↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/70

7話 依頼1

お久しぶりの更新です。ちょっと読み専に戻ってました。読み始めたら止まらなくて……。

 キッチンから猫獣人兄弟がリビングルームに出てくる。お兄ちゃんのパムが大きめのトレイに茶碗と茶托を乗せている。続く弟のミルがそこから1セットずつソファーに座る客の前に置いた。


「ソチャでち」


 コトリ。


「ソチャでち」


 コトリ。


 粗茶は入ってない。後ろに続くウルゾンが急須で緑茶を注ぐ。コポコポ。熱いからね。


 訪ねてきた客がビオラだと分かると、パムとミルがウルゾンに習ったばかりの接客(給仕)をやりたがったので、こんなことになりました。


「パム君、ミルちゃん、久しぶり」


 ビオラが話しかけると、顔を赤くしながらも……。


「ソチャでち」


 コトリ。コポコポ。おすまし、おすまし、ネコ耳ピコピコ可愛いぜ!


     *     *


 客は4人。ビオラと戦斧使いのバス、両手剣のセロのコンビ。そして、もう1人はコンダク。カゲンガーク国、ヘオン傭兵団の隊長代行だ。コンダクは俺のエクストラスキル【友達100人(11/100)】登録者でもある。


「ここは、ラムシーさんから聞いたのですね?」


「はい、ラムシー殿にショキ様の居場所を問い合わせたら、おそらくここだろうと教えて頂きました」


 ああ……口止めとか、してなかったもんな。


「ラムシー殿がショキ様に会ったら宜しくと。ところで私のメールは届いていますか?」


 実は登録者から何通もメールが届いて、正直のところ面倒くさい。そういえば最近、このコンダクからも何通もメールが届いていた。きっと今日の連絡だったのだろう。


「最近ちょっと忙しくてメールチェックが……済みません」


 俺が謝罪すると、慌てて「いえショキ様、そんなつもりで言ったのでは……」と逆に恐縮している。それより、さっきから俺の事をショキ【様】って呼んでるな!


 ここでビオラが立ち上がる。と同時に残る3人も続いた。ババッ!


「先日は危ないところを助けて頂き、誠に有難う御座いました」


 そこから一斉に礼。角度は90度、シンクロ度99.99パーセント!


 おおっ、格好いい。これぞ正に軍隊。我が傭兵戦隊セイント・カインでも採用決定だい。


 着席のタイミングも同時だった。


「コンダク、あれを」


 ビオラが命ずるとコンダクが懐から革袋を出し、テーブルに置いた。


「これに金貨30枚。先日は私《わたくし》のミスから危機を招きました故、私個人で用意出来る金子《きんす》は、これで精一杯。誠に些少ながら、お納め下さい」


「いや、この間の事は俺が勝手にやったことだから、礼なんか要らないよ」


 まあ、くれるって言うのなら貰っても良いけどさ。


「そう、おっしゃらずに。何卒お納め下さい!」


「まっ、そこまで言われるんなら……」


 変なやりとりは面倒、さっさと頂きましょう。ごっつぁんです。


「改めて自己紹介させて頂きます。私《わたくし》はヘオン傭兵団のサロンマスター、カゲンガーク国フヨミ侯爵家三女ビオラ・デ・フヨミと申します」


 そう言いながら名刺を差し出した。何故か目がキラキラしている。


 そうですか、貴族の令嬢でしたか。そんな気はしていましたが……。俺は名刺を受け取って今、口頭で聞いた内容と同じ文面の名刺を確認する。


 ビオラが俺をジッと見ている。目はキラキラ。なんだろ?


 ハッ?!


「こ、これは失礼しました。おい、ウルゾン!」


 すかさずウルゾンが俺に手渡した物、それは名刺入れ。


「はい」


 俺は出来上がったばかりの名刺をビオラに手渡した。作っておいて良かった。早速、役に立ったぜ!


「え、ええー。そんな?!」


 ……えっと、何か?

「面白かった!」

「続きが気になる、読みたい!」

と思ったら☆☆☆☆☆から評価や、ブックマークをして頂けると作者のモチベーションが非常に上がります。

何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。