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「!!!!」

??→リテーリア視点です。

 人間というのは非常に面白い生物である。

 特に感情という物に私は興味があった。

 特に『後悔』の部分がいい。


 この感情は面白い。


 どこが面白いって、自ら選んだその選択に悩むところだろう。


 それが言葉であれ、行動であれ、気持ちであれ、その後悔が大きいまま次の人生に向かえば、その後悔に縛られた人生になる事が多い。


 それを解消できる場所を作るようにという上からの指示があり、試しに1つの世界を作ってみた。

 その世界に入れるのは、とある世界で大きな後悔を抱えたまま死んだ魂。

 統計を取らなければいけないので何回か同じ条件で動かした。

 そして、クリア条件を出してなるべく世界に後悔を生まないようにしてみる。



 うむ。こんなものでいいだろう。




 え?ひどい事をするんじゃないって?


 そんなこと私は知らない。

 今は無償で幸せな人生を貰えているのだから文句は受け付けないよ。

 そもそも私は何も報酬を貰えないのに任されていたのだ。人間の観察くらいさせてほしい。



 でもこれで分かった事がある。


 やはり全ての人物が後悔しない人生を送ることはできないのだ。だからこそ、学び、より良い人生を送ろうとするのだろう。




 ん?ああ、私かい。私は誰か聞きたいのかい?


 私はハートライド侯爵。

 え?忘れてしまったって?


 そうだな、名前は、サイラス・クロスウィリムだよ。


 思い出したかな?


 そう、アネモアとリテーリアの父親の立場として暮らしていた。



 でもね、子供を持つと言うのはとても素晴らしい事だと分かったんだ。

 これは、彼女達と妻のローズマリアのお陰だね。

 因みに、ローズマリアは本当に天使だった。

 人間の暮らしをしてみたいと一緒に来てくれた娘で、当時から彼女は私の妻だった。


 リテーリアの侍女のエリサが私たちを人間ではないと疑っていたを笑っていたが、実は本当だったという訳だね。





 娘たちが悩み、傷つきながらも成長する姿は、私にとってもとても勉強となることだった。

 だからこそ、2人が今こうやって幸せな姿をしている事は素晴らしいことなのだ。





「お父様、リテーリアの準備が終わったそうですよ」


「ああ……分かった。はぁ……リテーリアが結婚するなんて、時が過ぎるのは本当に早いな」


「何言っているのですか、お父様。すぐに子供もできてしまいますよ」


「……そうだね、それも嬉しいだろうけど。一先ずアネモアの子供がもうすぐ見れそうなのが楽しみだよ」


「まぁ、お父様。まずはリテーリアの晴れ姿ですよ」



 少しだけ膨らんだお腹を庇いながらアネモアが笑っている。



 ああ、やはり、娘たちが活躍し、幸せにできるまで続けてしまったのは仕方がないことだった。

 良かった、君が幸せそうで、良かった、家族が幸せそうで。


 この世界に私情を入れてしまうなんて本当はあってはならなかった。

 それに私がこんな形で世界を動かした事も本来であればいい事ではない。


 だがきっと、これが感情。

 人間特有のこころというものだ。

 何故この感情という物は人の目には見えないのか私には分からなかった。



「やはり、気持ちというのは見えない方が楽しいかな」


「そうですねぇ……皆んなが見えてたらつまらないと思いますが、誰かだけが見えていたらズルだと思ってしまうかもしれません」


「そうか」


「もし、見えるなら……他の人の為に動ける人でないと困ってしまいますね」


「そうだ……早く行かないとリテーリアが待っているんだったね」


「ああ!そうですよ、お父様」



 そうだな、最後に私から課題を出そうか。

 クリアの条件は……。





 ________







 式が終わって部屋に戻ると、いつもステータスを見ていた日記帳がとてつもなく輝いているのが見えていた。


「…………あれ、この部屋に置いた覚えないのだけど」


「どうか致しましたか?」


「エリサ、あの日記帳、この部屋に持ってきてたっけ?」


「……あれ?いいえ……私は」



 開けと主張する日記帳の前まで来ると勝手に日記帳が開いて大袈裟に火花がたくさん打ち上がった。


 そして


 《全ての人物クリアおめでとうございます!!ボーナスステージ解除!!これからはスチル回収イベントが行われます!》


 《人生の終わりまでに最高の瞬間を100回達成するごとに特別ボーナス何回もプレゼント!ただし、失敗すると世界が消滅します!この機会に是非達成くださいませ!》



「ええーー!」



 私はどうやらこの世界のゲームからなかなか逃れることは出来ないのかもしれない。


 でも……。



「ううー、エリサ!また何か出てきたみたいなの!最高の瞬間がどんな瞬間なのか調べなきゃ!」


「ふふ、はい、おじょう、いいえ、奥様。かしこまりました、では明日から直ぐに調査を始めましょうか」


「さすがエリサ、あなたって本当に最高だわ」



 きっと、私には楽しい結果にすることができる力があるんだ。


 この不思議な力を持ったのだから普通の人とは違う人生を楽しまなくては。



 そう、その名も、『思い切り私の人生を楽しむ計画!』



 うん、ばっちりだと思うの。

 皆さんは、この計画をどう思う?



お読みいただきましてありがとうございます!!



これにて一応完結です!

長らくお付き合い頂きましてありがとうございます。


私の文書能力が低く上手く伝わらない部分が多くあるかと思いますが最後まで書けてよかった。。


そして、やはり毎日その日に書いて投稿する修行でしたので、それが達成できたのは読者の方々がいてくださったからでございます。



本当にありがとうございました!



もし、もし、よろしければ、評価の方お願い致します!

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