#86 混乱をしずめよう
命からがらダンジョンを脱出したノスビーたちが冒険者協会へ行くと、同じように逃げてきた冒険者たちで大混雑。
「あわわわわわ、皆さん落ち着いてくださあい」
モビィが懸命に落ち着かせようとしてるけど、チーターのせいでクエストをクリアできなかった怒りがそんな簡単におさまるはずがない。
「ふざけるなよ!」
「これが落ち着いてられるか!」
「責任者を出せ!」
次々に怒りを爆発させる冒険者たち。新人応援のイベントなのに新人がクリアできないんだから、そりゃ怒るのも無理ない。
暴動でも起きるんじゃないかってくらい険悪な空気の中で、アワアワしてるモビィの隣に運営が出現。
「運営ちゃん!」
ノスビーの声が届いたかどうかはわからないけど、運営はイスに乗って全体を見渡してからぺこりと頭を下げる。
「今回はご迷惑をおかけしてしまいよって、申し訳ないんよ」
「う……」
「かわいい」
初めて運営を見る新人冒険者たちは、幼女に頭を下げられたのにとまどって怒りを持続できない。
「ど、どうしましょう運営ちゃん」
まだアワアワしてるモビィが尋ねると、運営はイスに乗ったまま告げる。
「いったんイベントは中断して、緊急メンテナンスをやりよるけん」




