人は絶対に認めない上になんなら短所だと思っているが)、歳上の女性を誑かすこと。
例の不眠の応急処置の際に、兄のゼンとは違い見た目だけでは一発でモテない自覚があったユンが、致し方なく自己分析し実践した結果の産物。
〔苦手な物事〕
イカ(香りと味と歯応え、全部が苦手)。
海や川などの水辺(カナヅチではないが、泳ぐのは苦手(本人基準))。また、水中に棲む魔物(水中だと走って逃げられないし、陸地からだと双剣が届かないから)。
貴族のパーティー(ほぼセレンディーナのせい)。
また、人前で恋人同士のようなことをするのも苦手。
ウェルナガルドの同年代の男子たちに「女々しい」と馬鹿にされていた経験から自己肯定感が低めで、恋愛面に関しては特に自信がなく、人目を気にするようになってしまった。そのため、人前では手を繋ぐなどの行為をかなり嫌がる。(別に人目がなければいい。)
ゼンのような生粋の恥ずかしがり屋とはまた違う拗らせ方をしている。
ちなみに第2部後談のセレンディーナのせいで、もっと苦手になった。
【セレンディーナ・パラバーナ】
公爵家長女。18歳(あと2週間ほどで19歳)。
四大公爵家の一角パラバーナ家に生まれた超ド級の高飛車お嬢様。
その癖の強い性格を矯正するために中等部は王都外の学校に通わされていたが、高等部で王立魔法学園に入学するために王都に戻ってきた。
〔好物・趣味特技〕
好きな食べ物はアフォガード、フォンダンショコラ、フォアグラのポワレ。
口に入れたときの食感が楽しいものが好き。
趣味は少し前までは恋愛小説を読むことだったが、ユンに出会ってからは小説の登場人物にときめけなくなったので、あまり読んでいない。ただ、たまにデートの参考にするために目を通してはいる。
しかし実際にデートの参考になることはほぼない。
最近の趣味はファッション研究とピアノ。
ユンの服選びがきっかけでファッションの勉強をし始めたが、そのうち面白くなってきて自国や他国の流行、伝統のデザインなども学ぶようになった。
ピアノはもともと得意ではあったが、最近は音楽的表現を今まで以上に意識できるようになり、より楽しめるようになってきた。
特技は投資(ただしユンが絡む場合を除く)。
〔苦手な物事〕
イカ(たまたまユンと同じものが同じ理由で嫌い)。
母の説教(父や兄より堪える)。
ちなみに、イカ嫌いがユンと共通なことはまだ二人とも知らない。
【ミリア】
宿屋 兼 大衆食堂「クゼーレ・ダイン」清掃・給仕担当。18歳。
出身校は王立の普通科学校中央校(中等部まで)。
父ゼルドーと共に王都で「クゼーレ・ダイン」を営んできた。明るく感情豊かな頑張り屋。8歳のときに病で母を亡くしている。
看板娘として食堂の常連客からも可愛がられている存在。特に、母が亡くなってからは近所のおじさんおばさん達は皆でミリアの成長を見守っている。
〔好物・趣味特技〕
好きな食べ物はチョコレートと、父ゼルドーの料理全部。また、酒に強く、特にビールが大好き。
趣味は演劇鑑賞。といっても、年に数回しか行けないので、それを楽しみにしながら日々の仕事を頑張っている。歌が好きで、よく清掃しながら鼻歌を歌っている。
特技は給仕と金勘定。驚異的な速さで注文や料理、会計を捌くことができるため、だいたいミリア一人でも休日の食堂全体を回せてしまう。
〔苦手な物事〕
気まずい沈黙(その空気に耐えられず、つい何かを喋ろうとしてしまう)。
迷惑客(問答無用で許さない)。
【クロド・ファイバンス】
魔導騎士団第3部隊隊員。19歳。
出身校は王立魔法学園西部校(高等部2学年まで)。
ファイバンス子爵家の次男。魔導騎士団第32期生の前衛の剣士。クラウス隊長を尊敬し、いつかあんな風に強くなりたいと思っている。
〔好物・趣味特技〕
好きな食べ物はセロリとトマト。割と野菜系が好き。
趣味と言えるほどではないが、たまに絵を描く。
特徴を捉えるのが上手く、他人の似顔絵などを頼まれたらササッと描けてしまうタイプ。周りからは特技だと思われているが、クロド本人は特技だと思っていない。
ただ、これまでは自分の絵を褒められても「いやいや、上手くなんてないですよ」と謙遜していたクロドだったが、ユンの圧倒的な画力を目の当たりにしてからは素直に「俺って、絵は上手い方だよな」と認めるようになった。
クロドとしては特技は「剣術!」……だったものの、魔導騎士団に入団してからは、上には上がゴロゴロといることを痛感中。
ただ、魔導騎士団に入団できる腕前というのは、それだけで世間一般からすると超人級。
〔苦手な物事〕
数学(学生時代は数学の成績が足を引っ張っていた)。
また、魔導騎士団の討伐任務に影響がない程度ではあるが、少し高所恐怖症気味。
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ざっくり身長順
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※似たような身長(≒)の場合は、だいたい左側の方が背が高いと思ってください。
※表の見方は「ゼン、ドルグス→190cm台(190〜200cmの間)」「ミリア→150cm台(150〜160cmの間)」という感じです。
〈200cm〉------
ゼン≒ドルグス
〈190cm〉------
アスレイ≒クラウス≒クロド
〈180cm〉------
アルディート>>ユン=ラルダ
〈170cm〉------
セレンディーナ
〈160cm〉------
ミリア
〈150cm〉------




