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終章 ー咆哮ー

 シャン……シャン……。

 掌の中から鈴の音がする。

 神社の、神域(しんいき)の雰囲気を思い起こさせる鈴の音と裏腹に眼前には巨大な蛇の頭が(うごめ)いている。

 それも……八つ。

 神話の再来、と言うのだろうか?

 その厄介さ、恐ろしさは身を芯から凍らせる。

 それでも、そうなっても、引けない自分がいた。

 馬鹿で頑固だと言われようと(ゆず)れない物がある。


「もう誰の故郷も奪わせない! 我、神威と成らん!」


 吠えよう、何度でも吠えよう。

 自分の心を鼓舞する為に、重くなった手足を前に進ませる為に。

 それが無謀とも思える神話の再演を演じる事に成ろうとも。

 

 この身が出せる最速で八岐大蛇の懐に駆け込んだ。

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