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しるし(詩集)

いつかのいつか

作者: さゆみ
掲載日:2013/10/03


いつかのいつかをいつも引きずっている私

重かったり軽かったり

大きすぎたり塵みたいだったり


ずりずりずり

すりすりすり


いつかのいつかは

やさしく強固でかなしく軟弱

ほつれていたり

ささくれ立っていたり

鮮やかだったり褪せていたり

濡れていたりパサパサだったり

いつかのいつかに私は

逃げてみたり

泣いてみたり

甘ったれたり


じゅりじゅりじゅり

ひゅりひゅりひゅり


私が前へ進めば進むほど

いつかのいつかは

か細くぼんやりしてゆく

消えそうで消えなくて


吐きそうになるほど

憎らしくて

殴りたくて

蹴飛ばして

めちゃくちゃにしたくても

いつかのいつかは消えない


いつか


いつかのいつかを引きよせたら

それは可愛くて可愛くて

よくやったよ えらいよなんて

頬擦りなんかしたいから


そんなのがしたいから

今日も歩いている


季節外れの小ぶりの向日葵群

その中に薄紅の秋桜が咲いている


いつかのいつか






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― 新着の感想 ―
[一言] 誰しも何かを抱えながら生きているものですよね 抱えてるもの全部なくなればいいと思う日もあるけれど、やっぱりそれがなかったら寂しいと思うのです 物悲しくもあり、優しくもある この詩の雰囲気が…
2013/10/05 00:06 退会済み
管理
[一言] さゆみ樣、読ませて頂きました♪ 『その中に薄紅の秋桜が咲いている』 なんとも切ない想いが伝わる詩でした(≧∀≦) 毎回蘭菊は、さゆみ樣の可愛らしい乙女心←(失礼発言お許しを)覗…
2013/10/04 07:45 退会済み
管理
[良い点] 過ぎ去ったことを忘れないで、その時々の感情の変化はあっても、大切に思う気持ちは変わらない。そう感じました。 いつかのいつか。童謡のような優しさのある言葉ですね。
感想一覧
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