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電気使いは今日もノリで生きる  作者: 歩海
第2章新人戦編
73/317

トーナメント発表(してません)

ブクマ評価ありがとうございます

励みになります。

これからも頑張ります

水無月二週目日曜日


僕は呼び出されてとある会議室に来た。まあ、ようはあれだ。新人戦の本線のトーナメントを決めるよってことで出場者はここに来るようにってことをサリア先輩から言われたのでここにきました。いやー誰か知り合いいるのかなって探してみたんだけどあれだ。ほとんどわからん。いやね、さすがに天衣とかサクヤとか関わりのある奴はわかるよ?でもほとんど誰?状態なんだけど。え?なんでそこ親しげに話しているの?来るタイミング違っていたよね、一緒に来ていないよねなんでそんなフレンドリーに話しているの。


はい、どうやらあれです。さっきからアレしか言ってないけど。ぼっちは僕だけのようです。みんな何か知らの交流を持っているみたいですね。うわあ場違い感半端ない。助けてクレア。


「はいでは、みなさん注目してください」


あ、サリア先輩。助けてください、本気で助けてください・・・。やっぱり目だけで訴えても無理か、残念。


「まずは本戦出場おめでとうございます。早速で悪いのですが、今からトーナメントを決めたいと思います。適当な順番で並んでください」


先輩、それはぼっちには辛い選択ですよ。一番最後確定じゃないですか。うわもう並んでいる人たちは並び始めているし


「はい、では・・・残っているところですね」


知ってますよ。僕は残りですよ。さあ、残り物には福があるとは言ったものだしきっとなんかいいことがあるよね。僕の番号は10番。本戦に勝ち上がってきたのは全部で32人。さっきから言っている通りトーナメントだから一発勝負。今更感強いけどルールは相手を倒せば勝ちそんだけ。あとはまあ、審判が止めに入ったら強制的に試合を終了させなければならない。予選の時は審判なんてものはいないけどさすがに本戦ならば洗うみたいだ。そして試合は土曜日と日曜日で確定。どうやらいろいろな国のお偉いさんが来るみたいだ。まあ背全ての学生が戦う交流戦の方に比べると規模というか来る人のランクは下がるみたいなんだけどね。


ちょっと話が逸れちゃったけども僕の相手は9番だな。えっと、9番は誰かな


9番 クスノキ


どうやら僕は夢を見ていたようだ。いや見せられていたってことかなさすが楠、『夢』スキルは伊達じゃないね。


・・・・・


違うよね?なにしれっと現実逃避をしようとしてたの僕。初戦からいきなりチートの塊と激突だなんて辛すぎるんだけど。てかあいつ普通に出場できたのかよ。僕よりももっと規制されるべき人でしょうが。あいつの現実を変える力とかもはや勝ち目ないからね。僕の攻撃が当たらない現実を見せられて終わるよ。はあ、これあれか。主人公の初戦にぶつかるのは少しだけちょっろっとだけでてきたキャラである僕ってことかよ。さすが主人公、あいつを軸に物語が回っているに違いない。


「紅くん、よろしくね」

「ああ、よろしく」


そしてこの対戦相手に話しかける余裕。はあ、一難去ってまた一難かよ。つーか確かにこの本戦はチート持ちと戦うかもしれないって思っていたけどさ、まさかの一発目から当たるかなんて誰が思うか!ま、まあ他にもいるから僕が知っている人で判断すれば31分の・・・5?ということは約8分の1か12%これは世にゆうソシャゲにおいてSRが出る確率と同じくらい?(諸説あり)もう少し高いと考えればあの・・・がはずれる確率が15%ってことを考えると、ありえるな。うん。85%は信用できないんだよ!


