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#93 実家の話をしよう 1
ノスビーは運営の問いに、その目をしっかり見つめて答える。
「実家の妹に似てるんですよ、運営ちゃんって」
「妹?」
運営が首をかしげる。かわいい。
「うちの実家がトマト農家だって話は前にしましたよね」
「うん」
「僕、15人兄妹の6男なんですよ。上に兄5人と姉3人、下に弟1人と妹5人がいます」
「多すぎにゃり! どんだけビッグなダディにゃりか、どんだけー!」
ずっと寝てると思ってたベリリアが、驚きのあまりイスから飛び上がって叫んだ。
「……」
「……」
ノスビーと目が合う。
「……ぐー、ぐーにゃり」
「いいよ寝たフリしなくても。別に隠してるワケじゃないから」
ノスビーが怒ってないと知って、急にノリノリで聞いてきた。
「で、で、どうしてそんな兄妹ばっかり増えたにゃりか? お父さん避妊の仕方知らないにゃりか?」
「僕に聞かないでよ!」
顔を赤らめてノスビーが叫ぶ。両親のそんな話なんて知りたくもない。
「そうじゃなくて、今は妹の話をしてるんだよ」




