その気がないのにあるよな紛らわしい態度と言葉。
『結構! 宮城さんて、、、よく見たら? 美男ですよね!』
...突然! 可愛らしい職場の女の子にこう言われる。
めちゃめちゃ俺の眼をじーっと見て言われたら、、、?
【俺の事が好きなのかな、、、?】
...と普通はそんな風に思うよね?
でも、その女の子が他の男性にも言っているのを俺は見てしまった!?
『片岡さんって? 案外、若く見えますね! カッコイイです!』
『えぇ!? そうかな~』
まさか!? 俺だけじゃないんだ!
危うく、勘違いしそうだったな!
▼
その女の子は、数ヶ月前に職場の人からの紹介でうちの会社に入って来た子。
しかも、、、うちの職場には、女性はその女の子と50過ぎのおばちゃんだけ!
男ばかりの職場に、ひとり可愛い若い女の子が入ってきたら、、、?
みんな一気にテンションが変わった!?
彼女【三川 美緒】21歳で1年ぐらい彼氏がいないと言っていた。
俺たちは、どうにかこうにか、、、?
美緒ちゃんに見てほしくて...!!!
職場の一人の男性が俺は、こんなにもカッコいいアピールを美緒ちゃんの前で
し出したからだ!?
それを見た、美緒ちゃんは、、、。
『わぁ~カッコいい!』
...とか言うから? みんな必死で俺アピールをするじゃん!!!
▽
そもそも俺 『宮崎 新太郎』が気になっている事がある!
美緒ちゃんの歓迎会をみんなでやった時の事、、、。
『今日は、美緒ちゃんの歓迎会だから~楽しく飲もうな~』
席を美緒ちゃんの横に座りたい男たちは必死になって横の席を取り合っていた。
俺は、そんなにそこまで思っていなかったのだけど......?
話していくと、、、?
やっぱり新鮮で! 男ばかりの職場で、こんなに可愛い女の子がいたら、、、?
そりゃ~メロメロになるよねぇ~!
例え、、、タイプじゃなくても...。
だけど、、、?
この歓迎会の時に、みんなの前で【1年ぐらい彼氏いないんですよねぇ~】
なんて言っていたけど...?
なんか怪しい! こんなに可愛いし!
しかも、うちの職場では【マドンナ的な存在】になっている!
▼
美緒ちゃんが、うちの職場に来て半年以上もいると気づく事もある!
やたらと、、、?
スキンシップや紛らわしい言葉を言う。
何かあると......?
『○○さん、ここ教えてもらえますか?』
...と言うと腕を組んできたり、触ってきたり、それに話す距離が近い。
唯一いる女性のおばちゃんには、普通に話しているのに、、、。
男性社員に限り、ベタベタ甘えた声で話してきたりする。
俺は、だんだんとこの子に冷めていったが、、、!?
他の奴らは未だに、、、美緒ちゃんにデレデレだ!
もう骨抜きにされている奴もいるぐらい、男を手玉に取るのがうまいのかも
しれないと見ていて感じる...。
▽
だが、どうも俺がこの子に気がないのに気がついたのか、、、?
やたらと俺に、ベッタリするようになってきた!
俺は、この子なら...?
彼氏が1年いないと言っていたが、実際はいると思っている。
それに、俺は誰にでもベタベタ甘えた声でくつっいていくような女の子に
興味を持たないからだ!
そんな俺の気を引こうとしているのか......?
みんなの前で、俺にくつっいてくるようになった。
この子の虜になっている奴からは、、、?
『宮城! 美緒ちゃんに近づくな!!!』
『いや別に、、、俺が近づいている訳じゃないよ!』
『じゃ、みんなの前で! ちゃんと美緒ちゃんとは何でもない事を言え!』
『わかったよ! それでいいんだな!』
『あぁ、それでいい!!!』
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俺は【約束通り】みんなの前で、美緒ちゃんにハッキリと言った。
『俺、君の事好きじゃないから? ベタベタしないでくれる!』
『えぇ~そんな言い方、ヒドくないですか? 宮城さん!!!』
『でも好きでもない! 付き合ってもいない! 女の子からイチャイチャされ
たら? 困るんだよね~!』
『先から、宮城さん! 本当に酷いですよ!』
『美緒ちゃん! 宮城もそう言ってんだから! 宮城にベタベタするのさ!
やめたら!!!』
『これって? 熊木さんの仕業ですか?』
『えぇ!? 何言ってんだよ~ そんな訳ないじゃん! なぁ~宮城!』
『あぁ、熊木は何も俺に言ってないよ!』
『ふーん! でも私、諦めませんからね!』
『...美緒ちゃん??』
『......』
▽
俺は美緒ちゃんの考えている事はわかっているつもりだ!
どうせ俺だけ、、、!
美緒ちゃんに靡かないから、俺の事を好きにさせたいだけなんだろう!
俺が美緒ちゃんの事を好きになったら、、、?
どうせ直ぐに飽きるのだろうし...。
だから、俺はあえて好きになる事はないとハッキリと本人に言ってやった!
俺の事を好きでも何でもないこの子に、、、。
俺が好きなる事なんてこれから絶対にないからだ!!
『俺をいいように使うなよ! ナメてもらったら困るよ!!!』
...俺は俺で、彼女でも作ろうと、、、。
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