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おれは織田信長である。今現在、家臣の1人である明智光秀に攻め立てられている。もう既に本能寺の内部に侵入されている。我は戦場に出るべく火縄銃と刀を持ち部屋から出ようとする。



「なにやつ!?」


背後に刀を振るったが避けられた様だ。


『危ないな、汝、名は織田信長と言うか?』


そこに居たのは異形の形をしたなにかだった。1番近いのは土偶。目が赤く光っている


「ああ、我は織田信長。この日ノ本を統一する者であった。そしてこれから死に向かう者だ!」


『ふむ、間違いない様だな。して、織田信長よ。汝の能力を貰い受けたい。了承してはもらえないだろうか?』


今、こやつは何と言ったか?我の・・・・・能力を貰う?


『直球過ぎたかな?今ここで汝を失うのは歴史的に勿体無い。故に、汝の能力を預かり、しっかりした者に、受け継ぐに足る人物に渡そうと思ったのだ。自分の力を未来に託す・・・・・と思ってくれれば良い』


「ふむ・・・・・ (ニヤリ)で、あるか!なかなか面白いではないか!我の能力を受け継ぐに足る人物がいるということか?ならば、ここで死にゆくこの信長の力、使いこなしてみよ!さすれば、世界の覇者になれるであろうぞ!ははははははははは!!」


『ありがとう、では貰い受けるぞ』


「あぁ!持ってゆけ!我の気が変わらぬうちに!そして伝言を頼む。伝言は、精精暴れてみせよ!だっ!」


『わかった、確かに伝えよう』



ーーー


ーーーーーー


ーーーーーーーーーー



現代ー東京ー


「おーい、ユナ〜!」


「ん?あぁ、輝夜、おはよー」


「ん!おはよっ!」


俺の名前はユナ・アルティス、イギリスからの転校生として小学の時に引っ越してきた。隣に居るのが音祢輝夜。転校してからの幼馴染ってやつかな。黒髪ストレートロングですらっとした体型(胸はでかい)で顔立ちもいい美少女である。俺は・・・・・平凡かな?髪は白銀色でイギリスでも珍しいけど顔は・・・・・イギリスでは平凡だった。身長は180cm前後、体格はまぁまぁいいよ。そして俺達は都内の高校に通っている。今は登校中である。もし、俺が小説の主人公なら普通は陰キャとかなのだろうが、その逆だ。クラスの中心人物である。学校に着き教室に入ると先に来ていたクラスメイトに挨拶される


「あ!ユナ!おはよ〜!」


「おはよー!ユナ!」


皆から次々おはよぉコール。うざ

丁寧に挨拶を返してゆく

そして後からこのクラスの陰キャさんが入って来た


「「「シーン」」」


クラスの人は誰も挨拶しようとしない


「やぁ翔平!おはよう!」


「おはよ。」


もちろん声掛けたのは俺だ。


そして教師が入って来たので俺達も席につく。


「はい、HR始めるよ〜」


HRが終わり教師が部屋を出ようとするが・・・・・


「あれ?ドアが開かない・・・・・あれ?あれ?」


教室全面に陣のようなものが浮かび上がる。それは存在感を増し、同時に光も強くなる。

俺は輝夜の手を握り離れない様にしといた。


「輝夜、なんだろうなこれは」


そして視界はホワイトアウトした



ーー


ーーーーー


ーーーーーーーーー


白かも黒かも分からない空間に俺はいた



『汝』



そこには俺以外にもう一人いた



『力を与えるに適した大きな器を持ちし者』



それは俺に話しかけている



『その力を汝に与える』



俺にくれる?



『与える力は3つ』




3つも?



『1つは魔法の力』



魔法?使えるのか



『1つは才能の力』



才能?



『1つは織田信長の才力』


織田信長?何故歴史上の人物?


『いや、信長の遺伝子とでも言えるもの。あやつは人でありながら人を辞めていた。』


そうなの?


『信長から伝言だ』



なんだそれは


『精精暴れてみせよ』


え、どういう・・・・・


『さらばだ・・・・・』






ーー


ーーーー



気が付くとそこはどこかの部屋であった。

見回すと凄く豪華な部屋だと分かる。


そして俺やクラスの面々、教師の他に1人の女性がいることがわかる。いや、少女か。

その子はドレスを纏っていた


「ようこそおいで頂きました勇者様方」



俺はクラスの皆にオタク文化を広めていたので皆はすぐに状況を把握した。把握していないのは教師のみ。


俺が代表して喋ることになりました。


「つまり?俺達を召喚したということ?」


さっきの力の件も気になるところではあるが、まずは目先の問題を片付けないとな。


「はい。説明いたしますのでついてきてもらいますがよろしいでしょうか?」


「俺は了承する。クラスの面々も頷いた」


こちらでございますと女の子



俺達は付いていくことにしました


こちらでございますと言われ入ったそこは謁見の間とかって言われるそこであった。そこに座る威厳のようなものを感じる30半ばくらいのおっさんと同じくらいの女性。



ピコンッ!


《【信長の威光】を発動しました》


え?なにそれ?


すると前に居る王様らしき人が驚いた顔をしている。よく見ると手が固く握られているのがわかる。


俺達は中央まで歩いて足を止める



「ゆ、勇者様方、ご足労願い申し訳ない、私はこの国の王、アレクサンドル・レイ・ディーナ。よろしく頼む。して、その中央に居る凄い威圧感のある白銀の者、少し抑えてもらえぬだろうか?」


俺ですねはい。


静まれ〜と念じてみた


「おぉ、ありがたい、私が威圧される程とは思わなんだ。」


「申し訳ないです」


誤ってみる



「良い、で、本題に入ろう。まずは勝手に召喚したことを謝りたい、済まなかった。そして助けて欲しい。我らの国、ディーナ王国は魔王率いる魔国に攻め立てられ滅びようとしている。他の国は我らの国が盾みたいに位置しているのでそのまま盾にしようとし、支援すらしてくれない。なので勝手ではあるが助けて欲しい!」



ドクンッ!


俺の胸の内からとてつもなく殺気が漏れ出す。


『魔王だと?』


俺は喋る


周りのクラスメイト、周囲に居る貴族、正面の王様達は殺気にやられ動く事が出来ない。


恐らく俺は信長の遺伝子の影響でこうなっているのだと思っている。何故なら織田信長と言う人物はーーー


『魔王・・・・・笑わせてくれよる、おれはユナに託しはしたがこれでも第六天魔王と呼ばれていた。』


歴史好きのクラスメイトが反応する


「だい・・・・・六天魔王!?」


『我は第六天魔王、織田信長の遺伝子を受け継ぎし者!たかが魔王程度に遅れをとることはない!我の威光の前にひれ伏せぇ!!』


ピコンッ!


《【信長の威光】を発動しました》


《【信長の畏怖】を発動しました》


それと同時に部屋に居た王様を含む全ての人はユナにひれ伏した


と同時にユナの頭には信長の生涯の記憶、信長の力の詳細、ほか2つの能力の詳細が雪崩のように流れ込んで来ていた。


ピコンッ!


《能力が身体に定着しました。これより神化を開始します。》


そして俺の視界は途切れた。




ーー

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