馬?熊?
そ・れ・に・し・て・も~
どんだけ長い一本道だよ!
景色、変わんねっ!
こんだけ果てしないと、実はこれだけの世界なんじゃ?って思えてきちゃうよ・・・
そしたら、さっきの親子はどっから来たんだ?てことになるから、きっと出口はあるって信じたい。
お!
なんか発見!
あれはぁ・・・。
うま・・?
馬か?
待て待て、焦るな。
後ろからは馬のように見えるけど、振り返ったら凄い凶悪な顔した未知の生物かもしんないし、ここは慎重に。
またまた森に隠れる。
ゆっくり近づきましょ。
痛っ!
枝が顔に・・・
枝が邪魔して動きづらいったらない。
あ、こっち振り返った!
うん、馬だね。間違いないよ。
余りに不自然にポツンといるから、きっとさっきの馬車を引いてた馬さんだねきっと。
初めての無害な生き物に、ちょっと感動。
あいつ、言葉とか話せたりしないかな?
人語を理解して、人語を話す馬って、ちょっと不気味・・・
てか、それじゃ既に馬とは呼べないか。
あ、逃げた!
待て、待て~!
お腹も喉の渇きも満たされてるから、全力で追っかちゃうぞ~!
ん?なんか出てきた。
・・・・・・クマ?
あ!
馬やられた!
てか、クマつよっ!
あんな、てい!って感じの一撃で、馬ほどの体重のある生き物が、あそこまで吹っ飛びますかね、普通・・・
あ、熊がこっち振り返った。
ふぇ~、この距離でも熊の迫力に引くわ~。
あ、立ち上がった。
ふぇ~、この距離でも熊のデカさに引くわ~。
あ!こっち来た!
何やってんだ、俺は。
さっさと隠れればよかったのに・・・
無理無理無理無理無理無理無理!
もう、あんな馬の一撃見ちゃったら、勝てる気しない。
「ひやぁぁぁーーーー!」
どうする、どうする!?
こんな一本道じゃ隠れるところなんてないし、森になんて逃げても、間違いなく追いつかれるし・・・
なんか使えそうなアイテムなかったかな!?
あ、もうあんなとこまで来てるっ!
どうする、どうする!?
死んだふり?
いやいや、こんな生死の境で、それに掛ける勇気なんてないよ・・・
どうする、どうする?
前後には障害物なしの一本道。
左右にはどこまでも広がる森。
・・・・・・・・・・・・・ッ!!!
上か!