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ドクターヘリ救急救命  作者: 零
基本STORY
7/54

藍沢と田中 其の七

次の日の朝。


ホールに2曲ピアノ曲が響き渡った。





そして、カンファレンスに出ると、三井先生が息子の検査に付き添うために休みになった為、藍沢も田中も出勤することになった。



藍沢「大丈夫か?」


田中「うん。大丈夫」


そして、2人はお互いの持ち場に行った。




10時頃…


藍沢は救命にいた。

そこに受け入れ要請の電話が鳴る。

電話に出たのはもちろん藍沢だ。

その横には名取がいた。


藍沢「こちら翔南救命センター」


救急隊「こちら市原消防。線路転落の20代女性。頭部から出血あります」


藍沢「わかりました。受け入れます」


救急隊「ありがとうございます。向かいます」


藍沢「急変があったらまた伝えてください」


救急隊「はい」


そして、1度電話を切った。


藍沢「名取、橘先生と田中に連絡入れといてくれ」


名取「わかりました」


藍沢「意識不明なら何が原因かわからない。エコーの準備しといてくれ」


大野「はい」



その頃、連絡を聞いた橘と田中はエレベーターの中にいた。


橘「お前はフェローの指導、ちゃんとやれてるが、フェローのミスを全部1人で被ってたら身が持たないぞ」


田中「この前の今井先生のですか」


橘「あぁ。気をつけろ」


田中「はい」


今井は先日、見落としがあり、橘や理事などにきつく言われたのであった。

謹慎、1週間が言い渡されていた。

あと1時間発見が遅れれば患者は死亡していた。


橘「それと、薬局から確認がきてて、お前が今井に出してる睡眠薬、ちょっと量が多いぞ」


田中「睡眠薬?」


橘「出してないのか?」


田中「はい…」


橘「今井は?」


田中「今日は午後からです」


そこに名取から無線が入る。

名取「先ほどの線路転落20代の女性、間もなく救急車到着します」


橘「俺が救命の方は行くからお前は今井に確認とれ」


田中「はい」


そして、エレベーターを2人が降りた



田中が今井に電話をかける。

何度かコール音がなってやっと出た。


田中「あ、今井先生。ごめんなさい。今日、午後からだよね。あの…」


すると、電話の向こうから聞こえてきたのは


藍沢「藍沢だ」


田中「えっ?あ、ごめんなさい。かけ間違えた」


藍沢「今井だ。今井が運ばれた」


田中が急いで初療室に行くと、藍沢・救急隊に付き添われ、ストレッチャーにのせられた今井が初療室に運び込まれた。


救急隊「ホームから転落の20代女性。頭部から出血あり。意識レベル3桁です」


すぐに治療が始まる。


田中「今井先生…」




そして、治療が終わった。

今井は奇跡的に助かった。

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