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「51!」

解説パート②

姉様はまた次の次くらいに出ますので、そちらが気になる方はさらっと流してください。

 私はカップに残る紅茶を飲みながら、少しだけ疑問に思っていたことをエリサに聞いた。


「エリサは前の記憶をどれくらい思い出したの?」


「そうですね、ほとんど思い出したと思います。お嬢様の為に集める情報の殆どが繰り返す世界と関係するものでしたので」


「ありがとうね」


「いいえ、お嬢様のためですから」


 顔を見合わせてニコッと笑い、2人で空になったカップをソーサーに置いた。

 私とエリサは新しいお茶と新しいお菓子をそれぞれで用意して、再度ソファに集まった。



「では、これから殿下に対抗する為の材料を獲得するためー。今までの話をまとめていきたいと思います!」


「はい!」





 まずこの世界は、「さくら」という人物が何回も繰り返し考えたことによってできた世界だ。とする。


 この繰り返していた世界というのは、「ユリエスタ」と「ルータス」が結婚して幸せに暮らす。というルートだった。


 そこでは、「マリー」は、どこかの貴族と結婚して没落していたはずだった。



 まずここで、この没落した貴族というのは、過去にエリサが侍女として働いていた子爵家であるマストリヒ家によって没落させられたらしい。


 これは、サラサ様曰く、「ユリエスタ」がとても幸せになったとする「演出」のために「乙女ゲーム」の時から「マリー」は人知らない田舎で暮らすという流れがあったようだ。



 エリサが言うには、マストリヒ家がいなければ、「マリー」が嫁いだ家は没落することなく、また、「マリー」の夫がマストリヒ家の夫人と()()()()()()などなかった。と言っていた。



 まず、大きく変わったのはここ。


 マリーやユリエスタ様やルータス様に感情が芽生えて愛する相手が変わった。事に加えて、マストリヒ家も好きに動けなくなっていること。


 ここは、()()によって手が加えられたのではないかと考えている。



 そして前も話したが、サラサ様が長く生きていること。

 これはサラサ様が()()()()()から、生きることができたし、魔石も早く用意できた。


 サラサ様は今、魔石を使える者達の身分を変える為に動いているらしい。

 例えば、魔石を扱える者であれば、皇族と結婚できる。とかね。

 リューと早く婚約したいと息巻いていた。


 ぜひ頑張ってほしい。



 しかし、病気がちであまり出歩けなかった彼女が自分の病気や魔石以外に、裏で動いてとある子爵家を締め上げるなんてできないだろう。


 誰かに指示を出していた、とか?




 そしてステータスという、あれの存在。



 私は改めて、トーマス殿下と姉様のステータスを見てみることにした。


 トーマス・ウィスタリア

「アネモア・クロスウィリム」8500(1000)/15000(10000)

「ユリエスタ・コーエン」300/10000

 [勉強]510/1000 [教養]520/1000 [ダンス]630/1000 [剣術 ]520/1000 [気遣い ]660/1000 [料理]480/1000

 ※皇子のオーラが発動中

 ※裏好感度発生により、突如好感度ステータスが大幅アップする可能性があります



 アネモア・クロスウィリム

 [トーマス・ウィスタリア]500(2500)/1000(10000)

 [勉強]410/1000 [裁縫]440/1000 [ダンス]400/1000 [美容 ]600/1000 [教養 ]480/1000 [料理]390/1000

 ※裏好感度発生により、突如好感度ステータスが大幅アップする可能性があります





「お、あれ?」


 殿下の姉様のステータスにも裏ステータスが出現している。これは、殿下にも裏の顔が………。


 いや、むしろあるだろう、裏の顔の4つや5つ。

 私は、第一皇子を裏で操って政治とか行って行くのではないかと思っておりますよ。ええ。


 でもこれはどう言う事だろうか。

 いつ発生したんだろう……。



「…………不覚だわ」


「どうしましたか?」


「姉様の気持ちの動きをもっと毎日見るべきだったと反省していたの、あまりに毎日はプライバシーの関係で良くないと思っていたけど、でもこれは反省すべき問題だわ」


「……そうですか」


 これについては、今後はより見る回数を増やしていくとして。

 まず、最近気がついたが、姉様以外の人達に対してアドバイスがないこと。

 クリアしているからと思っていたがそれならば殿下にもアドバイスが出てもおかしくはないはずだ。



「これについてエリサはどう思う?」


「そうですね……主人公がアネモア様に移ったとか?」


「んー……それはないんじゃないかな、それなら好感度ステータスで姉様が色々な人選べるようになってなきゃおかしくない?」


「あー……そうですね」


 というか、ステータスの意味なしてたかな?

 初めからみんなそれぞれで良い人が居なかった?


「本当は、ゲームになるはずだったとか?」


「誰かがこの流れを仕組んだということですか?」


「でも、そうじゃないとおかしいの。サラサ様が言ってたけど、乙女ゲームの舞台はこの学園だったはずなのよ」


 なのにみんな学園に来る前にすでに相手が居た。

 その時点でゲームではない。


「でも、姉様にはステータスは必要だったとか」


「え?」


「繰り返す世界だって知らなかったのはユリエスタ様と姉様だったでしょ、サラサ様曰く、キリト様の隠しルートは一直線だったって」


「一直線ですか?」


「うん、隠しルートっていうのがあって、それがキリト様だったらしいのね」


「ええ……」


「で、キリト様のルートは、一度入ったら外れることなくキリト様と恋に落ちたみたい」


「だからこそ手助けは必要なかったということですか?」


「そうじゃないかなーって……」



 そして、私が何故この世界に出来たのかって、絶対姉様のためだと思うのだ。だって、私の中の姉様への愛は他の人への愛とは比べ物にならないもの。

 だから、私はステータスが見え始めたんではないか。愛の結晶で!



 なんて、思ってみたりね。






お読みいただきありがとうございます!

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