640×480 px
本を2冊。買うんじゃなくて図書館で借りた。最近は空き時間が多いから。図書館もセルフで借りられるところが多いのかな?人と話す機会が少なくなってるなあと少しだけ寂しい。
別に暇な訳では無いけど、何もない時間が落ち着かない。
別に暇な訳では無いけど、何もない君にすら追いつけない。
帰り道はドンキで美顔器を買ってみた。美容とか、特に意識してなかったけど、最近Tiktokをよく見るから。段々欲しくなっていた。スマホを開いてインフルエンサーがオススメしていた美顔器がどこのブランドだったか確認する。開く度に、無駄に増える公式アプリからの通知が目に入って、ため息。幸せが逃げちゃう。
家のソファで読む本はいい感じに時間を溶かせるし、気分が良くて私も部屋の空気に溶け込む。スマホから流れる音楽が妙に心を掴んで引きずり回した。目から溢れる涙は本のせいにした。
でも、息苦しいこの部屋で、久しぶりに沢山酸素を吸えた気がした。
ベランダに沢山あった吸殻。随分前に掃除したから無くなったままだ。
前はすぐ汚れるからって嫌がってたのに、矛盾しすぎてて子供みたい。
心にぽっかり空いてしまった穴が、一生埋まらない。それはそれで幸せだと思う。その悲しさが私を包んでくれるから。それを理由に泣けるから嬉しい。
最近インターネットに流れる声しか聞いてないな。
テレビから聞こえる男性俳優の声を聞いて思った。
たまには君の声が聞きたい。
90%、12%
もう飽きちゃったの?
忙しい。
ご飯食べに来るの?
飲みに行く。
何度考えても苦しいから、忘れるために趣味をねじ込んだ。
無駄にスマホを見てしまって、Tiktokをよく開くようになったし。
悲しい時間が続かないように、サブスクに入った。
なのに君だけ手に入らない。通知はならない。
はぁ、今日はもう寝よう。明日は話せるかもしれない。
その時、インターホンが鳴った。
「…最近話されへんかったから、会いたなってん。」
小さな画面の中で君が寒そうに息を吐く。
大きな画面のテレビより、細長いスマホより、解像度の低いインターホンの画面が愛おしくて、嬉しくてドアを開けた。
「ねえ、私趣味沢山増えたんだよ!」
久しぶりに会った君はへにゃっと笑って、
「めっちゃええやん!」
って元気に言った。
あーあ、部屋、もっと掃除しとけば良かったな。
ごめんなさいあんまり納得いってません。




