・異世界とうちゃく!
これは、ある二人の少年の運命の物語。その二人の少年の巻き起こす、後の人々に語り継がれる、英雄譚をごらんあれ・・・。
ーー≪戒視点≫ーーー
ここはどこだ・・・。俺こと霧咲戒は、今現在進行形でわけのわからん所にいる。 周りは、白白白白白白シロシロシロシロ・・・・と、白一色。ずっと居ると頭がおかしくならそうだ。
ここにくる前、俺は部屋で本を読んでいた。本の題名は《使える雑学100》。
そこ!さみしい奴とかいうなっ!!・・・で、気ずいたらココに・・・・
「いみわかんねぇよ・・・」
俺はひとり、悪態をついた。それでこの状況が変わるはずないと分かっていながらも・・・。
だが、どうやらカミサマは、俺のことがとことんきらいならしい。
「ゲッ・・・・」
気ずいたらいやぁ~な浮遊感。足場のなくなるあのかんじ・・・。
「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!」
こうして俺はおちていった・・・・
「ってか落ちるの長ぃぃぃぃぃぃ!!!!」
・・・<落下中のためしばらくお待ち下さい>・・・・
「グハッ・・」
着地(・・と、いえるか定かではないが)をした場所は、森のなかだった。無論日本の中じゃ決して
お目にかかれないような、それどころか、地球にあるのかさえ疑わしい植物がわんさかあった。
頭上を見上げると・・・。
「・・・異世界かよ。笑えねェな・・・」
”真っ赤に輝く太陽が二つ”青い空に浮かんでいた。
「さて。これからどうしようか・・・」
俺がこれからのことについて思案していると、突然俺の近くのじめんが発光し始めた。
なんか魔方陣みたいのが浮いているが、おどろきよりあきれのほうが勝っているのはなぜなの
だろうか・・・。と、魔方陣の輝きがだんだんと収まってきた。・・・完全に輝きが失せたトコロに
居たのは、俺と同じ位の歳(ちなみに俺は16歳)の男だった。そいつの見た目は、
顔立ち・・・・整ってる。なんか童顔?みたいなカンジ。
目 ・・・・赤茶色。若干タレ目で、優しそうな。というか大らかな性格が目元
に表れている。風に見える。
髪の毛・・・・黒に近い茶色。髪は短め・・だと思う。
体格・・・・全体的に、がっしりしている方ではなく、どちらかというと細め。
身長・・・・俺とたいして変わらん。ように見える。
結論を言うと、イケメンだった。全体的に幼い印象の。・・・イケメンなんて滅んでしまえ・・
俺はって?けっ。どうせ俺は目ツキが悪くて二枚目以下だよっ・・・俺が一人ぐちっていると、 そいつは俺をみて、きょとんとした顔で俺に聞いてきた。
「・・・ここは、ドコ?・・えっ?・・・戒?」
「・・・・なんで蓮がココに居んだよ・・」
俺は思わず、小さなため息をこぼした・・・。こいつは、飯塚蓮。おれのダチだ。・・・俺
の顔を見るなり、蓮は泣き出してしまった。
「おっおい蓮、どうしたんだっ!俺の顔はなくほど怖いのかっ?!」
「戒だっ・・戒にあえたぁぁ~~~」 「ちょっ蓮!うぁっ!俺に抱きつくなっ!」
ーー≪蓮視点≫ーーー
僕の名前は、飯塚蓮。普通の高校生だよ!今日は、学校が休みだから、
友達の家に遊びに行こう~。あっ、友達の名前は霧咲戒っていうんだ!戒はね、目ツキが
悪くて怖がられがちだけど、実際は、友達思いのカッコいい奴なんだっ!
・・・<しばらくお待ち下さい>・・・
さて、戒の家の前までやって来ました。僕は、戒の家のドアの前に立った。すると・・・突然
僕の足元が輝き始めた。・・・ってか魔方陣っぽいんですけど!!!・・・気ずいたら僕は、
真っ白な空間にいた。
「えっ、なっなっなんなのココッ!!!!」
『・・・ついにそろった・・・』
「そろったって、なにがッ!」
『・・さあ見せてみろっ!“お前たち”の覚悟をッ!!!!』
「ねえ話を・・・・」
なんか訳がわからないんですけどッ!・・・僕が混乱してるのを良い事に、どうやら“声”は、
自己完結したらしい。
『己の信じた道をゆけッ!!!!!!』
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ??!!!!!」
ぼくは、真っ暗な闇におちていった・・・。
気ずいたらぼくは見知らぬところにいた。周りを見ても木ばかり。僕が混乱していると、見知った
顔が僕をガン見していた。
「・・・なんで蓮がココに居んだよ・・・」
それは戒だった。見知らぬところでも戒は変わらず、戒のままだった。そのことに思わず僕は
泣いてしまった。
「おっおい蓮、どうしたんだっ!俺の顔はなくほど怖いのか?!」
「戒だっ・・・戒にあえたぁ~~~」
「ちょっ蓮!うぁっ!俺に抱きつくなっ!」
思わず戒に抱きついたら、頭を殴られた。~~~っ痛っ!手加減なさすぎっ!でも、戒に会え
たのは嬉しいなっ!
ノリと勢いで書いてしまったぁぁ~~~!!
でも、こうかいは無いッ!!!
超不定期更新だけど、おねがいしま~っす!