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勇者マネヒコの冒険

作者: エドゴン

【1.序章】


勇者マネヒコは魔王討伐のために旅をしています。

性格は几帳面で真面目、少しがめつい一面もあります。


仲間はすでに4人。

最初は1人で旅に出発しましたが、1人、また1人と仲間を増やしてきました。

戦士、盗賊、魔法使いが頼もしい仲間。

(まるで勇者ヨシヒコ~のドラマのようですね。)


そしてお金。

お金は現在2千万円持っています。

すごい大金ですね。

最初から1千万円を持って旅に出発しましたが、途中、凶悪な魔物たちを退治していき、プラス1千万円を手にしていました。


凶悪な魔物たちはそこら中に出没し、操っているのは魔王エドゴン。

魔王エドゴンは、その強大な力で世界を征服しようと企んでいます。


果たして、勇者マネヒコは魔王エドゴンを倒し、世界を平和に導けるのでしょうか?


【2.魔王エドゴンのしもべとの死闘】


勇者マネヒコは魔王エドゴンのしもべがはびこる山にやってきました。

山は高く険しくなっています。


凶悪な魔物を次から次へと退治していき、険しい山を登っていきます。

戦士、盗賊、魔法使いが勇者マネヒコをサポートしています。

(勇者ヨシヒコ~とは大違いの頼もしい仲間たち)


途中にはお宝が落ちており、手に入れたお宝はあとで街で売ろうと考えています。

勇者マネヒコは少しがめついようです。


そしてついに山の頂上に到着。

そこには魔王エドゴンのしもべが立ちはだかっていました。

しもべは勇者マネヒコの何倍もあるような体をしています。


戦士がしもべの足に切りかかります。

盗賊はスキをみて、しもべの宝を盗みに入ります。

魔法使いは持っている魔法で遠くから応戦。

勇者マネヒコは胸にある紋章に力を込め、聖なる光を放ちます。


しもべの体が小さくなっていき、勇者マネヒコがとどめをさします。

勇者マネヒコ「もう、悪いことはするんじゃないぞ!」

しもべとの激戦の末、倒すことに成功。


街に戻り、しもべに苦しめられていた街の人々から激励を受けます。

山に落ちていた宝も売ることに成功しました。


【3.カジノの街に到着】


カジノの街へとやってきた一行。

まじめな性格の勇者マネヒコでしたが、カジノは初めてで遊んでみたくなりました。

仲間たちの了承を得て、カジノへ。


ブラックジャック、ポーカー、スロットといろいろな種類があります。

現在の持ち金は3千万円。


いろいろと遊んでいく中、スロットにハマりました。

スロットをやっていると、1日があっという間に終わってしまいます。

勇者マネヒコ「こんなにスロットって面白いのか!」


しかし、お金はみるみる減っていきます。

負けが込んで、現在の持ち金は3分の1の1千万円にまで減りました。

どうするマネヒコ!


がめついがまじめな勇者マネヒコ。

「こんなことをしていていいのか?」

「魔王エドゴンを倒さなくてはいけないではないか。」

性格のまじめさが勇者マネヒコを窮地から救ってくれました。


勇者マネヒコは我に返り、カジノにハマってしまいましたが、仲間の元に戻りました。

仲間たちに謝罪をしました。


勇者マネヒコはギャンブルとは恐ろしいものだと悟り、もう二度とギャンブルはしないことを心に誓ったのでした。


【4.魔王エドゴンの城に到着?】


魔王エドゴンの城に到着した勇者マネヒコ。

すると突然目の前に魔王エドゴンが現れました。


魔王エドゴン「よくここまで辿り着いたな」

そう言うと、魔王エドゴンの口から光線が出現し、勇者マネヒコの頭に直撃します。


踏ん張っていましたが、ついに勇者マネヒコは意識を失ってしまったのです。

「ここまで来たのに・・・」


・・・しばらくして・・・


勇者マネヒコは意識を取り戻しました。

「ここはどこだ?」

「頭に何かが付いている?ここはベッドの上?」


男が立っています。

頭に付いている何かを外されました。


男が言いました。

「これで終了です。」


【5.我に返ったマネヒコ】


マネヒコは我に返りました。

頭に付けられていたのはバーチャルリアリティの機材。

そうです、マネヒコはバーチャルリアリティの世界を体感していたのです。


バーチャルリアリティの世界では、性格のみがコピーされ、現実世界の記憶は一切なくなるのです。

勇者マネヒコの性格だった几帳面で真面目、少しがめつい一面というのは、そのままマネヒコの性格だったのです。


男が言いました。

「マネヒコさんの挑戦はイーブンでした。」


その言葉でさらにマネヒコは思い出しました。

1千万円を持って、このバーチャルリアリティに挑戦したことを。


このバーチャルリアリティでは、持ち込んだお金がそのままゲームの中の持ち金になるのです。

バーチャルリアリティの中では、お金を使おうが、貯めようが自由。

本人の性格がバーチャルリアリティの中のお金の増減に反映される仕組みになっていたのです。


そして一文無しになるか、魔王エドゴンまで到着することで終了する仕組み。

マネヒコは無事に魔王エドゴンまで辿り着けたことになります。


そして、さらに、バーチャルリアリティの中の終了時点での残金が、現実世界の最後の賞金になる仕組み。

つまり持ち込んだお金よりも多くなっていれば、それが利益ということになるのです。


マネヒコは1千万円を持ち込んで、終了時点も1千万円だったのでイーブンということになりました。


マネヒコは一攫千金を夢見てこのバーチャルリアリティに挑戦しましたが、失敗に終わりました。

しかし、0にならなくてよかった。

マネヒコにがめつさがなければ、結果はプラスだったかもしれません。


マネヒコは一攫千金などを狙わず、コツコツと働いていくことを心に誓ったのでした。


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