グダグダ言ってられないし、とにかくもう腹くくって情報を収集しないとね。したくないけど。別に正々堂々戦うのが好きってわけじゃなくて、単に面倒なだけ。そういえばまだ情報収集家的なタイプとは出会っていないな。誰か一人くらいそういう人がいてもおかしくないのに


一応勝った時のことを考えて張り出されたトーナメント表の確認でもしてみようか。もう戦う日程と日取り、順番は全て決まっているみたいだし。えっと・・・次に来そうなのは、多分一之瀬かな。そして次は・・・いいなぁあそこ転移者がいないっぽくて。だから誰も知らないからわからなないな。もうこれ以上は誰が勝ち上がってくるのかもうわからないけど・・・まあ天衣とか青目、サクヤあたりが妥当になるのかな。





「お、ミライおかえりー」

「なんでここにいるんですか」

「ねえいきなり酷くない?」


寮に戻ってきた僕を出迎えてくれたのがシオン先輩。いやあなたどうしてここにきているんですか。自分にギルドから出場者とかにないんですか


「クレアが負けちゃったしね〜他にもいるんだけどあんまり関わりない子だし」

「そういうものなんですね」


クレアの件については謝らない。あ、でも知り合いが少ないことを露呈させてしまったことに関しては謝罪するべきだろうか。


「いや僕は君と違って知り合い多いよ?」

「そういえばモテモテでしたねーは、これだからシオン先輩(リア充)はみんな外道で信用できないんだよ」

「さすがに偏見がすぎないかなー?てか今なんかリア充の言い方変じゃなかった?」


気のせいですよ、先輩。僕はセンパイノコトヲシンソコソンケイシテイマスカラ


「まあまあシオン、いいではないですか。今はミライの出場をお祝いするべきでは?」

「まあそうだけど」

「では改めまして、ミライ出場おめでとうございます。とてもおめでたいことですわ」

「ありがとうございます」


ほら、こんな風にちゃんと先輩には敬意を持っているでしょ。僕は先輩を尊敬するタイプですから


「まあいいよ。それに『領域』を大分使いこなせるようになってるみたいだなそれに・・・」

「その先はいまは言わなくてもよろしいのでは?」

「そうだね・・・」


何を言いかけたんだろう。ま、どうせシオン先輩のことだしたいしたことないんだろうだろうけどね。


「お、シオンお前も来てたのか!」

「それはグレン先輩にも言えますね」

「・・・みんな・・・今日は・・・帰って・・・うるさい」

「「なんで?」」


シェミン先輩の言葉はありがたいなぁ。すこし一人にさせてくれよ的なセンチメンタルは持ち合わせていないけれども


「・・・今日は・・・罰ゲームで・・・ミライは・・・買い物」


そういえばそんなこと約束してましたね。この罰ゲームっていうのは水曜日に行われている鬼ごっこでのことだ。こないだの鬼ごっこのさいにシェミン先輩に10回以上捕まったら罰ゲームとしてなにか一つ言うことを聞くってやつだ。よくあるやつで9回以下なら今度はなにか一つ言うこと聞くってやつだけど・・・まあ無理だよね。そして言われたのがシェミン先輩と一緒に買い物に行くってやつだ。そしてそれの実行日が今日っていう話だ


「ですが・・・その、ミライは学外に出られませんわよ?」

「え?」


なにそれ初耳。聞いていないんですけど


「新人戦出場者は期間中学外に出ることが禁じられていますわ。なんでも昔闇討ちされた人がいるんだとか」

「それ・・・わたし・・・」


そんなことあったの?というか先輩昔出場してたんですね


「・・・一応・・・優勝したよ・・・」


そして語られる新しい真実が!新しいことが多すぎてパンクしそうだよ


「あ、一応一昨年は僕が優勝したね〜」


そうですねー


「僕に対して扱いが酷くない?」

「まあシオンですから。仕方のないことですわ」

「そういうものなの?」


そういうものなんですよ。はあ、まじかよ。シェミン先輩も昔優勝したのね。これはまた負けられない理由が一つ追加されたかな。新人戦がんばろー

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