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「22!」

ブックマーク評価ありがとうございます

 


「え?」


「なんでトーマスの作る料理聞くの?」


 びっくりした、なんでってどこから聞かれているのかと思った。ステータス覗き見しているのを知られたらとても怒られてしまいそうで怖い。

 姉様と料理を作ること位は言っても良いだろうか。

 確かに、何で聞くのかを側にいる人間だとしたら普通は聞くだろうし。


「ね……」


「もしかしてトーマスと料理作るの?」


「え、いや、作らないけど」


 私が答えようとした言葉に被せるようにして質問が入ったので、とっさに主語を入れずに答える。


「は?」


「え?」


 途端にリューの顔が不満げに歪んだ。


「何で作らないのに聞く必要あるの?」


 なんで不満げなんだろうと思いつつ答える。


「ああ。姉様が一緒に作る」


「あーなるほど。アネモア嬢の方か」


 何かが引っかかる。なんだろう。


「そっちは、なんで一緒に作ると思ったの?」


「まだ僕の疑問は終わってないんですけど」


 右手の手のひらを上に向けてひらひらさせる。


「それめっちゃイラっとするわ」


「はいはい、早く言って」


「なんで妹が姉の面倒みてんの?」


「はぁ?」


 おっと、令嬢らしからぬ声が私から聞こえて来た。

 しかし、そのまま話しを続ける。


「リューが疑問に思うとこが疑問なんだけど、姉様が困ってたら私が助けるなんて至極当然!私は姉様の幸せな姿を見るだけで天にも召されてしまうような簡単な存在なの!」


「いや、なに突っ込んでいいかもう、僕には、分からない」


「つまり」


「はい」


「姉様のように尊い存在に加担するのがわたしの役目です」






 -----------------





 あの後リューに蔑むような目で見られ、後で化学室に来るように言われた。恐らくそういった事は、サスライド様とルイ・アントンが詳しいとの事。2人を集めておいてくれるらしい。

 手間を取らせるのは悪いと思って断ったら。

『面白そうだから続けようよ』と言ってきた。


 それにしても会話中でも出したが、なぜ、『なんの料理をつくるのか』を疑問に出しただけで『こちらと一緒に料理をする』という流れに持って行けたのかが分からない。

 なんか、流されてあやふやにされてしまったし。

 リューは何を知ってそれを聞いて来たのか。そもそも殿下が料理を作ると知っていたのは何故なのか。


 2人の方が詳しいという事は料理を作れること自体知らなかった可能性がある。なぜなら、その時に何を作ったのか位答えられるはずだからだ。

 つまり、料理をすること単体を知っていた。ということになる。



 まさか、リューもステータス見れる?



 いや、これだけの会話だけでステータスが見れると推測するのは早いからやめよう。

 なんとなく料理作れそうな会話を聞いただけかもしれない。下手に考えて違った場合も恐ろしい。


『ステータス見れる?』と聞いて相手が見れなかった場合私は何と言い訳をするのか、考えても逃げるしか方法が浮かばないのだから、その言い訳ができてから聞くのが妥当だろう。




お読みいただきありがとうございます。


今日は、もう、眠たく、文字が打てなくなりそうなので。

ここまでに……zzz




あれ、寝てる……って!いつもと違う奴じゃん!だから話しかけても答えなかったのか!

そうしたら、この後の展開は予想できないって事かよ。今回のこのあとの流れどうなってんだ?教えてくれよー!

おーい。おーい…………。




zzz




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