閑話 2
総合ポイント1000を越えました。
皆さま方に感謝です。
直しました
設定て抜いているよね→設定、絶対手抜いているよね
双子の妹の→妹で双子の
ん?ここは〈ドンレミ迷宮都市〉じゃない。何か和風な感じたな。
ああ、思い出した。確か種族によってゲームのスタート地点が違うんだった。
えーと、ここは〈大和帝国・帝都大江戸〉か。βの時から思うけど地名の設定、絶対手抜いているよねこのゲーム。
それにしても結構遠いな。この辺りのモンスターって後々じゃないと倒せないんだよねぇ。
広場の方に転移ポータルがあったな。このゲームは〈ドンレミ迷宮都市〉と自分が行ったことのある街じゃないと移動できないんだよね。
では、そろそろ行きますか。
「待っててね、さとちゃん!」
――――――――――――――――――――――
あたしは今とても絶望している。この〈ドンレミ迷宮都市〉に来てからもう2日は経っている。ゲームの中での1日は現実での2時間だから、現実では4時間しか経っていない。
でも重要なのはそこじゃない。
さとちゃんが....さとちゃんが....居ないんだよぉぉぉぉ!!!
「どこいったのよぉぉぉ!!」
思わず叫んでしまった。そのせいで周りから「なんだ?」「何かのイベント?」「あれってβの〈殴殺姫〉じゃないの?」と聞こえてくる。
「あ、やっぱり亜美姉だ」
「本当だ本当だ、亜美姉だ」
声がした方向に目を向けるとそこに居たのは...
「何やってんの亜美姉?」
「急に叫び声がしたからビックリしたよ」
さとちゃんの妹で双子の、凪ちゃんと秋ちゃんだった。
――――――――――――――――――――――
「『調査』のスキルがLev7になる位必死に探したのに」
「さと姉が何処にも居ないって事かぁ」
「「そりゃ、叫ぶよねぇ」」
さすが双子。息が揃っている。
はぁ、さとちゃん一体全体どこに行ったんだろぉ。
「そう言えば凪ちゃんと秋ちゃんて、種族と職業はどうしたの?後プレーヤーネームも」
「私の名前はナナで」「あたしの名前はキキ」
「種族はレアの〈僵尸族〉」「あたしもレアの〈朱雀族〉」
「職業は格闘家と戦士」「あたしは盗賊と幻術師」
「「亜美姉は?」」
「あたしはアイリスで、種族は〈龍人族〉、職業は格闘家と魔術師ね。それにしても見事に3人ともβの時と変わってないわね」
そう、実は凪ちゃんと秋ちゃんもβテスターなのだ。
さとちゃんには黙っていたらしい。その理由はビックリした時の可愛い顔が見たいから。
凪ちゃんと秋ちゃんは姉、さとちゃんが大好きなシスコン姉妹。だからたまに学校や、家での情報をリークしあっている仲なのだ。
「ねえねえ、亜美姉」
「これからまた、さと姉探すの」
「当たり前でしょ!早く..絶対に見つけて...」
「「見つけて?」」
「心配させた分、さとちゃんに抱き付いてやる!!」
「そうこなくっちゃ」
「絶対に見つけるぞー!」
「「「おーー!!」」」
待っていてねさとちゃん、絶対に見つけ出してやるんだから。
双子の喋りは、凪→秋→凪→秋の順番で進みます。
凪と秋の種族の説明をします。
〈僵尸族〉
・いわゆるキョンシー。死霊族のレア種族。
STRとVITに特化しており、火属性の耐性が強い。
〈朱雀族〉
・獣人族のレア種族。
INTとAGIき特化しており、強い火属性攻撃が出せる。
翼は背中に生えている。(鳥人族も背中に翼が生えている。)
次回は予定を変更いたしまして、登場人物の紹介にします。
ご迷惑を御掛けして申し訳ございません。