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風見録り  作者: ぃゎし
1/1

****

これが生き様。

 **:**に宣う


 火曜日の夜、**は*****をじっと見つめていた。

 ***いつもと同じ、明るく、無数の吹き出しが******している。


「【秘境】***から見る**スポットツアー巡り、参加費10万円。全員参加、****************。」

 **は淡々と****ながら、**に少し震えを感じる。


「何のために生きてるんだろう、**は。」

 ただ原子が集まった***が動いているだけなのに、なぜ「***」なんて便利な言葉で自分を縛るのか。

 次々に文章を打ち込み、**は考えをまとめていく。

「結局、**なんて諸刃の剣なんだよな」「**が被害を被っても、他人を*****なら喜んで行う」「なんて無様なんだろう」


 画面の向こうで、***が反応を返すかどうかはわからない。


「正直、***とかどうでもいいだろう」「そんなどうでもいいことが**である。それに強制的に参加させられる。」

 拒否権のない***に生きる**を、文字にして可視化する。


 **が窓を叩き、夜は深まっていく。

 **は最後に小さく呟いたように打ち込む。

「夢みたいになんて、きっとできないんだろうな」


 ******を押すと、****に**の思考が一列に並ぶ。

 **はついている。きっと**だ。そもそもこの***は*と自分しか入っていないから当然と言ったら当然だけど。

 反応がなくても構わない。 ****したかっただけ。

 夜鍋用の**の在庫がもうすぐ切れそう。今度補充しないと。

 **がついていることに気づかぬまま******ついた。




 第一章:随にて


 ****まで、あと*週間。

 教室の空気は、いつもより少しだけ浮いていた。

 窓際では**たちが**のパンフレットを広げ、***をめくるたびに紙の香りが**に漂う。

「***って実物見ると意外と*****らしいよ」

「いやいや、でも***だよ?」

 そんな会話が笑い声に混ざって、教室の空気を跳ね回っていた。

 **はノートを開いたまま、机に散るチョークの粉を見ていた。

 白い粉がゆっくりと落ち、***。時間の音が、耳には聞こえないけど、***積もっていく感覚。


「おい、聞いてる?」

 *の声がして、**は**に引き戻される。

「……聞いてるよ」

 返事をすると、**はペンをくるくる回しながら笑った。

 その**は、無意識に放たれる***みたいで、**の心に少し刺さる。

「楽しみじゃね?****」

「別に」

「**、冷めてんなー」

 そう言いながら、*は前の席の**と**した。

 

 窓の外、グラウンドの端で**の授業を終えた生徒たちが**ながら走る。

 陽射しに照らされた影が****、跳ねるように動いている。

 ああ、みんな、ちゃんと****んだな、と**は思った。

 チャイムが鳴る。**の声はフェードアウトし、代わりに**のざわめきが戻ってくる。

 **寺、嵐*、****、***。

 笑い声と***のシャッター音、紙のめくれる音が混ざり合い、世界がざわざわ揺れている。

 *が**の肩を**叩いた。

「**ももうちょい****しとけよ。***かれんぞ?」

「うん」

 **はそう返したけど、声は心の*まで届かなかった。


 *と*。

 同じ空間にいるはずなのに、違う世界にいる気がした。

 窓の外の景色は現実的で、やけに***。

 ***が空気に溶けて漂い、もうすぐ向かう"***"の前触れのように見えた。

 机の上で**を握る指先に力を入れ、軽く震えを感じる。

 呼吸を整え、外の光と笑い声を、どうにか"**"として受け止めようとする。

 でも心の奥では、既に**だけが、別の場所にいるような気がしていた。



 カレンダーの隅に書かれた"************"の文字を見て、少し息を吐く。

 本当はワクワクなんてしていない。

 **はノートを閉じ、窓の外の雨音を聞きながら、静かに目を伏せた。

 雨が好き。

 それでいい。

 誰にも**されず、世界の騒がしさから少しだけ逃げられるんだから。



 第四章 ********


 夜。

 旅館の屋上に立つ**。冷たい風が肌を撫で、遠くの街の明かりがゆらゆら揺れている。

 高い場所から見下ろす京都の街は、昼間見た景色とはまるで別世界だった。

 建物の輪郭が淡くぼやけ、街灯の光が水面に映る川のように揺れていた。

 そんな景色を見ていると、**の胸の中にも何かが揺れ動く。


 どうして、みんなあんなに楽しそうにできるんだろう。

 独り言のような呟きは、夜の空気に吸い込まれる。

 耳元を抜ける風は冷たいけれど、人の囁きのような音も混ざっていて、

 まるで遠くから誰かが「**」と言っているかのようだった。

 ***の池で感じた違和感、旅館の部屋で味わった**、

 そしてバスの中で流れた、何気ない会話の中の***。

 それらが頭の中で絡まり合い、**は無意識に***を掴んだ。


 夢みたいになんて、きっとできない。


 ***は***に********だ。

To be continued...

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