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第12章 :偵察バトル

花子は刀の先を葵の首に当て、葵はツインチェーンで縛られ、怒りの形相で睨みをきかせている。


あおい

(激怒)

「花子......お前はズルい奴だ」。


花子

(邪悪な笑み)

「お前もよく知ってるな、俺をハメたのはお前だ、俺はそのお返しをしただけだ...それともお前...忍者だけがトリックを持っていると思ったのか...この計画はアルトンのアイデアだと認めざるを得ないが...」。


あおい

(顔をしかめる)

「彼が私の行く手を阻む石になることは、もうわかっていた」。


葵は悪意をもってアルトンを見つめ、花子は地面に座っていたネッサに近づき、花子の袖からお守りが出てきて、ネッサの首筋にあてる。


花子

「守りのお守り、無形ボディ!!!"です」。


ネサ

(驚)

「なんだと?」。


ネッサを幽閉していた魔法で強化された縛りは手首と足首を貫き、ネッサの身体は無機質になっていた。


花子

(真剣な表情)

「よく聞いてくださいネッサ様、あなたは保護のお守りの効果下にあります...300秒の間、あなたは無形になるのです。効果が切れる前に、安全な場所に行ってほしい」。


ネサ

(憂き身)

「しかし、あなたはどうなるのでしょうか?」。


花子

(微笑)

「追っ手を倒すのは任せろ 」。


あおい

「ハハハ、笑わせるなよ......手品に生命力を求めるとは......本当に大丈夫なのか?」。


花子は真剣な表情を浮かべ、ネッサの顔には心配の色が濃くなった。


アルトン

「彼女は一人じゃない」。


あおい

「ハハハ、どうするんだ...リュークを相手にするなんて、特に弱体化しているのに全く正気じゃない」。


アルトン

(くやしい)

「私はあなたの仲間を倒したのよ、私を見くびらないで」。


あおい

(あざ笑うような苦笑)

「ヒロシのことですか、お願いします...ヒロシはリュークの半分も力がありませんでした」。


アルトンは拳を握りしめ、心の中で何かできるような気がしていた。


アルトン

「彼はあなたの味方だった...どうしてそんな風に言えるの?...今にわかるわ...」。


花子

(視線を落とす)

「私が1人で立ち向かうから、葵が逃げないように見張っていてね 」。


アルトン

「しかし、力を合わせれば勝てる」。


花子

(冷たい視線と涙目)

「勝ちたい のではなく、ネッサ様を守りたい のです」。


リューク

「それでいいのか?」。


リュークが進み、花子は苦しそうな表情を浮かべた。


リューク

「聞くところによると、あなたは守ると誓った皇帝をも暗殺したそうですが、なぜ自分のものでもないこの姫を守ろうとするのでしょうか?」。


花子

(険しい表情)

「彼女は自分が天皇を殺していないと信じている唯一の人だからだ。彼女は私を信じてくれた。そのために私は彼女に命を預けている」。


リューク

(イラッ)

「そんなのデタラメだ!裏切り者だ!!」。


リュークがジャンプすると地面が割れ、重力が効かないかのように体が花子に飛びかかる。弓で思い切り打ちましたが、花子の刀に阻まれ、二人の格闘が始まりました。


リューク

「我がジャクマ帝国を圧迫する王の娘を庇うとは、その父からの圧力を知らないのか?」。


花子

「私は正しいと信じるもののために立ち上がり、判断します...そして私の判断では...ネッサ様の自由を犠牲にすることは理想的ではありません」。


二人の間の圧力が強まり、空気が重く感じられ、その強さに壁が震えた。2人の凄まじい迫力に、アルトンは口をあんぐりと開けてしまった。


アルトン

(内なる声)

「これは別次元だ、邪魔をしたら大怪我をする」。


ネッサは黙って見ていて、花子は横目で見ていた。


花子

(無理やりな笑顔)

「ラン レディ ネッサ"...急げ」。


ネサ

「わかったよ、でも死ぬなよ 」。


ネッサは出口に走り、アルトンとすれ違いざまに顔を見合わせた。


ネサ

「あなたも死なない」。


アルトン

(驚)

「え?」。


アルトンが答えるのが間に合わず、ネッサは彼の目の前から姿を消した。


花子

「そんな簡単に死ねないよ!!」。


リューク

(驚)

「カ」。


花子は刀でリュークの弓を突き上げ、リュークは少しバランスを崩し、花子は彼の肋骨に回し蹴りを入れた。リュークは蹴りの勢いで飛ばされ、空中を飛んでいる間に、攻撃に備えていた花子に向かってものすごいスピードで矢を放ったのである。


リューク

「そう簡単に負けられると思うなよ」。


矢は倍増して合計40本となり、花子の体を粉々にするかと思われた。しかし、花子は刀で水平に斬りつけると、刀から大きな炎が出て、すべての矢を巻き込み、灰にしてしまった。


アルトン

(叫び声)

「すごい の一言」。


花子

(冷たい視線)

「葵が逃げないように見張っていてくれ」。


アルトンが頷いて葵に駆け寄ると、リュークはロールしてスピードを緩めた。もう一本の矢で天井を射ると、弾んでその軌道はアルトンのほうにそれていった。


花子

(心配)

「危ない!!」。


アルトン

(怯える)

「何?」。


矢は40本になり、殺人的なスピードでアルトンに向かってきた。花子の警告を聞いてブレーキをかけた彼は、自分に向かってくる攻撃を見て凍りついた。音速で走る花子は、その衝撃で風を切り、一瞬にして動けないアルトンの前に立ち、一面を覆う砂塵の幕を上げながら、その攻撃をまともに受けたのである。


リューク

(ため息)

「何て馬鹿なんだ、自分を犠牲にしてあの馬鹿を救って、結局は一緒に死んでしまった」。


煙幕は徐々に解けていく。


リューク

(内なる声)

「葵を助けてからネッサ姫に追いつきたい」。


そう思いながら、リュークは消えゆく砂埃の幕に向かって歩き、葵を探そうと前進したが、赤い傘(和傘)を見て、急に立ち止まった。でも、普通のものより少し大きかった。


アルトン

(息が荒くなる)

「私はまだ生きているのか?」。


花子

(ため息)

「ありがたいことに、間に合いました」。


色あせたほこり幕の間、傘の向こうに花子とアルトンがしゃがんでいた。ジャクマの魔法を浴びた傘を使って、攻撃から身を守ったのだ。


アルトン

(ため息)

「危なかった...ありがとう」。


ショックを受けていたアルトンが、花子が立ち上がり傘を閉じると、一瞬にして埃が散るのを見て、リュークが困ったような顔をして顔をしかめた。


リューク

「確かに、そう簡単に死ねない 」。


花子

(やる気満々な表情)

「私の決意はすでに伝えたし、引き下がるつもりはない」。


花子はショックを受けているアルトンを見て、傘を渡す。


花子

(平静な口調)

「もっと慎重に、もしまた襲ってきたら、傘を開いて身を守るんだ」。


アルトン

(神経質な)

「そうだ」。


花子は正面に進み、リュークと向かい合った。花子は剣道のような構えで、戦う準備をした。


花子

「2年前の私とは違う "ということがはっきりしましたね」。


リューク

(額に汗をかく)

「同じでないことは明らかだ」。


リュークはもう一本の矢を手に取り、花子に狙いを定めた。


章を終える。


拙作をお読みいただき、ありがとうございました。



次の章をお読みください。



私の作品を評価してください、ありがとうございます


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