No.8 〜another story〜
ドクターヘリ緊急救命No.8
〜another story〜
藍沢が車を出す。
藍沢「どうする?」
田中「ん?夜ご飯の材料買わないと」
藍沢「じゃあ、スーパーか。このまま行くか?」
そう。田中と藍沢は救命のスクラブの上にパーカーを羽織っているだけだった。
田中「う〜ん。帰ってからはちょっと時間が勿体無いからこのまま行こ」
藍沢「わかった」
そして、スーパー。
藍沢と田中が買い物をするために車を出て店の方に歩いている時、少し前を歩いていた20代の男性が店舗の入り口で急に倒れた。
そばにいた店員が駆け寄るのを見て藍沢が田中に言う。
藍沢「亜依!」
田中「うん」
駆け寄ったスタッフが男性の身体を揺らしている。
スタッフ「お客様、大丈夫ですか?」
そこに藍沢と田中が駆け寄る。
田中「揺らすのやめて」
田中に言われてスタッフが揺らすのをやめる。
田中がパーカーを急いで脱いで隣の藍沢を見ると藍沢は既に脱いでいた。
藍沢「翔南救命センター、救命医の藍沢です。」
田中「田中です。」
周りは何事かと多くの客とスタッフが集まっていた。
スタッフの1人に田中が言う。
田中「あなたはすぐに救急車を呼んでください」
スタッフ「分かりました!」
すると、男性が心停止した。
藍沢は胸骨圧迫をしながらスタッフに声をかけた。
藍沢「あなたはAEDを持ってきて下さい」
スタッフ「わかりました」
藍沢「田中、心停止だ。翔南に電話してくれ」
田中「わかった」
田中がすぐに電話をかけ始める。
すると、他のスタッフが…
スタッフ「自分は何をすれば良いですか」
藍沢「あなたは、毛布とか布とか枕とかがあれば持ってきてもらえますか」
スタッフ「わかりました」
電話を終えた田中が藍沢に声をかけた。
田中「藍沢先生、翔南が受け入れられるって。すぐに黒田先生と谷口さんが来てくれる」
藍沢「わかった。」
そこに毛布を取りに行ったスタッフが帰ってきた。
スタッフ「毛布と枕です!」
藍沢「ありがとうございます。男性の下に引いてくれ」
田中「わかった」
そして、男性の下に毛布を引く。
スタッフ「AED持ってきました!」
すると、田中がすぐに受け取る。
田中「藍沢先生」
藍沢「あぁ」
すぐにAEDを使う。
そして、胸骨圧迫を再開すると、救急隊が到着した。
救急隊「藍沢先生、田中先生遅くなりました」
そこにいたのは先日現場で一緒だった救急隊の人達だった。
藍沢「エピあるか」
救急隊「あります!」
田中「ライン2本とね」
藍沢「あぁ。取れたらエピ入れてくれ」
田中「うん」
藍沢「よし、持ち直した」
救急隊「こちらです!」
救急隊に連れられて黒田と谷口が走ってきた。
黒田「藍沢、田中、状況は」
田中「心停止して、エピで持ち直しました」
黒田「わかった。挿管して搬送しよう」
3人「はい」
そして、ヘリに搬送する。
黒田「あとは俺と谷口で運ぶ」
藍沢「お願いします」
田中も頷く。
黒田「行くぞ」
谷口「はい」
黒田「お前達は休め」
2人「はい」
そして、ヘリが離陸した。
すると、スタッフの1人(店長?)が駆け寄ってきた。
店長「ありがとうございました」
田中「え?」
店長「お客様を助けていただいて」
田中「たまたま居合わせただけですから」
藍沢「普段の仕事をしたまでです。助かって良かったです」
店長「はい!」
そこに救急隊の人がきた。
救急隊「藍沢先生、田中先生、我々はこれで帰ります」
田中「ご苦労さまでした」
藍沢「すぐに来てくれて助かった」
救急隊「では、失礼します」
田中「では、我々は客に戻りますね。救命医の時間はおしまい」
藍沢「行くか」
田中「うん」
そして、藍沢と田中は夜ご飯の材料を買って帰宅した。




