神の視点で異世界ファンタジーを作ろう 地理と生態編
何故か需要もないのに続いてしまったシリーズ
ぼくをドラクエ的世界に転送したら1時間で死んでしまったので
神を何もないまっさらな世界に転送してみようと思う。
地理を先に考えると頭がおかしくなって死ぬので
まず、登場する生物の設定から考えようと思う。
やはり異世界ファンタジーのキモとなるのはモンスターの設定だと思う。
まず、ふつーの貧弱一般人はモンスターの餌である。
これが大前提で物語を作ってみよう
小さい農村をイメージしてみる
モンスターの視点ではこの小さい農村はどう見えるだろうか?
美味しそうな2本脚の羊がいっぱいいる餌場である。
日本人的メンタリティで形容するならばタダで焼肉食べ放題よ!
とどのつまり、モンスターに対する防衛能力が無ければ農村の維持は困難である。
大きな柵や防壁で村を囲えば一応獣類の脅威は退けられるかもしれない。
しかし、飛んでる怪物…オオガラスやキラービーのような化け物に対しては無力だろう
また、柵で囲ってしまえば農地の拡張も難しくなる。
う~ん?これ食糧事情はかなり困窮しそうだな?
もしくは人間の住める場所というのは非常に限られてくる事になるだろう
候補として挙げられるのであれば軍事力のある国の管理する土地付近の平野くらいだろうか(加えて脅威度の高いモンスターが付近に生息していないという条件付き)
戦闘民族的な小規模な部族であれば、森や山でも生活することは可能かもしれない。
次に水の事情について
大規模に農産物を作るのであれば、水は非常に重要な要素となるような気がする。
井戸が沸くとか魔法で水作るからこまけぇことはいいんだよ!ってのもあるのかもしれないが
魔法で安易に水を作らせるとパワーバランスが一気に崩壊するので慎重に考えたい。
個人的にはラスボス級魔法使いなら嵐起こしたりしてもいいけど一般貧弱魔法使いが雨降らしたりできたらまずい気がする。
水が安いのはあくまで日本の話であって、リアル世界の乾燥地帯では水は非常に貴重なもの
水がない所では作物は育たないし、砂漠化もすすみやすい。
大規模な農園なら水路引いてたりするだろうけど、中世ファンタジーで想定されるような一般貧弱農村ではそこまでのものを作ったりはできない気がする。
つまり、必然的に川や湖があるところに人が住みやすくなるのではないだろうか?
人は川辺や湖周辺に国と農地を作り、モンスターの脅威に備えて防壁を建造したりする。
森、山、乾燥地帯には人は住みにくいが、一部の戦闘民族は生息している。
逆にモンスターは未開拓の土地に跋扈しており、そこには何らかの生態系が出来ている。
これならそんなに矛盾がない気がする。
次にファンタジーには欠かせないドラゴンの生態について
簡単に言ってしまえば生態系の頂点だな!
そんな肉食で好き放題やれるモンスターがぽこじゃかぽこじゃか生まれるとしよう
間違いなく50年もしないうちに全世界が焦土と化す事になるだろう。
森や山に居るモンスター食い尽くしたら人里に降りてくるのは至極当然の話だからな!
人類は滅亡する!
必然的にドラゴンやそれに準ずる強者の個体数は少なくしないと世界が回らなくなる。
仮に大量にドラゴンが生まれたとするなら同族で共食いしてるという設定もアリかもしれんと思うこの頃
いずれにせよ、貧弱人間の住まう場とドラゴンの生息地帯の隔離は必須
貧弱一般2脚羊<草食モンスター<肉食モンスター<生態系の頂点モンスター
このくらいの構図は平野、森、山、洞窟辺りでは考えておきたい。
そうすることにより、常にモンスターの脅威に脅かされている人類の歴史を想像しやすくなる気がする。
多分きっとそう。
剣と魔法のファンタジー物でいう剣とモンスターの関係を整理していくと
鉱物資源の入手と金属製武器の精製技術に関する考慮も必要になってくる。
このへんはもう山のドワーフ先輩に任せてしまうのが手っ取り早い気がしないでもないが…
凶悪なモンスターの跋扈する世界で公害まみれの製鉄所や鉱山なんて建てられんの?って所が大きい。
むしろモンハンめいた世界観にし、モンスターの牙や爪を武器に加工する方がまだ現実的な気がする。
いずれにせよ、金属製の武器は非常に貴重品になると思われる。
これらを交易等で確保できる国は非常に大きな軍事力を持つ事も可能だろう。(帝国ポジ)
人の住みやすい土地とモンスターの生態については考えたので
次回は人類の技術発展と魔法の歴史について考えて見るか…
何時になったら中世ファンタジー作れるんですかねぇ…